地図を手に入れろ!(奥庭~大沢崩れ)

富士の景色を眺めるならやっぱ晴天がいい!御中道の一番沢から顔を覗かせる伝助。
今日は、富士スバルラインの四合目、奥庭から大沢崩れへ向かう為、再び富士山へやってきています。
AM9:02 四合目 奥庭駐車場前 標高2200M

奥庭で朝の散歩を済ませた伝助、道路を渡って駐車場の対面側へ来ています。
リュックを背負って準備は万端!今日はここから御中道の地図を手に入れる為!2年ぶりに再び大沢崩れへと向かいます。
本日のコースです。
![3ouiLSZ0YUfi_ga1526898811_1526899082[1]](https://blog-imgs-77-origin.fc2.com/l/u/k/lukerio0918/20180521193948f97.jpg)
正規ルートは富士スバルライン五合目からの赤い線を辿った、2年前に歩いた水色のコースになります。
今日の目的は、大沢崩れのお助け小屋でのみ入手可能な御中道の地図を手に入れる為の登山になるので、
四合目の奥庭駐車場から工事用の道を使い、ヘリポートを経由して1時間ほど短縮してしまおう~という緑のルートです。
が・・・果たして・・・御中道制覇には絶対に欠かせない地図を手に入れることができるのでしょうか^^?

なんの目的の為にあるのか解りませんが、奥庭からヘリポートへ続く整備された緩やかな道を登ります。

富士の新緑に囲まれて~美しく歩きやすい緩やかな道です。

今日も去年の御殿場ルートからの富士山頂制覇に使ったでんちゅけリュックを背負っています。
両脇に600mlのペットボトルが一本ずつ入れてあり、御中道制覇へ向けての予行練習も兼ねて挑んでいます。

う~~ん、歩きやすくて良い道だ!前回は土砂崩れで思いのほか苦労した記憶があるけれど、
今日は一度通った道だし、案外すんなり行けるかもしれないぞ♪ムフフヾU*^ェ^*Uゝ

ヘリポート

奥庭から15分ほどでぺリポートへ出ました。

あるのは知っていましたが来るのは初めてです。
特に何か建物などがあるわけでもなく、恐らく救急搬送などの為に使われるのだと思われます。
救急車だと曲がりくねったスバルラインを、時間を掛けてゆっくり下っていかなければなりませんが、
ここからヘリで飛べば病院まで一直線ですから!まぁ~お世話にはなりたくないものです。。。

コンクリートで固められた道が富士山のほうへ続いています。

ん~大丈夫だろうな???ちゃんと御中道へ繋がっているんだろうな^^?

伝助が突然!嬉しそうに小走りになりました∑⊂*゜д゜*⊃!!

あ~・・・雪ねwそういえば日差しは暑いけれど、空気や風はまだまだ冷たいものね^^;

そしてあくまでも雪の上を歩きます。

そして道を塞ぐような形で、大きな岩が二つ並べて置いてあります。
私の記憶では、ここの右から御中道の山道へ入るのだと思いましたが、
前回あった「御中道」と彫ってある岩が無かったので通り過ぎてしまいます。。。

なんとなく後ろ髪を引かれる気持ちで歩きます。。。

ん~来た事があるような・・・

この景色・・・

あー!!道標が逆を指してる@@!やっぱりあそこだ!!通り過ぎたんだ∑⊂*゜д゜*⊃!!

通り過ぎたといってもほんのちょっとなのでw富士の景色が良いから気にしない♪

さっきの岩が二つ道を塞いでいたところへ戻り、大沢崩れへの道を発見しました^^
ここに「御中道」と刻んである岩があったはずなのですが・・・始めてだったら到底解るものではありませんでした。
盗まれたのでしょうか!?(笑)それとも何処かへ転がったのでしょうか!?(汗)何か理由があるのでしょうか???

ここからは森林の中へ入っていく感じなので、非常に解り難くなっています。更に「道ですよ~」のテープなどもありません、

段々道らしくなって

ん!?何かあるぞ!

ガーー∑⊂*゜д゜*⊃!!ーーン! 通行止め!!

どうりで森林へ入ってから、登山道に全く人の通った跡を感じなかったわけだ・・・
恐らく五合目からの正規ルートで行こうとしたなら解ったのかもしれないけれど・・・さて、どうするか・・・

雪の上に真新しい一人分の足跡があったので、とりあえず向かった人は居るみたいだし、
ダメなら引き返せばいいや!でwこのまま向かって見る事にしました。

ゴールデンウィークで富士山五合目までの道路は開通するのですが、

山開きは7月なので、まだまだ整備されていないのでしょうね、とりあえず私と伝助は歩き出します。






AM10:12 休憩

スタートから1時間10分、小さな沢を下って登ったところで給水と休憩を取ります。
恐らくもう半分以上は歩いたはずなのですが、表記などが無いのでまだまだ検討がつきませんw
この先には大きな沢が幾つかあったはずなので、そこを渡れるかどうかで進退の有無を判断しようと決めました。

休憩を終えて、歩き出して直ぐに道らしい道がなくなりました。

これか・・・土砂崩れは・・・
確か二年前に来た時もこんな感じで荒れていた・・・整備が追いついていないのだろうか・・・

この先には確か崖があったはず・・・そこで判断するか・・・

大地がずれたのか・・・

溶け出した積雪で押し倒されたのか・・・

とにかく二年前よりも斜めってます∑⊂*゜д゜*⊃!!

なんとか持ち堪えている道に出るとホッとしますヽU*´д`*Uノ

今日は天気も良いので~

見下ろす麓の景色も綺麗♪

そして二年前同様に道は途切れる。。。以前より酷くなってるし。。。

二年前は立ち往生した挙句、知らずに上へ行って苦労しましたが、確かこの下に迂回路があったはず。。。

道があれば行ける!私と伝助は迂回路を目指し下へ

土嚢が崩れていましたがありました!!

伝助は覚えているかのように軽やかに下っていきます^^

さすが伝助!この程度では全く臆しません!

道らしい道があれば!それは俺達の道♪

この崖崩れのような大きな沢を越えた後にまた直ぐ大きな沢があったはず・・・

仏石流し

ここも以前は迂回路を知らず、崖を滑り降りるように渡ったのだと思いますが、
今回は、下に迂回路があると記憶していたので直ぐに道らしい道を見付ける事が出来ました。

しかし砂流の被った危うい道、私はここで滑って転びそうになり、カメラを落っことしてしまいましたヽU*´д`*Uノ
幸いカメラが無事で良かったです^^;

富士山は固い岩盤の土台の上に溶岩石が降り積もって出来ているので、
表面は非常に荒れやすく崩れやすいのです。。。ここも以前よりも浸食が進んでいました。
大き過ぎて遠くからでは解りませんが、こうして歩いてみると物凄い勢いで崩れているのが解ります。

そしてこうして迂回路がどんどん増えていくわけです。

以前はハイキング気分でルンルン♪とスニーカーでも歩けたらしいですが、

こうして新しい迂回路が増える度に上り下りも増えるわけですから、

登山靴は必修です!スニーカーなどでは岩や剥き出しの木の根などに、足をぶつけて痛めて怪我をしてしまいます。

迂回路を登りきってみれば・・・うほほ@@;今度は木々が薙ぎ倒されて道に覆い被さっていますヽU*´д`*Uノ

う~~ん流石富士山!次から次へと試練を与えてくれます。

一番沢 標高2409M

これまでは溶岩石の覆った沢越えでしたが、ここは岩剥き出しの絶壁の沢渡りとなります。

ここは狭いし硬い岩で段差もあり、リュックを背負って重しの乗った伝助にはちょっと負担が大きいようでした。
リュックには取っ手が付いているので、そこを掴んで渡らせましたが・・・ちょっと危険ですね。。。

AM10:42 一番沢を無事通過、渡りきって安心の伝助♪

ここまで1時間40分、道が悪くなって迂回路が増えた分、思った以上に時間が掛かってしまっています。

一番沢を越えた辺りから一方的な下りになっていきます。大沢崩れが近い証拠です。

登って下っての繰り返し

今日は伝助のリュックを何度も何度も調整しなおし直しました。

そしてまた沢

これは二番沢だったかな?

ここは岩がゴロゴロ転がっている沢のようです。

ん~富士山頂を目指してのリュックは、ほぼずっと上を向いて登っているので安定しているのですが、

こうしたアップダウンの繰り返しには不向きのようでした。下を向くたびにリュックが水の重みで頭に覆い被さってしまう。

一般人が歩く為に開放されている御中道は、全体の4分の1程度にあたるこの正規ルートだけなのですが、

その正規ルートでこの荒れようでは、
伝助に正直リュックを背負わせて、御中道を一周するのはかなり負担が大きく危険かもしれません、

もっとしっかりした別の物を用意するか・・・いや・・・安全策で身軽にしてやった方が良いかもしれない・・・
そうなると水が・・・何か別の方法を考える必要がありそうだ・・・ などなど、色んな事を考えながら歩いていました。

今度はゴロゴロ岩に苔がビッシリの沢を渡りました。

この苔地帯に入ったら~大沢崩れはもう直ぐですヾU*^ェ^*Uゝ

お!何か見えてきましたよ!

AM11:10 大沢休泊所(お助け小屋)到着 標高2317M

スタートの奥庭から2時間8分、大沢崩れ手前の休泊所に到着しましたヾU*^ェ^*Uゝ
前回始めて来た時には、スバルライン五合目から道を探したり悪戦苦闘して4時間も掛かったと考えると、
今回は2度目だし、迂回路も大体見当が付いたので、比較的良いタイムではないでしょうか?

さ、少し休憩をしてから大沢崩れを目指しましょうか^^

昔は橋が架かっていて歩いて渡れたらしい大沢崩れ・・・それでも昭和初期の話で私の生まれるずっと前の話しw

さ~目的の地図を手に入れましょう~♪・・・あれ!?無い!地図が無い!それどころか何にも無い∑⊂*゜д゜*⊃!!

![yjimage[5]](https://blog-imgs-77-origin.fc2.com/l/u/k/lukerio0918/20180521210151b56.jpg)
本来ここにはこんな感じで色々貼り出されている中で、ここでしか手に入らない御中道の地図があったはずであったが!
前回来た時にもちゃんとあったのに・・・無い!∑⊂*゜д゜*⊃!! (画像は拝借)

今はこんな感じで何もないヽU*´д`*Uノあ~あぁ・・・
そっか、閉鎖中だもんな・・・本来は来てはいけないんだ・・・あるわけない・・・来るのが早すぎたんだ;;
折角だから、地図の入手から自分達の力で!なんて思っていましたが、全て思うように行かないのが人生、
中々ドラマチックにはいきませんね^^;
御中道の地図

今の時代、調べれば簡単にネットで幾つも手に入ってしまうので、
当然私も御中道制覇を目標に掲げたあたりから色々検索し、何種類もの地図を既に入手して攻略法を模索中です。
本来こういった登山は、登山仲間や経験者の先導の下でより安全重視で行うものですが、
うちはあくまでも人ひとりと犬一匹なのでw私の立てた作戦と伝助の気転と体力勝負となります。
富士三柱神社

休泊所の直ぐ右手に神社があります。
古い昭和初期の記帳があり、信者がお参りした記憶が神社に染み付いているそうです。
本来御中道はこの神社へ参拝した後スタートとなるようです。

この神社の石垣の右側から下へと続く細い山道があり、私と伝助はお参りを済ませ大沢崩れへと向かいます。

休泊所までリュックを背負ってペットボトル2本を運んで来た伝助♪
大沢崩れまでは更に狭く細く急な山道なので、安全の為に外して下りていきます。
ここまでご苦労さんでしたヾU*^ェ^*Uゝ御中道にワンコリュックは不向きだという事は解りました。

AM11:32 大沢崩れ 到着

スタートの四合目奥庭から2時間20分、大沢崩れへと到着しました。休泊所からは直ぐです。
これが富士山最大の土砂崩れ「大沢崩れ」です!幅は500M深さは150Mもあるそうです∑⊂*゜д゜*⊃!!
前回訪れた時は雲っていたし、初めてで迷ったりして疲れ果てていて気持ちにも全く余裕がありませんでしたが、
今日は晴天で、ある程度覚悟の上の想定内だったので、幾分気持ちに余裕を持って眺める事が出来ました。
ー つづく -

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この記事へのコメント
リュックの重みでやっぱり若干負担が掛かっているようでした。
帰りは身軽にしてやったらピョンピョン軽快に歩いていましたよ^^
ザイルももちろん考えています。
どちらかというと、滑ったり転んだりしているのは私の方なので(笑)
事故が起こるとしたら私の滑落に伝助を巻き込みそうです(汗)
本番にはより安全な道を探っていきたいと思います。
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URL :
- よっしー - 2018年05月22日 21:12:52
さすがの伝ちゃんも躊躇してましたね
もしもの滑落を考えると伝助君をザリルで繋いだ方が安心ですね
ザイルと同じ素材のリードも販売されているので次回は検討してみてください(ᵔᴥᵔ)