リオと歩いたあの道を(弁当場~水ヶ塚公園)

朝焼けを浴びて嬉しそうな顔してる伝助君♪ 今日は、富士山へやってきていますよヾU*^ェ^*Uゝ
AM6:30 弁当場 (標高1010M)

昨夜は久々にルークの夢を見ました。どんな夢だったかは忘れてしまっていたけれど・・・
なんとなくルークが会いたがってるんだ!そう感じた私は伝助を連れて水ヶ塚公園を目指しました。
ところが!本栖湖方面から水ヶ塚公園へ続くスカイラインは、雪解け水による土砂崩れで通行止め∑⊂*゜д゜*⊃!!
水ヶ塚公園へ行くには富士山を反対側まで迂回しなくてはならなくなり、
特に今日の予定をはっきりと決めていなかった私は、急遽!以前リオさんと登った水ヶ塚公園へ続く登山道を思い出し、
車で行けないのなら!歩いて行ってやる!と意気込んで「弁当場」へやってきたのでありましたヽU*´д`*Uノ

あまり知られていない富士山の名水。弁当場のお地蔵さんに今日の登山の無事を祈って鉄の橋を渡ります。
伝助はやっぱりこういった人工の物は苦手でwちょっと腰が引けて情けなく渡っていました。

本日のコースです。

今居るところが「弁当場」位置でいうと富士サファリパークのちょっと上辺り、
伝助が生まれる前、リオと私で富士登山を麓から再会した時に登ったコースです。
あれから・・・もう6年半も経つのだな~・・・

さ~スタートですヾU*^ェ^*Uゝ

始めは谷底の苔の道を歩くような感じになります。

しかしまぁ~通行止めでも、歩いて登る術を知っているのだから私も成長したものですw

水路沿いをほぼ平坦に歩いていくと登りになります。

斜面をグイッと上がると~

日の差し込む広く緩やかな登山道へ出ました。


朝焼けを浴びながら~水ヶ塚公園を目指して登って行きます。





人が歩いた痕跡が全く無いwなんとなく「道?」らしいところを歩いていきます。


この登山道は、上の「水ヶ塚水源」なる場所から汲み出した水を、麓の集落に供給するための水道管が通っています。
伝助の右下に露出した黒い水道管が見えます。

今度は沢渡り、丸太の階段は朽ちて崩れてしまっていました。

伝助は器用にズルズルと滑って下っていきました。

振り返って私が下りてくるのを待っています。

また水道管が露出して見えています。。。今も使われているんだろうか?



ん!何か見えてきましたよヾU*・ェ・*Uゝ

AM7:20 フジパラ平 標高1160M 到着

急に辺りが「パッ」と開けて、小さい池のような場所に出ます。なんかとても懐かしい気持ちが蘇りました。

一見天然の池や湖にも見えますが、ここは上にある遊園地の溜め池なんだってw以前調べた事があります^^;

秋だったら山が赤く染まって綺麗だったろうけど、今は一番色が無い時期だからちょっと残念かな^^;

さ~富士山への道を進みますよ~




お?もしかしたら今日は珍しく雲一つ無い綺麗な富士山を拝めるかも!?

正規ルートがロープで塞がれ、階段で迂回路が作ってありました。土砂崩れでもあったのかな?


AM7:40 調整地 ダム 到着

フジパラ平から20分ほど、ダムみたいなところへ到着しました。
この上にはゴルフ場があり、その為に遮られてしまった山水の流れを調整しているようなところです。

ダムを渡って上へ上がります。


おお!森を抜けてダムを上がると!!今日はピーカンだ!!雲も霧も全く無い綺麗な富士山が見えました!!

左には遊園地の観覧車が見えました。

目の前にはゴルフ場、しかし私と伝助は人の歩いた痕跡もほとんど無い登山道を行きます。

ここは雪解け水で出来た沢の中を歩きます。
私も色んなところを歩いてきましたが、沢を横切るのではなく、中を歩いていく登山道はここだけですねw

沢から上がって比較的新しめの丸太階段がありますが・・・はて?前に来た時はあったかな??

ゴルフ場の脇をグルリと抜けていく感じになります。

ん~・・・

ゴルフ場を抜けた辺りで道らしい道が見当たらなくなりました。
周囲はみんな同じような景色で、何処も道に見えるし落ち葉で似通っていて目印も無い・・・

嫌な予感がしたので一度ゴルフ場の近くまで戻ってみると・・・対岸の木に赤いテープが巻いてあるのを見つけました!

はい、沢の対岸側へ渡ってきました。確かに赤いテープが撒いてある。これは道ですよ!という印です。

正規ルートに何かあってこちらに変更になったのでしょう。元々人のあまり通らない登山道なので全く道らしくありませんw

ここは凄く臭いますw足元が鹿の分だらけ!ものすごい量でwきっと鹿の集会場のような場所なのでしょう。

しかし・・・全く道らしい感じがしません、

本当にこれであっているのでしょうか?この道は水ヶ塚公園へと続いているのでしょうか??

しかし、赤いテープが撒いてある以上間違いないはずなんだよな~この沢は水ヶ塚水源まで続いているはず・・・

なんだかちょっと不安な気持ちを抱えながら歩いていると、不意に伝助が沢を渡って勝手に左へ行ってしまいます。

すると・・・あれ!?なんか見たことあるような感じの道へ出ました!!

おお!水道管がある!間違いない!こちらが正規ルートだ!!でかした伝助!!ヾU*^ェ^*Uゝ

しかしどうやって解ったんだ!?ここは伝助初めてなのに∑⊂*゜д゜*⊃!!
なにか私の不安な気持ちを感じてか?微かな人の匂いでも察知したのか!?
伝助は真っ暗闇でも飼い主を正しい方向へと導く・・・守られているんだな~と感じた瞬間でした。

それともリオさんが導いてくれたのかな?共同作業かな?なんにしても頼りない飼い主である。

道標も発見!長く人の通った形跡の無い登山道で「ホッ」と出来る瞬間である。

伝助さすがである!こんな間の抜けた顔しているのに・・・(笑)

そしてまたずっと先へ行き、戻って来てを繰り返し、

私が追いつくのをヘラヘラしながら待っている。



ずっと続いている沢はあれからドンドン深くなり高くなり、あの時渡っていなかったら今頃大変だったヽU*´д`*Uノ


ん!なにか建造物が見えてきました。水ヶ塚水源は近いようです。


AM8:35 水ヶ塚水源 到着 (標高1410M)

スタートの弁当場から2時間5分、麓の集落へ水を送っている水ヶ塚水源へ到着しました。
あの小屋の中にポンプがあり水を汲み出しています。リオと来た時はコットンコットン動いている音がしていましたが、
今は止まっているようです。冬期休暇中かな??

後ろの岩々から雪解け水が染み出してチョロチョロと音色を奏でています。
富士の天然水がここへ集まって地下へ流れているのかな?

相当古いものですね、

戦後の石碑のように、活字とカタカナ字で何か彫って書いてあります。

さ~先へ進みましょう~

最近伝助は車に乗ると雪山♪って感じだったのでw今日もそんなつもりでいたのでしょう^^;

残念ながら今日は雪はありませんでした。

道が広く緩やかになり、ゴールが近いのを感じます。

お!日陰に雪発見♪


また発見!水ヶ塚公園は標高1500Mあたりなので、ここまで来ると雪がまだ残っているのですね~
ちなみに麓の気温は24度くらいあって、今住んでいる信州を中心に考えると何処へ行っても暑いですw
諏訪はまだ深夜から明け方は1度とかですから^^;

スカイラインへ出ましたヾU*^ェ^*Uゝちょっと左へ行くと「水ヶ塚公園」

AM8:50 水ヶ塚公園 到着 (標高1450M)

スタートから2時間20分、水ヶ塚公園へ到着しました。ヾU*^ェ^*Uゝさ~ルークとリオに会いに行くぞ~

腰切塚展望台 (標高1496M)

雲一つ霧も一切掛からないピーカンの富士山♪何度も訪れていますが中々お目にかかれるものではありません!!
きっと今日はルークとリオさんがこれを見せたかったのかもしれません!!やった~着てよかった~ヾU*^ェ^*Uゝ
展望台の回りも良く草刈がされていて、綺麗に手が入っているという感じでした。
定期的に人が訪れているという証拠ですね!これなら寂しくないね!景色は最高だし♪
しばらくここで休憩を取った後、ルークとリオとで登った記憶を懐かしみ、下山の用意へと入ります。

その頃でんちゅけくんは、展望台裏の腰切塚噴火口跡に雪を見つけてwはしゃぎ回っていましたヽU*´д`*Uノ

水ヶ塚公園の広場まで降りてきました。
ここでボール遊びを要求する伝助。。。今日はボールもってきてないよ!ヽU*´д`*Uノ
伝助にとって、登山は仕事でw到着場所が遊ぶ所!?のようです。いったいコイツの体力はどうなっているんでしょうかw

リオと登った時には、横の有料道路から歩いて弁当場まで下って行ったのですが、
今日もそうする予定だったのですが、看板を良く見ると「自動車専用道路歩行禁止」の立て札が・・・@@!
ゲゲゲ!!前回は見落として知らずに下ってしまったんだな∑⊂*゜д゜*⊃!!
危ない危ない!!気付いてしまったので仕方が無い・・・大人しく来た道を戻るか^^;
自動車専用道路を歩いていて轢かれても文句言えないからねw

AM9:45 下山開始

水ヶ塚水源地を通過~
登ってきた時より気温が上がったので流れる水量が増えていました。

さ~下るぞ~

下りとなると速い飼い主w

それに合わせて伝助の行ったり来たりもペースアップ

「僕の下見も大変なんです」って感じでしょうか?^^;

時折立ち止まっては、何かを見つめている伝助、何を見ているんでしょうね?

さ~ズンズン下っていきますよ~


来た時にゴルフ場の先で見失った正規ルートを発見しました。
な~んだ!迂回しなくてもちゃんと道があったんじゃん!!こっちにテープを貼ってくれよと・・・w

そしてまた谷底の沢を歩き~

ゴルフ場をぐるりと回って~

ダムの上から観覧車を眺め~

ダムを通過~

正規ルート通行止めの迂回路を登って~

AM10:35 フジパラ平 通過

下山開始から50分、フジパラ平まで下ってきましたヾU*^ェ^*Uゝここまで来るとホッとした感じになります。

気が付いたら伝助と私の付き合いも今日で丸6年になります。

それと同時に伝助の登山暦も7年目へと突入です。

若さと力と勢いだけで登っていた頃とは随分と変わった気がします。

周囲と道筋を良く見て観察して、自分の歩き易いところをちゃんと模索しています。嘗てのリオさんのように。

私の視界のギリギリの範囲まで探索し、何かあれば立ち止まったり戻ってきたりして私の指示を仰ぎます。

そして、飼い主の不安や様子を感じ取って自らが道を探し出す力これだけは伝助特有の物ですね~

現に何度も窮地を救われているし、そんな時「やっぱり守られているんだな~」と深く感じます。

そして最近解ってきたのですが、驚くべきは伝助の蹴り足!後ろ足なんです。

普通後ろ足なんて後からちょこまか着いて歩いているものなのですが、

伝助の後ろ足は、前足のようにちゃんと開いてしっかりと肉球と爪で台地や岩を掴んで蹴っているんです。

幼い頃より山歩きをしてきた経験からかそうなったのか?元々犬の山岳で暮らしていた野生が自然と目覚めたのか?
いやはや、もはやリオ大先生を越えましたな^^ルークには無かった柔らかく柔軟性ある手足と体も持っているし、
AM11:05 弁当場 到着

下山開始から1時間20分、スタートの弁当場まで戻ってきましたヾU*^ェ^*Uゝ
終わってみればトータル4時間35分のロングランでしたヽU*´д`*Uノふい~疲れた~
思わぬ通行止めから進路変更して、歩いて水ヶ塚公園を目指した登山も無事に終わりました。
約6年半前、伝助の生まれる2ヶ月前、リオと麓から富士山頂を目指した思い出の道、あの時は秋だったんだな~
これで伝助も、後は須山浅間神社から弁当場まで登れば、富士山を麓から天辺まで登った事になるな!
御中道が終わったら登ってみるか!リオさんの足跡を辿って^^
リオさんの記事はこちら⇒小さな秋を感じながら 弁当場から須山口登山歩道 三度目の挑戦!

にほんブログ村
この記事へのコメント
伝助は体力ありすぎなんです^^;
その後も広場を見つけては車の中から鼻を鳴らしてボール遊びの催促ばかり、
ガイドの仕事があったら本当に適任かもしれません^^
いつみても立派なでんちゅけ~。
今回、いぬまるさんも立派。
この日記を編集されるのにどのくらい時間がかかったのでしょう?
どの位時間が掛かるのでしょう?^^;
あまり考えた筝もありませんでしたがヽU*´д`*Uノ
まず帰ってPCにデジカメの画像を落とします。
次に動画をアップしておきます。
沢山撮った画像の中から良さそうな物を選んでPCのトップに並べます。
ブログに画像を取り込みながらその日の事を綴りながら書いていくのですが・・・
恐らく登山した時間と同じくらい時間が掛かっていると思います^^;
今日も一冊の本になるほどの
素敵なそしてボリュームのあるお話でした
山登りまったく初心者なので
赤い紐が道を示すとは知らなかったです
当たり前なのですが遊園地の裏山あたりから
もう富士山の裾野なんですね⤴︎
道なき道…谷の中を歩くふたり
伝助くんも飼い主さんの心を読んで動いてるみたいですね
ソラは運動をしませんがオヤツのことや近所のお散歩など私が心に思ったときに…動きます
あれ?どーしてわかった?と不思議でした
もしかして心読めるの?って思ってました笑
実際のところはどうだか分かりませんが…
そーいうのもいいかなって思ってます
0合目からの富士山の天辺へ繋がる
すごいな⤴︎伝助くん
返信遅くなりました^^;
そうです!赤紐が道ですよ~という印なんです。
知らないと「危険地帯」などと勘違いしそうですよねw
登り始めの「弁当場」が既に1010Mですから~
富士山の大きさは計り知れないですよね。
Soraちゃんも、いつも飼い主を見続けているので、
犬は人の表情に非常に敏感なのは分かります。
動揺なんかもよく伝わるみたいで面白いですよね、
後は麓の須山浅間神社から今日の弁当場まで登れば、
伝助も富士山を下から天辺まで登った事になります。
大した道ではないので、伝助の老後に取っておこうかな^^;
トラックバック
URL :
- ひろ - 2018年04月10日 13:10:43
伝助くん、体力あるし登山ガイドを任せられそうですね~♪