AM5:00 水ヶ塚公園上 須山登山歩道入口
水ヶ塚公園で軽くウォーミングアップとトイレを済ませ、須山口登山歩道入口へとやってきました。
左 リオ 9歳10ヶ月 右 伝助 生後7ヶ月AM5:00 現在気温15℃ ワンコの吐く息は白く、人にはちょっと肌寒いくらいの気候ですが、
日中は35℃まで上がる予報です。
このまま涼しく楽しく目標を達成して無事に下山出来るのか!?
はたまた日の出と共に炎天下に晒されてw灼熱地獄へと追いやられるのか!?
晴天の真夏の登山は初めてだけに、全く未知な展開ですヽU*´д`*Uノ

リードを放すと同時に、まず伝助が一目散に駆け出します!!
リオは何度も着ているので、後からのほほんと着いて来ますw
伝助は、全く未知の場所へ突然連れて来られwとりあえずココを行くんだな!!みたいな感じですw
今日のコースです。
水ヶ塚公園駐車場から~須山上り一合五勺を経て~休憩所を横切り~幕岩へ到着後
~須山御胎内上まで一気に下り~水ヶ塚公園までのんびり歩く計画です。
時間的に2時間半~3時間コースといったところでしょうか?
今は涼しいですが、日の昇り具合と日差しの射し込み次第で、
どう気温が上がって行くのかは、初めてだけに全く予想がつきませんw
まぁ~犬達の様子をみて、危機を感じたら迷わず引き返すつもりで挑みます。
なんたって真夏!!ですから^^;

まずは須山上り一合五勺まで軽い上りです。
ニコニコマーキングをしながらw生後7ヶ月のゴールデン!伝助が訳も解らず先頭を行きますw
2番目飼い主いぬまる。そのちょっと後ろからベテラン登山犬リオがノソノソ様子を伺います。
考えてみれば、リオは飼い主が始めて富士山を登る時から、ずっと一所に歩いてきたのです。
つまり、私が歩んで来た道は、リオはぜ~~んぶ知っているのですw
リオが道を覚えていてくれたお陰で、迷わず下山出来た事もありましたw
頼りになります!リオ先生!!ヾU*^ェ^*Uゝ

空は徐々に明るさを増していますが、流石に早朝の森の中は薄暗かったです。
それでも鳥達の賑やかな合唱が永遠と鳴り響き渡り、寂しい感じは全くしませんでした。

やはり富士山ですから、登るに連れてゴツゴツした岩も飛び出します。
それでも伝助は、油壺の海の岩場渡りの経験からか?足元を選んでゆっくり慎重に上っているようです^^
意外と慎重派の伝助 ルークとリオが初めて富士山へ来た時は、道から外れて右へ左へ順応無尽に駆け回り、
見ていてヒヤヒヤしたものですがwどっこい伝助!!前回のズッコケで痛い思いをしたり、
海の岩場に嵌ったり滑って転んだりした経験からか?ちゃんと足元を選んで歩いているようです!
少なからず、僅かな経験が役に立っているようです。
飼い主との距離を確認しながら、まだまだ先頭を行きます!ヾU*・ェ・*Uゝ

自分の背丈ほどの段差に直面して、伝助が足を止めて躊躇していました。
すると横からリオがスススーとやってきて、ヒョイッと飛んで越えていきました。
伝助もそれを見て、ヒョイッ!と飛んで行きました!!
師弟愛の瞬間です!!アホな飼い主はそんな瞬間にとっても感激を覚えるのでした(爆)
AM5:30 須山上り一合五勺
上り初めて30分、須山上り一合五勺までやってきました。
ここから右へ進路を取り、しばらくゆるりと横へ歩く登山となります。

横へ歩く登山は、景色を見ながらのんびりと♪楽です!楽しいです!ヾU*^∞^*Uゝ
まるで森のお散歩のようです。まだまだ伝助は先頭を譲りません!w
その後ろから、リオが見守るように着いて行きます。

時折見える木にぶら下がっている赤いリボン、あれは「ここは道ですよ」という印だそうです。
もっとうっそうとした場所などでは、時に道筋を見失いがちになる事もあるのですが、
そんな時、あのリボンを見つけるとホッと安堵感に包まれる事があります。
2008.4.14 同じ場所
ドキッとする場面がありました。
それは調子に乗って伝助が一足先へ進み、主人が追いつくのを待っている瞬間でした。
当時はリオが先頭を歩き、ルークが後ろから見守るように歩いていたのですが・・・
何か阿吽の呼吸みたいなものがあるのでしょうか!?
先頭が躊躇すると見守り役がさっきのようにスススーと前へ出て、
事無きを得ると、また後ろへと下がるのですw
もちろん!二匹が躊躇した時は!!飼い主が道を示しwまたは抱えて乗り越えて行くのですがヾU*・ェ・*Uゝ

無邪気な伝助が行き過ぎると、
リオが後ろから「うー」とか「ぷー」とか言って振り向かせて距離を確認させるのです!
凄い!と思いました∑⊂*゜д゜*⊃!!先住犬恐るべし!!です!!!
昔リオがチビだった頃・・・
多摩川の土手を無心に駆け上がり、飼い主の制止も耳に入らず土手を越えようとした時、
ルークが「ウォン!!」と一吠えしてリオに気付かせた事があったのですが!!
夢中になると犬も人も同じで、耳に入らない事もあるのですねぇ~

リオが止めた後、ようやく飼い主の「マテ」の言葉が届いたらしくw
リオと一所にその場で待っていましたヾU*・ェ・*Uゝうむ!良い仔じゃ!!

「よし!行くぞ~」の合図で再び歩みを進めます。
AM5:46 休憩所 (通称掘っ立て小屋) 到着。
須山上り一合五勺から約16分、休憩所までやってきました。
以前は水ヶ塚ハイキングコースの地図は此処にしか無かった奇矯な場所だったのですが、
ここも綺麗な新しい地図に張り替えられていました。
しかし!ここでハプニングです!!
新しい地図を数分マジマジと眺め、写真の地図の画像を撮っていたのですが・・・
なんだか後ろでリオがそわそわピーピーうるさいので振り返ると・・・
ガーー∑⊂*゜д゜*⊃!!ーーン
でんちゅけがあああああ!!
いなああああああああい!!!!! まず近くに居る気配が無い!!
私は焦りました@@!呼んでも全く何の返りも無い@@!
深い森が声も物音もシーンと静かに包んでしまいますヽU*´д`*Uノ
↑これ、非常に重要なことです。
よく、森で逸れて仲間を見失って遭難してしまうというのは、これにあります。
そんなに遠くまで逸れたはずはないのに!?と思うのですが、
丘の上では「ヤッホー」と言えばコダマがかえりますが、
深い森の中では、声や物音は直ぐに掻き消されてしまうのですヽU*´д`*Uノ
訓練された猟犬ですら、深い森では飼い主と逸れてしまう事もあるのです。
もし!でんちゅけが!!鹿やウサギを無心になって追いかけたとしていたら!!!
・・・と心配して冷や汗を掻いていると・・・でんちゅけは息を切らせて何処からか突然駆け戻ってきましたw
帰巣帰り 実は伝助にはこの癖があります。来た道を勝手に戻っているのです。。。
それは多摩川の河川敷などでもたま~にありました。
何故か突然来た道を一目散に駆け戻り、点になるほど小さくなってからこちらをしばらく見つめた後、
また息を切らせて全力疾走で駆け戻ってくるのです。。。
確か故ルークもあったような気がするのですが、それでも問題だったり気になるほどではありませんでした。
しかし、点になるほど駆け戻る仔は伝助が初めてです。まさか!ここでやられるとはヽU*´д`*Uノ
犬、動物なら皆持っている行動らしいのですが・・・
多摩川の見晴らしの良い河川敷なら少しぐらい遠くへ放れても見失う事はありませんが、
それに、富士山の入り組んだ登山道で、来た道をそのまま戻るとは限らないし、
今後、伝助の躾の一番の課題になりそうですヽU*´д`*Uノ
でも~戻ってきてよかったぁーU*´д`AUほっw

「めっ!」と軽く喝を入れた後、幕岩へ歩みを進めます。

日が高くなってきたのか、朝日の光りが木々の緑を美しく照らし出します。

綺麗だ~まるで光りのトンネルの中を歩いているみたい、
幕岩は水ヶ塚公園から東にあるので、森の中を朝日へ向かって歩いているのだなぁ~

いや~これは生で見たら!!きっと誰もが「わ~」と声を上げるでしょうか??
不安も沢山あったけど、私はこれを見れただけで今日は最高の登山だった~と言いたくなる景色です!!
デジカメの画像では伝わりませんが、頭の上が虹になっているんです!!
あの~なんていうか!あれです!!天国へ続く虹の階段というか~架け橋というか~!!!
ん~~~とにかく凄かったんです!!U*`д´*Uノ"ぉぅぉぅ!!
光りのトンネルと頭の上の虹は短い時間で消えてしまいましたヽU*´д`*Uノ
あの不思議な一瞬は、なにか絶妙なタイミングと角度?天候などが関係していたのかなぁ~???
もう少しあの場所に居れば良かったかな~なんてw振り返ったりしてみますU*´д`*U。。。
リオと伝助の体にも!!ふんわりと虹色のオーラが架っていたんですよー!!!(写ってないし)

不思議な感覚を抜けて・・・普通の森になっちゃいましたヽU*´д`*Uノあははw
AM6:00 須山下り一合五勺 到着
休憩所から約14分、須山下り一合五勺へやってきました。
ここから幕岩まで一端心臓破りのような斜面を登らなくてはなりませんヽU*´д`*Uノ
斜面を前に、ここで給水タイムです!!

今日はリュックに、リオと伝助ように2ℓの水2本と、ポカリスエット500ml1本、
おやつの缶詰と・・・それからご飯の器などなどを持ってきましたヾU*・ェ・*Uゝ
それでもほとんど汗も掻かずに上ってきたので、きっと真夏とは思えないほど此処は涼しいのでしょう♪
でんちゅけとリオも!沢山水を補給して!!まだまだ元気一杯です!!よーし!上るぞ~幕岩!!!

幕岩まで10分と軽く記されていますが・・・その10分が曲者の急こうばいを上りますw

方向が定まると、まだまだ伝助が先頭を行きます!!

距離は短いですが・・・写真を撮る気力も無くなる傾斜なのでw
省略して到着です!(爆)ここから右へ、砂流へ下ると幕岩です。

上がった分だけ斜面を下る・・・ここから一気に幕岩です。

ここまでずっと上りで伝助が先頭を歩いてきましたが、
今日始めての下りに躊躇して立ち止まりました。
先頭が躊躇すると先導するのが見守り役のリオ!!
スススーと抜けて、伝助を引き連れて下っていきます。
伝助はリオ先生の手解きを受けて、後ろから真似をしながら下っていきます。
見守り役が足元をためらった時、大御所!!飼い主様が誘導します!!!(爆)
では、その下りを一部始終!!動画に収めましたのでw
そのコンビネーションをお楽しみください!!ヾU*^∞^*Uゝプクッ
伝!リオ!!いぬまる!!!
コンビネーション崖下り!!!! 注)目が回るかもしれませんw
ふ~。。。カメラ片手に下った飼い主が一番凄い!!なんて思った人は・・・いないかな。。。
それでも数年前、ルークとリオで始めて来た時は、丸木の足場なんて一つも無くw
ただの泥の崖にロープが繋がっているだけの滑り台みたいな所だったんです(爆)
帰りに登る事をためらって道に迷ったほどだったのですから^^;
AM6:15 幕岩 到着!!
幕岩 (案内より)
富士山の噴火で流れ出した溶岩やスコリアの積み重なりからできています。
幕岩の最下部は約1万年前に遠く三島まで流れ下った溶岩、
最上部は1707年に起きた宝永噴火のスコリアです。
ここでは富士山の1万年に及ぶ生い立ちの一端を楽しむ事ができます。 だそうですU*・д・*Uy--~゜゜゜
スコリア(scoria)とは、火山噴出物の一種で、塊状で多孔質のもののうち暗色のもの。岩滓(がんさい)ともいう。
主に玄武岩質のマグマが噴火の際に地下深部から上昇し、減圧することによってマグマに溶解していた水などの揮発成分が発泡したため多孔質となったもの。発泡の程度は一般に軽石より悪く、発泡の悪い(孔の少ない)ものは火山弾や火山礫に移化し明確な区別は決められていない。
スコリアの色は一般に黒色~暗灰色であるが、噴出した時の条件によってはマグマに含まれる鉄分が酸化して酸化鉄となり、紫~赤色となる場合がある。
軽石ほどは鉱物結晶を含まず、おおよそガラス質である。 (Wikiより)

AM6:15 須山下り一合五勺から約15分 水ヶ塚公園から1時間15分 幕岩へ到着しました!!
何層にも連なる溶岩石が作り出した巨大な絶壁!幕岩!!
1万年の歴史に比べたら~人の歴史も犬も、そこらに転がってる石っコロみたいなものなんだろうな~
あの左の岩を登って、鎖の付いた崖を上って幕岩上へ行く事ができます。
がっ!犬は登れないのでw今日は此処まで!!ヾU*・ェ・*Uゝ
無事に初登山の目標を達成した伝助と、それを後ろからサポートしたリオを褒め称えてやりました!!
しかし!冒険はまだ半分です!!無事に生還してこそ本当の成功!!!

谷底のひんやりとした砂流に埋もれwスリスリして遊んでいる伝助!!まだまだ元気です!!

しばらく幕岩を眺めた後、無事に帰る!という帰還の冒険へと向かいますヾU*・ェ・*Uゝ
はぁ~まずはあの斜面を登らなきゃならないのかぁ~・・・・ヽU*´д`*Uノ
つづく
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