早朝6時、出発
富士山スカイラインで5合目駐車場まで上り、
ここから山頂まで最短距離の登山コースを登ります。
陽はやっと上り始めた頃でした。
先頭を行くのはリオ♀5歳8ヵ月 二番手ルーク♂6歳10ヶ月 後ろから飼い主、
まずはゆるりと6合目を目指します。


まぶしい朝日を一杯に浴びて、ルークとリオ・・・そして飼い主の、
初の富士山頂制覇挑戦です!

季節は露ですが、ネットで調べていたので、今日だけは風も無く晴天の
ベストコンディションです!まさに狙い的中!

6時16分 6合目到着、ここまでは緩やかな道のりでした。
以前はここから平坦に歩いて宝永火口を探索したものです。
今日は此処から上へ進路をとり、一路山頂を目指します。

さて、ここからは急激な登りの連続になります。
元気なルークとリオは、はぁーはぁー言ってる飼い主を尻目に・・・ズンズン上りますw


この写真で解ると思うんですが・・・かなりの傾斜ですhhh
犬も景色を楽しむのでしょうか?w
時折停止しては麓の方を眺めて、飼い主が追い付くのを待っていましたw

ふむ。お前達はこれを見ていたのか^^;

風は肌寒いのですが、日差しが強いので半袖で居られました。
坂がきついので何度も休憩を・・・飼い主の為に取りますw

先に上っては飼い主が追い付いてくるまで景色を楽しいでいましたw
「遅くて悪かったな」ヽU*`∞´*Uノぷんぷん

ルーク岩の上に立つ!w
何か見つけたようです!?

ん~・・・なんだろ?何か気配を感じるようです。

まるで置物のよう・・・w

おっ!登山家だ!
なるほどw俺は全然気付かなかったけど・・・w
この後、登山家さんは可愛い登山犬にとても驚き、
二匹をカメラに収め、満足そうに登っていきましたヾU*^ェ^*Uゝ

ルークはここが気に入って動きたくないようでしたヽU*´д`*Uノ

さて、先に行った登山家さんの後を追うように、7合目目指して登ります。

雪のある所で休憩をはさみ水分補給です。

お馴染みリオの黄色いボールです。。。

しかし!ここで転がすとどこまで落ちて行くか解らないので今日はお預けです!




登るにつれて積雪のあるところが増えてきました。
いったい何処まで登れるんだろうか??
はたまた本当に山頂までたどり着けるのだろうか・・・

宝永火口を見下ろすところまできました!
結構な眺めですヾU*^ェ^*Uゝ


うはwこれは落ちたら這い上がる事は不可能・・・


ルークは何を思うのでしょうか・・・

さて、7合目までもう一分張りです!

7合目の小屋は雪で埋もれていて道は雪で閉ざされていました。
仕方が無いので屋根伝いに裏へ回ってみました。



突然霧が覆ったりしました。
山の霧は下から上へ流れるんですね。



霧かと思ったけど・・・どうやら雲?の中らしいw

そしてルー君またもやお気に入りの岩を発見ヽU*´д`*Uノ

下りろと言っても下りないのでサングラスを掛けてみましたw

リオにも掛けてみましたw違う景色が見えるかな?w


岩と空・・・それしか無い・・・

しかし、こんな険しい道を・・・飼い主より先頭を行って、
よく自分で道を選んで登るものだと関心してしまいましたヽU*´д`*Uノ
後ろで見てると面白いです。
ちゃんと立ち止まって自分の登れそうな場所をキョロキョロ選んで登ってるんですw

情けない事に、飼い主は二匹が通った後を真似て歩いてる・・・w

麓の景色がどんどん小さくなっていくね


流石に疲労が隠せない二匹w
500mlの水をあっという間に飲み干します!

どうやら此処が7合目だったみたいです。。。
9時40分気が付けば3時間40分も掛かってやっと7合目到着でしたhh
通常の登山家だと、4~5時間くらいで山頂まで登るらしいのですが・・・
仕方ないかwこっちはシロートだし初めての道だしな^^;

今回は用意周到で来たので水分補給を十分に取った後、
さらに上を目指します!


ふむ。嫌がらず、まだまだ好奇心が先に出て飼い主より先に登って行くから大丈夫かな?

しかし、8合目へ向けて道はどんどん険しくなっていきます。
既に山道ってよりは、ただの崖ですhhh

雪を見ると迷い無くすっとんで行くのでちょっと慌てますh
永久氷積だったら・・・そろそろ気をつけないと・・・U*´д`*U。。。

しかしこんな道・・・誰が見付けて誰が作るんでしょうね・・?

また別の登山家と出会いました。
そして追い抜いて行きました。
正確には飼い主が登山家のペースに付いていけないだけw
中にはスキー板を担いで登っていく人もいましたw
みんなルークとリオを可愛がってくれました。
話によると山頂までは8合目から1時間~1時間半掛かるそうです。
そんな中、毎年登っていると言うおじさんが、
昔ラブラドールを連れて登った事があると言っていました。
しかし、足がボロボロになって途中で歩けなくなってしまったので、
担いで下山したとかhhh
ルークとリオの足の事もとても心配してくれていました。
念のため二匹の足の裏を入念にチェックしましたが、まだ大丈夫なようです。


ん~・・・登ってて思ったんだけど・・・
こんな標高に・・・ハエが居るんですh
最初ハチかと思ったんだけど・・・それから地蜘蛛wちっこいやつ、
草木も生えないような場所なのに・・・ちゃんと生命が居るんですね?w
でもハエって・・・



恐らく今後二度とありえない最初で最後で最難の冒険!
少し登っては10分程度休憩を挟んで、体調の確認をしながら登ります。

谷間を覗くと、こんな感じです。
氷と岩、それしかありません、


岩の斜面を登り、氷を渡る、この繰り返しになりました。
気が付いたら11時、かれこれ5時間登っていますh
これまでの冒険でも最長でも4時間コースぐらいが最高でした。
辛いのは飼い主だけなのでしょうか?w
ゴールを知っているのは飼い主だけ・・・
二匹は全く弱音を吐きません!
ただ、行き先の確認をする時にだけこちらに目線を落とします。

日差しがまぶしい><
ここまでずっと先頭を行くリオ!
以前は何時もルークの背中を追い掛けていたのに・・・
いつの間にか随分逞しくなりましたヾU*・ェ・*Uゝ



さ~!8合目は目前です!
がんばれ~♪ルーク!がんばれ~♪リオ!U*`д´*Uノ”


11時52分5時間と52分掛けて8合目到着です。
そして道は積雪に閉ざされる・・・

8合目でまたもやスキー板を担いだ登山家さんに出会いました。
「そんな大きい犬二匹も連れて凄いね!」と言っていましたが・・・
こんなところまで板を担いで登ってくるスキー根性も半端じゃない!と思いましたw
あの鳥居から山頂まで行ける道を教えてもらいました。
どうやら冒険もいよいよクライマックスです!


ここから山頂がはっきりと見えていました!

流石に疲労が出始めたのか、ルークがペースダウンです。

リオはまだまだ登る気満々です!ヾU*・ェ・*Uゝ
「さ~もうすこしだ!行くぞ~!」
しかし!ここで初めてルークが鼻をピーピー鳴らして弱音を吐いた・・・@@!あ!

立ち上がったルークの足元に血が滲んでいました@@!
後ろ足を痛めていたようです;;
慌てて二匹の両足を入念に確認します!
肉球が随分赤くなっていました!
持ってきた包帯とテーピングを取り出します!
しかし・・・登る事は諦めました・・・
まだ怪我が軽いうちに下山する決意をしました。
これは最初から決めて居た事です。
せっかく登頂を果たしても、それは飼い主の自己満足にしかならないし、
二匹にとって、楽しくなければ只の辛い修行になってしまいます。

ルークも無念だったのでしょうか・・・複雑な表情です・・・

幸い、ここは雪が沢山積もっていたので、
しばらく大好きな雪で遊ぶ事にしました!
標高3000mの雪山です!
こんなところで遊ぶなんてw今後二度とないのですからw


雪の斜面を遊びながら下ります。

最初で最後の富士山登頂の挑戦は、8合目ちょっとで幕を閉じました。
それでも悔いは無いです!
行くと決めたのは飼い主であって、彼等はそれに従って力の限り頑張りました!

下山はなるべく雪の残る道を選んで歩きました。
遠回りにはなるけれど、急斜面は極力避ける努力をしました。

登るのはあんなに苦労したのに・・・下るのはどんなにゆっくり歩いても早いですw

くだりは終始リークが先頭を行きます。
いよいよリオも疲れたのか?鼻をピーピー鳴らしはじめました。
あそこで引き返したのはどうやら正解のようでしたU*´д`AU

昼間の日差しは流石にきつく、時折雪を見つけては休憩をとりました。
面白かったのは、ルークは登ってきた道を覚えているらしく、
どうしてもそっちが気にかかってしょうがないようでしたw
でも登ってきた道は、距離は短いが険しい道です。
なので遠回りでも緩やかな道を選んでいたのですが・・・w
本当にこっちなの?みたいなルークの眼がとっても印象的でしたw

早いといっても下るのにも2時間は掛かりましたh

そして5合目です。無事に生還!
全員自分の足で帰ってくる事ができましたヾU*^ェ^*Uゝ
山頂制覇はなりませんでしたが、ルークとリオは頑張りました!
なんたって往復約8時間ですヽU*´д`*Uノ
ゴールデンレトリバーは一日中狩りをするだけの体力があると言いますが、
この後も5合目を元気にうろついていましたwww
これは本当だったみたいですhhh
飼い主は・・・帰宅後ノックダウン・・・39度の熱に魘されましたとさ;;
おしまいヾU*^ェ^*Uゝ ヾU*^ェ^*Uゝ

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