血液検査
私は・・・血液検査が嫌いだ・・・
ルークの時も・・・リオの子宮蓄膿症の時も・・・
ある数値が、正常値よりもガビーーン!と跳ね上がっていて、悪い報告に真っ青になる事ばかりだったから・・・
例え一ヶ月前には正常値で「大丈夫です!」なんて言われても、翌月には滅茶苦茶になっている事すらある・・・
だから怖い・・・とても怖い・・・
リオもまだ、一見元気ではあるものの、ショック状態から起き上がったばかりなので、鼓動も息遣いも激しい・・・
相変わらず「ピーピー」「プープー」うるさいので、私は結果を待っている間、気晴らしに外へリオを連れ出した。
のこのこ歩くリオを見つめながら嫌な記憶が脳裏を駆け巡る・・・
すると先生から「お待たせしました~」とお呼びが掛かった。
診察台に血液検査の結果と、リオの診断書が置かれていた。
血の力!
私は嫌な予感に背を引っ張られるような感覚で、用意された椅子に腰掛けた・・・さて・・・結果は・・・
先生「ぜーんぜん大丈夫!ご心配ありません!!凄いです!ご説明します!」 何が凄いのか!?というと、まず一言でいうなら血の力である!!
とても11歳を越えたゴルの数値ではなかった!ということ、
私も良く覚えているのだが、今から約4年前、当時7歳のリオと8歳のルークの血液検査、
正常値内で問題無い範囲と言われたものの、その数値は全て下の方であった。
ところが!リオの血は今から4年前よりも遥かに高いレベルで数値が安定しているのだった!!
そして、心配していた脳腫瘍やてんかん性の恐れ、
これも問題があれば、白血球・赤血球・血小板のいずれかに必ず乱れが生じるとの事、
やはり今回の ひきつけ は、ショック的な一時的なものなのだろう。となったヾU*^ェ^*Uゝ
血を褒められた飼い主はニンマリと喜んだヾU*^ェ^*Uゝ
そうだ~あの4年前の血液検査の後から始めたんだ~手作り食を!・・とw
私が「じゃ~12歳は越えられそうだな~」というと先生は、
「私は14歳までのゴールデンしか見た事がないのですが、
その仔の同時期よりも遥かに良いと思いますよ!見た目も若いしねw」
「じゃ~15歳いけるかな!?」「リオちゃんの15歳、越えさせてみたいですね~」
安堵!安堵!大アンド!怖くて怖くて恐れて苦手にしていた血液検査を最高のレベルで乗り切った!ヾU*^ェ^*Uゝ
液を吐く ただ一点、すい臓の値を指摘された「リオちゃんは良く液を吐いたり戻したりしませんか?」
「あああ!あります!良く草を食べて黄色い液を一緒に戻します!すい臓と何か関係あるんですか?」
「胃の中の脂分を分解する力が弱いですね、もともとなのかもしれませんが、」
私は今まで、色んな病院へ行って色んな先生にリオの診察をしていただいてきたが、
そのことズバリを言われたのは始めてのことだったので驚いた。
犬が草を食べてそれを黄色い胃液と一緒に吐く事は、多分にどの仔にもある事、
犬ならみんなやる事、ただリオは昔から当時のルークや今の伝助に比べても遥かに多いのだ。
ルークや伝助は年に1・2回?そういえばあったかな?程度だが、リオは頻繁に結構ある。
草だけもりもり食べて吐かない事もあるが、連日食べて吐く事もある。
対処法としては、とにかく脂分の少ないカロリーの低い野菜などを多く取らせること、
それからやはり肥満気味w犬を仰向けにして撫でたりする時に、
咽たり呼吸を圧迫されるような「ゲフッ」などとなる場合は、
やはり脂肪の重さに押されてなる場合が多分にあるとの事、
先生も私も、餌の量を減らすなんて可哀想だ!!のタイプなのでw
これは現在のフードをシニアからライトへ、ワンコ鍋も脂の多いお肉は減らし、
その分、野菜やシラタキなどでボリュームアップ!となったヾU*・ェ・*Uゝ
伝助も最近胴回りが一回りほど太くなってきたのでw調度良さそうかな^^;

体内からの出血もない、脳腫瘍などの心配も無い、血液検査の結果も良好!となって、
最後に慢性化している外耳の処置とお薬を貰って、先生にお礼を言って私はリオを車に乗せて病院を後にしました。
終わってみれば、外耳の為のスペシャル薬10日分の方が高くついたくらいでした。・゜・U*ノд`AU・゜・。

アッ!というまにお昼も過ぎて・・・帰れば私もリオもクタクタでしたヽU*´д`*Uノ

リオは「あ~まったく!大変だった」ぷんぷん!みたいな感じで眠りに付きましたヽU*´д`*Uノ
私はリオのシッコで濡れた布団を洗濯に・・・伝助はその後を着いて引っ張ったり邪魔したりしていましたw
実は危うかった飼い主の行為○×△何も知らないとは恐ろしい!!先生との今回のリオの ひきつけ について経過や過程を説明する中で、
とんでもない!私(飼い主)の注意点が幾つかありました。
①仰向けになって爆睡していたリオの腹部に伝助が乗っかりwショック的にリオはひきつけ(痙攣)を起こしました。
腹部を圧迫され、ショック状態のリオの呼吸を、仰向け状態という犬が一番呼吸しずらい体制で、
腹部に伝助(約32㌔)が乗った状態で更に呼吸を塞いでしまいました。
②慌てた飼い主が、伝助を押しのけ、仰向け状態のまま、リオの頭を抱えて(持ち上げて)しましました。
これは犬の呼吸の軌道を塞いでしまっている状態だそうです。。。
ショック状態で軌道が塞がれ、呼吸の出来ないリオの体はなんとか息をさせようとフル回転!!
ここで、吸っても吸えないので「バフッ!」と火山の噴火するような激しい息を吐いていた!というわけです><。
③喉に何か痞えたのでは!?と飼い主はリオの口を開かせようと、手でなんとかこじ開けようとしていた。
この意識の無い犬の口に手を入れる行為は絶対にやってはいけないそうです。
冷静に考えれば、軟式の野球ボールですら本気になれば噛み割るほどの顎の力の持ち主です。
下手に指を突っ込んでガッツリ噛まれれば・・・人の指なんて・・・ポロリwですね><。
④ショック状態で呼吸の軌道を塞がれたリオは、アセチノーゼから心配停止に向かってみるみる加速していきます。
瞳孔が開き手足は冷たくなって・・・そこで飼い主が感極まってリオを膝の上へと抱き寄せました!
偶然ですが!!この行為によってリオの体は横向きになり、やっと呼吸のしやすい状態になったのです(爆)
⑤横向きになったリオは、スースーと息をしていますが、長く呼吸がろくに出来なかった為にグッタリとしています。
抱きかかえた腕から力が抜けた頃、スルッと滑ってまたしてもリオは偶然うつ伏せ状態になったのです。
その瞬間!ハッと意識を取り戻したのです。。。ここまで約35分です。
実はこのうつ伏せの状態が犬にとって一番安全な楽な姿勢だそうです。
通常なら、体に悪い持病など(腫瘍や脳の問題)を抱えていなければ、
本当に(痙攣)ひきつけを起こしても3~5分ほどで意識は戻るそうです。
もちろん個体差年齢の差などにもよりますが、
意識の無いまま30~60分を越えると、その後の後遺症が残ってしまう場合が多いそうです。
視点が泳いだまま戻らなくなるとか、足に痙攣を抱えたままとか、後遺症はそれは逆に若いほど確立は上がるそうです。
犬の(痙攣)ひきつけ、これは私にも全く始めての経験でした。
ちゃんとした知識をもっていたならば、まず即座に仰向けのリオをうつ伏せにゴロリと転がせば、
もっと早くに意識の回復も「あわわわー!!」と泣き叫ぶ事も少なくて済む話だったのです。
とにかく!倒れたらうつ伏せ!まよったら!うつ伏せ!
壁に寄せても!うつ伏せ!
うつ伏せ!うつ伏せ!うつ伏せ!うつ伏せ!
と呪文のように口ずさむ飼い主なのでありましたヽU*´д`*Uノ
夜・ご飯を待てない何時ものリオ復活! こうして恐ろしかった一日は慌しく終わりました・・・ヽU*´д`*Uノ
ご心配お掛け致しました。ヾU*^ェ^*Uゝ
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