帰路 (富士山頂~富士宮口五合目)
PM13:44 富士山頂 大火口縁

富士山四大登山道全制覇をかけて!
二回に分けて登ってきた御殿場ルート、目の前の山頂から大火口縁を覗き込みます。
これで三度目の登頂も達成し、長く追い続けてきた目的も果たした事になります。

富士山四大登山道全制覇をかけて!
二回に分けて登ってきた御殿場ルート、目の前の山頂から大火口縁を覗き込みます。
これで三度目の登頂も達成し、長く追い続けてきた目的も果たした事になります。
ここからのコースです。
![map-ohachi[1]](https://blog-imgs-116-origin.fc2.com/l/u/k/lukerio0918/20171016173740a04s.png)
今居るところが緑色の御殿場ルートを登りきった「浅間岳」標高3722M辺りです。
そこから「剣ヶ峰」の方へ向かって「富士宮ルート」からは下山せず。運搬用のブル坂を目指します。
四本足の犬などは、重い頭が下を向く下りは苦手な為、急な富士宮ルートを下るのは酷な事となるため、
ジグザグと少し距離は長くなりますが、少しでもなだらかなブルドーザーの運搬坂を利用します。

火口の岩にツララが沢山ぶら下がっています。。。寒いのか!?暑いのか!?ほんとワケ解らんヽU*´д`*Uノ

さ~帰路へ向けて日本の天辺を歩きますよヾU*・ェ・*Uゝ
コノシロ池

富士山頂を「剣ヶ峰」の方へ向かって歩き始めると必ず目に付く水溜り。
何も知らなければ「あ!水溜りだ」「雨水でも溜まったのだろうか?」などとwもしくは全く気にもならないかも知れません、
が!これはれっきとした富士山頂にある天然湧き水の水溜りなのです。神話にも出てくるほどのw
残念なのはそうとは知らずに、汚れた靴を洗ったり氷を割ったりブルドーザーがキャタピラを洗ったりしている事です。
コノシロ池は、私達が生まれるずっとずっと昔からあるわけですから、見かけたらそっとしておいて上げましょう。
PM13:57 剣ヶ峰 馬の背 前

さて、「剣ヶ峰」へ続く馬の背の前までやってきました。
「ここまできたなら是非寄りたい!」と思いましたが・・・時刻は既に14時前・・・
明るい内に安全に下山するには、この時期だと遅くとも14時には下山に入っていなければなりません、
今のフラフラヨロヨロの私には登るのに30分は掛かるだろう・・・登るには時間と水を消費する。
残念だけど、今日の目標は「明るいうちに下山する!」であったので、今回は諦める事にしました。
「剣ヶ峰」なら既に2回登っているんだ、三度目の登頂という目的を果たした今、リスクを犯してまで行く必要は無い、
いままで真っ暗闇でも無事に帰ってこれたのは!・・・だた!運が良かった!だけなのだから・・・

最後に大火口縁を眺めます。
良く目に焼き付けておくんだぞ、ここが日本の天辺だ!恐らく、今後私達がここへ来る事は無いでしょう。

この犬服は、メグやんさんの手作りです。 大型犬専門=めぐ家
富士山頂 大火口縁
しかし、日本の天辺で、服を着て靴を履いた犬が歩いてる「絵」って、凄く違和感ありますよね^^;

ここで水分補給と靴の履き替えを行います。伝助のお陰でまだ水は二本あるヾU*^ェ^*Uゝ
PM14:06 下山開始

四年前の・・・懐かしい気持ちが蘇ります。
あの時、リオ先生と新米犬伝助が一緒に駆け下っていく姿が目に映ります。
2013.10.7 リオと伝助
あの時も晴天で~まるで雲の上を歩いているようだったな~^^
こちらは今日の伝助君
さっき靴を履き替えた時に、リュックから転がり出たボールがどうしても気になって仕方ないらしくw
もう疲れているだろうから走れないだろうと思って投げてみると・・・全然疲れていないようでした∑⊂*゜д゜*⊃!!
でも危ないので一回で終りね!ヽU*´д`*Uノ

さ~空と岩しか見えない道を、永遠下っていきますよ~

日本の天辺からの帰路。なんとも果てしない帰り道。。。下りと言っても3時間~3時間半は掛かりますヽU*´д`*Uノ

正規登山道を下るよりは遥かに広く緩やかなブル坂、その分大きく呻っていて歩く距離は増えます。

私は犬を連れていてゆっくり歩いているので話し掛けやすいのか?今日は良く道を聞かれました。
驚いたのは、今はシーズン外で山小屋も閉まっているのに意外と女性の登山者さんも多かった事でした。
そういえば、今日は私も汗を沢山掻いたせいか一度もトイレ無しです^^;

のろまな飼い主ですがwもう十年以上も富士山へ通っていて、表富士も裏富士も歩き回っていたのでw
どこを聞かれても意外とすんなり的確に答えてあげられる事でした。しかも全部犬付きだし^^;

道標も何も無いブル坂を下るのは、少々不安もあるかもしれませんが、
富士宮ルートの山小屋がずっと見えているので、それを目印に確認しながら下って行く事ができます。

明るいうちなら「赤い屋根」を目指せ!です!そこが富士宮口五合目ですから^^
暗くなったり迷ったら正規登山道へ乗れ!です。ブル坂は二度ほど正規登山道と交差しています。

ずっと歩いていると錯覚しがちですが、このブル坂も腰を掻けてもお尻がズルズル落ち着かないほどの勾配があります。

雲の切れ間から緑が見えます。緑が見えると「ほっ」とする安堵感があります。

どうやら宝永噴火口の上の当たりまで下りてきたようです。
伝助がリュックで持ってきた二本の水も、ここで最後の休憩をして飲み干しました。
でも、開いている六合目山小屋まではもう直ぐです。始めて水のある安心の下山が出来ました。

この時点で16時02分、どうやら明るいうちの下山が始めて叶いそうです!今日は伝助ナビ!出る幕無し!w

六合目の山小屋が近付いたので、ここで伝助をリードに繋ぎます。
繋いだ瞬間!グイグイ引っ張る伝助@@!どうやら全く疲れていないようでした∑⊂*゜д゜*⊃!!
プリンスルートは水平距離にすると6.4キロだそうです。。。そうです!歩く距離にすると大した事がないのです!
私にとっては必死の富士登山も、伝助には・・・ただ時間を掛けて歩いてきた! 程度なのでしょう。
こんな事なら2本といわず4本くらい持たせるんだったヽU*´д`*Uノそれじゃ~リュックがもたないか^^;
PM17:08 富士宮口五合目 到着

六合目の山小屋でコーラと水を買って水分補給したあと、PM17:08、始めて明るいうちの下山が叶いました!
山頂から下山を始める事3時間2分、スタートから12時間24分でしたヾU*^ェ^*Uゝ
思ったより時間が掛かりましたが、暗いうちから出発した事、時間を決めて下山した事、
伝助にリュックを背負わせ大目に水を持って登頂した事が全て良い方向へと繋がりましたヾU*・ェ・*Uゝ
これにて、富士山四大登山道の全制覇!と三度目の登頂を果たし!「御中道」への挑戦権を獲得しました!!
よーし!来年は五合目までの道が開放したら「御中道」の下調べに掛かるぞーーー!!
長く見守ってお付き合い下さり有難う御座いました。
ー あとがき -
まず私の事、
これまで5度、富士山頂へ向けてトライして3度の登頂を果たしましたが、いずれも体調を崩したのは、
始めてルークとリオを連れて乗った時、リオと伝助で登頂を果たした時、そして今回といずれも晴天の登山でした。
どうやら晴天だと見晴も気持ちも良い登山とはなりますが、体には非常に厳しいようです。
この後、私は38度の発熱にみまわれ、頭痛と嘔吐で仕事と伝助の散歩以外は3日ほど寝込む事となりました。
物凄い直射日光だったのでしょう。今回は首の後ろからオデコ、鼻の頭、顔、と皮が剥けてボロボロになりました。
寒さ対策、防寒は完璧だったのですがw帽子くらい持っていくべきでした。これが今回の教訓です。
伝助の事。
始めてリュックを背負わせ、持ち物の中では一番重いといわれる水を、500mlを2本持たせたので、
体への負担を非常に心配していたのですがw御覧の通り全く要らぬ心配となりました。
この後伝助は、車に乗って帰宅中「次は何処へ向かうんだろう?」みたいな顔をしてw
目をまん丸にしてずっと前を見続けていましたヽU*´д`*Uノ
さぞ疲れたから大人しく寝るだろうなんて思っていましたが、とんでもない!!
この後、トイレに寄った八ヶ岳のパーキングエリアの芝生でボール遊びを要求したあと、
帰宅後、夜の散歩へ公園へ連れて行ったのですが、普通に何時も通りのボール遊びをしていたのです!!
以前、ラブラドールを連れて13回登頂したというご老人にお会いした際に、
「犬は足の保護だけしっかりとしてやれば全然問題ないから、犬の心配よりも自分の心配をしなさい」
と言われた意味が、よーく解った登山となりました。
ただ、全身体毛に覆われたゴールデンが、唯一無防備なのが鼻の頭です。
今日の登山で、伝助の鼻の頭は日焼け?で真っ黒になりましたヽU*´д`*Uノ
よく、犬の鼻の頭の色は、夏場と冬場では鼻色が違う。と聞いた事がありましたが「なるほど!」と思いました。
ー おしまい -

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今居るところが緑色の御殿場ルートを登りきった「浅間岳」標高3722M辺りです。
そこから「剣ヶ峰」の方へ向かって「富士宮ルート」からは下山せず。運搬用のブル坂を目指します。
四本足の犬などは、重い頭が下を向く下りは苦手な為、急な富士宮ルートを下るのは酷な事となるため、
ジグザグと少し距離は長くなりますが、少しでもなだらかなブルドーザーの運搬坂を利用します。

火口の岩にツララが沢山ぶら下がっています。。。寒いのか!?暑いのか!?ほんとワケ解らんヽU*´д`*Uノ

さ~帰路へ向けて日本の天辺を歩きますよヾU*・ェ・*Uゝ
コノシロ池

富士山頂を「剣ヶ峰」の方へ向かって歩き始めると必ず目に付く水溜り。
何も知らなければ「あ!水溜りだ」「雨水でも溜まったのだろうか?」などとwもしくは全く気にもならないかも知れません、
が!これはれっきとした富士山頂にある天然湧き水の水溜りなのです。神話にも出てくるほどのw
残念なのはそうとは知らずに、汚れた靴を洗ったり氷を割ったりブルドーザーがキャタピラを洗ったりしている事です。
コノシロ池は、私達が生まれるずっとずっと昔からあるわけですから、見かけたらそっとしておいて上げましょう。
PM13:57 剣ヶ峰 馬の背 前

さて、「剣ヶ峰」へ続く馬の背の前までやってきました。
「ここまできたなら是非寄りたい!」と思いましたが・・・時刻は既に14時前・・・
明るい内に安全に下山するには、この時期だと遅くとも14時には下山に入っていなければなりません、
今のフラフラヨロヨロの私には登るのに30分は掛かるだろう・・・登るには時間と水を消費する。
残念だけど、今日の目標は「明るいうちに下山する!」であったので、今回は諦める事にしました。
「剣ヶ峰」なら既に2回登っているんだ、三度目の登頂という目的を果たした今、リスクを犯してまで行く必要は無い、
いままで真っ暗闇でも無事に帰ってこれたのは!・・・だた!運が良かった!だけなのだから・・・

最後に大火口縁を眺めます。
良く目に焼き付けておくんだぞ、ここが日本の天辺だ!恐らく、今後私達がここへ来る事は無いでしょう。

この犬服は、メグやんさんの手作りです。 大型犬専門=めぐ家
富士山頂 大火口縁
しかし、日本の天辺で、服を着て靴を履いた犬が歩いてる「絵」って、凄く違和感ありますよね^^;

ここで水分補給と靴の履き替えを行います。伝助のお陰でまだ水は二本あるヾU*^ェ^*Uゝ
PM14:06 下山開始

四年前の・・・懐かしい気持ちが蘇ります。
あの時、リオ先生と新米犬伝助が一緒に駆け下っていく姿が目に映ります。
2013.10.7 リオと伝助
あの時も晴天で~まるで雲の上を歩いているようだったな~^^
こちらは今日の伝助君
さっき靴を履き替えた時に、リュックから転がり出たボールがどうしても気になって仕方ないらしくw
もう疲れているだろうから走れないだろうと思って投げてみると・・・全然疲れていないようでした∑⊂*゜д゜*⊃!!
でも危ないので一回で終りね!ヽU*´д`*Uノ

さ~空と岩しか見えない道を、永遠下っていきますよ~

日本の天辺からの帰路。なんとも果てしない帰り道。。。下りと言っても3時間~3時間半は掛かりますヽU*´д`*Uノ

正規登山道を下るよりは遥かに広く緩やかなブル坂、その分大きく呻っていて歩く距離は増えます。

私は犬を連れていてゆっくり歩いているので話し掛けやすいのか?今日は良く道を聞かれました。
驚いたのは、今はシーズン外で山小屋も閉まっているのに意外と女性の登山者さんも多かった事でした。
そういえば、今日は私も汗を沢山掻いたせいか一度もトイレ無しです^^;

のろまな飼い主ですがwもう十年以上も富士山へ通っていて、表富士も裏富士も歩き回っていたのでw
どこを聞かれても意外とすんなり的確に答えてあげられる事でした。しかも全部犬付きだし^^;

道標も何も無いブル坂を下るのは、少々不安もあるかもしれませんが、
富士宮ルートの山小屋がずっと見えているので、それを目印に確認しながら下って行く事ができます。

明るいうちなら「赤い屋根」を目指せ!です!そこが富士宮口五合目ですから^^
暗くなったり迷ったら正規登山道へ乗れ!です。ブル坂は二度ほど正規登山道と交差しています。

ずっと歩いていると錯覚しがちですが、このブル坂も腰を掻けてもお尻がズルズル落ち着かないほどの勾配があります。

雲の切れ間から緑が見えます。緑が見えると「ほっ」とする安堵感があります。

どうやら宝永噴火口の上の当たりまで下りてきたようです。
伝助がリュックで持ってきた二本の水も、ここで最後の休憩をして飲み干しました。
でも、開いている六合目山小屋まではもう直ぐです。始めて水のある安心の下山が出来ました。

この時点で16時02分、どうやら明るいうちの下山が始めて叶いそうです!今日は伝助ナビ!出る幕無し!w

六合目の山小屋が近付いたので、ここで伝助をリードに繋ぎます。
繋いだ瞬間!グイグイ引っ張る伝助@@!どうやら全く疲れていないようでした∑⊂*゜д゜*⊃!!
プリンスルートは水平距離にすると6.4キロだそうです。。。そうです!歩く距離にすると大した事がないのです!
私にとっては必死の富士登山も、伝助には・・・ただ時間を掛けて歩いてきた! 程度なのでしょう。
こんな事なら2本といわず4本くらい持たせるんだったヽU*´д`*Uノそれじゃ~リュックがもたないか^^;
PM17:08 富士宮口五合目 到着

六合目の山小屋でコーラと水を買って水分補給したあと、PM17:08、始めて明るいうちの下山が叶いました!
山頂から下山を始める事3時間2分、スタートから12時間24分でしたヾU*^ェ^*Uゝ
思ったより時間が掛かりましたが、暗いうちから出発した事、時間を決めて下山した事、
伝助にリュックを背負わせ大目に水を持って登頂した事が全て良い方向へと繋がりましたヾU*・ェ・*Uゝ
これにて、富士山四大登山道の全制覇!と三度目の登頂を果たし!「御中道」への挑戦権を獲得しました!!
よーし!来年は五合目までの道が開放したら「御中道」の下調べに掛かるぞーーー!!
長く見守ってお付き合い下さり有難う御座いました。
ー あとがき -
まず私の事、
これまで5度、富士山頂へ向けてトライして3度の登頂を果たしましたが、いずれも体調を崩したのは、
始めてルークとリオを連れて乗った時、リオと伝助で登頂を果たした時、そして今回といずれも晴天の登山でした。
どうやら晴天だと見晴も気持ちも良い登山とはなりますが、体には非常に厳しいようです。
この後、私は38度の発熱にみまわれ、頭痛と嘔吐で仕事と伝助の散歩以外は3日ほど寝込む事となりました。
物凄い直射日光だったのでしょう。今回は首の後ろからオデコ、鼻の頭、顔、と皮が剥けてボロボロになりました。
寒さ対策、防寒は完璧だったのですがw帽子くらい持っていくべきでした。これが今回の教訓です。
伝助の事。
始めてリュックを背負わせ、持ち物の中では一番重いといわれる水を、500mlを2本持たせたので、
体への負担を非常に心配していたのですがw御覧の通り全く要らぬ心配となりました。
この後伝助は、車に乗って帰宅中「次は何処へ向かうんだろう?」みたいな顔をしてw
目をまん丸にしてずっと前を見続けていましたヽU*´д`*Uノ
さぞ疲れたから大人しく寝るだろうなんて思っていましたが、とんでもない!!
この後、トイレに寄った八ヶ岳のパーキングエリアの芝生でボール遊びを要求したあと、
帰宅後、夜の散歩へ公園へ連れて行ったのですが、普通に何時も通りのボール遊びをしていたのです!!
以前、ラブラドールを連れて13回登頂したというご老人にお会いした際に、
「犬は足の保護だけしっかりとしてやれば全然問題ないから、犬の心配よりも自分の心配をしなさい」
と言われた意味が、よーく解った登山となりました。
ただ、全身体毛に覆われたゴールデンが、唯一無防備なのが鼻の頭です。
今日の登山で、伝助の鼻の頭は日焼け?で真っ黒になりましたヽU*´д`*Uノ
よく、犬の鼻の頭の色は、夏場と冬場では鼻色が違う。と聞いた事がありましたが「なるほど!」と思いました。
ー おしまい -

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Entry ⇒ 2017.10.16 | Category ⇒ 富士宮ルート | Comments (10) | Trackbacks (0)
標高3776Mからの帰路 富士宮ルート(剣ヶ峰~富士宮口五合目)
2013.10.7 PM13:42 剣ヶ峰 (標高3776M)

左 リオ ♀ 11歳 右 伝助 ♂ 1歳9ヶ月
AM13:42 日本最高峰 富士山 剣ヶ峰 を制しました!
九合五勺から1時間52分 富士宮口五合目スタートから7時間52分
剣ヶ峰下からの景色
現在地

はじめての富士山から7年2ヶ月、故ルークが旅立ってからもう直ぐ3年が経とうとしていた。
ゴールデン三代!登山未経験の飼い主が、愛犬と共に悪戦苦闘の経験を積み、
富士山頂を目指した!7年の記録は、今ここに幕を下ろそうとしています。
しかし!ここで終わったわけではありません!!
ここから最後の最後の冒険が待っています!
そう!
無事に帰る!という大事な冒険が・・・

左 リオ ♀ 11歳 右 伝助 ♂ 1歳9ヶ月
AM13:42 日本最高峰 富士山 剣ヶ峰 を制しました!
九合五勺から1時間52分 富士宮口五合目スタートから7時間52分
剣ヶ峰下からの景色
現在地

はじめての富士山から7年2ヶ月、故ルークが旅立ってからもう直ぐ3年が経とうとしていた。
ゴールデン三代!登山未経験の飼い主が、愛犬と共に悪戦苦闘の経験を積み、
富士山頂を目指した!7年の記録は、今ここに幕を下ろそうとしています。
しかし!ここで終わったわけではありません!!
ここから最後の最後の冒険が待っています!
そう!
無事に帰る!という大事な冒険が・・・
帰路

帰路へ就くといっても、ここまで来るのに既に8時間近くの時間を掛けて来たのだ。
日本の天辺からの帰り道とは・・・なんとも果てしない・・・
軽く見積もっても3~4時間だろうか?いや、富士山は常にこちらの考えの上を行く・・・もっとだろうか;;
剣ヶ峰の石階段の下で、次は何処へいくんだろう~?みたいなw
まだまだウロウロそわそわしているリオと伝助を呼び寄せて、今日の冒険の終わりを告げた。
そして沢山たくさん褒めてやりました。ヾU*^ェ^*UゝヾU*^ェ^*Uゝ
「さ~帰るぞ~~」U*`д´*Uノ"ぉぅ!

「帰る!」という言葉に反応し、今日の冒険の終わりを理解したリオと伝助が駆け下っていく、
私は最後に噴火口を見ながら、またあのスキージャンプのような急傾斜を鉄柵にしがみつきながら降りていくw
最後の水

剣ヶ峰からの急傾斜を下りて、噴火口の淵、運搬坂までやってきた。
そして、下山を始める前に、私は最後の水をリオと伝助に与えた。。。そう最後の水である。。。
一合ひとつ作戦で、用意周到、全てを多めに背負ってきたつもりが、
8時間近くに及ぶ登頂時間の間に、登山者とすれ違う為の待ち時間や増える休憩時間、
そして、標高が上がるほどに、舌が喉にくっつくほどの乾きを癒すために、
予定より多くの水を失っていたのだ。
富士山は何時だってこちらの考えている上の上を行く・・・まさに!これである。
最後の水は、今手に持っている飲みかけのペットボトル半分の私の水、
そして、リュックにある500ml1本・・・
私はリオと伝助に「これ、最後の水な!」といって器に注いで与えた。
死なば諸共だ!!私も一気に飲み干す。
富士山噴火口の淵でwこれで、泣いても笑っても逆立ちしても、もう水は出てこない、
さ~帰るぞ!!U*`д´*Uノ"
土煙を上げて、リオと伝助が勢い良く下っていきます!
幸いなことは、リオも伝助もまだまだ元気!という事だった。
なんとか元気なうちにできるだけ一気に下りきって、六合目の売店に駆け込むのだ!!

来る時に図書館みたいwと言っていたあの剣が峰の建物は、
「アメダス天候観測所」というものだったらしい、
きっとあれで富士山天気予報を発信しているのかな?
ほぼ、メンテナンス以外は無人で動いているとの事、

何処まで行っても何度折曲がっても雲しか見えない・・・
よくも登ったもんだこんなところw
何時もなら下りの得意な人間様が先頭を行っているのだが・・・
登りきる前辺りから私は既に限界を超えて疲れきっていたヽU*´д`*Uノ
頭ガンガン、膝はガクガク、喉はカラカラ、唾液も飲み込めない程の痛みが喉を走る。
目の奥はグーッと押されるような圧迫感で、額も熱を持っているような熱さになった。
そりゃそうだ、深夜二時に起きて車を走らせる為に、睡眠は3時間ほどしか取っていないのであるw
命の切れる音

くだり初めて1時間が過ぎた頃「ブチッ」と鈍い音が聞こえた後、私の腰からススッズズーっと、
何かが滑り落ちた。。。
ルークが仔犬の頃から今日まで、ずっと毎日の散歩に冒険に使っていた腰袋が遂に壊れて落ちたのだ。
もう10年以上使っているボロボロの色あせた汚いウェストバッグ・・・
まるで、自分の役目は終わった、寿命は尽きたといわんばかりの最後に、
私は「なんで今日なんだろう今なんだろう」と思った。
大事な物を失う事は、命も物も変わりない、私は「今までお疲れさん!」と言ってリュックにしまい込んだ。

そして、また歩き出す。
もうカメラを構える気力も無くなって来た。。。
下山中の写真は、あまり撮っていないのであるヽU*´д`*Uノ
犬登山、ただ登るのとは訳が違った。
常に愛犬の心配をし気を使い意識して、他の登山者の配慮から、犬の靴の履き替え、
超えられなければ抱きかかえ、そして一人と2頭分の物資と赤いソリを担いできたのだw
それをやったのが日本最高峰の富士山、しかも登頂経験者ならいざしらずw未経験の挙句の弾丸登山w
これでソリを担いでいって、犬に何かあったら俺が引いてやる!!なんて言っていたのだw
今はもう、自分がやっと歩くことすらままならないほどの疲労感と辛い現実に襲われている。
不安が不安を呼んで孤独感が太くなり胸も苦しくなってきた。。。

何処まで行っても雲しか見えない、雲の下へ出てもまた雲・・・
この写真を撮った後、私は何かを踏んだようにバランスを崩して、
無様に前のめりにツンノメッテwデッコロンダ。。。

靴が壊れた・・・底が開いて間に溶岩石でも挟んで転んだらしい・・・
今から7年2ヶ月前、はじめて富士山へ行くからと、気前の良い靴屋から買った物である。
底は丈夫で革も厚手のどんな岩場にぶつけても足を痛める事無く私を守ってきたブーツである。
ルーク・リオ・伝助と、ゴールデン三代、富士山頂を目指して今日まで共に歩いてきた大切な靴、
「自分も役目を終えました。」と言わんばかりに壊れた。。。
もう歩けない・・・
覚えていること

PM17:11
私の耳元で、伝助の「はぁーはぁー」「ハァハァ」「フハフハフハフハ」の荒い息とw
リオの「ピーピー」「ピーピー」「プープー」「ウゥゥゥウォンウォン!」「ウォンウォン」のw
鳴き声で目が覚めた∑⊂*゜д゜*⊃!!
どうやら横になっている間に寝てしまったらしいヽU*´д`*Uノぉ~ぃ
心配してずっと起きるのを待っていたのか?一緒に今まで寝ていたのか?
とにかく私は起きると同時にペロペロペロペロ舐め回しの大歓迎を受けたヽU*´д`*Uノ

寝ている間にさっきまで雲のずっと上の方にあった太陽は、いよいよ雲の中へ隠れようとしている時刻だった。
そして、更に誤算に気が付く、遮る物のない富士山だから、きっと夕方になっても麓より明るいだろうと・・・
しかし、ここは東南向きの富士宮ルート、太陽も隠れるのが早い事に気づくヽU*´д`*Uノ
やばい!急がなければ!!

覚えて居る事は、転ぶ前に八合目にはもうお巡りさんは居ないのだな~ということ、
変わりに登山者のテントが3つばかり張ってあったのが見えたが、
今日泊まって明日登るのだろうから「水を分けてください」とは言いづらいな~と思った事、
自分の責任なのだから・・・恐らく此処は、八合目と元祖七合目の間のあたりだろう・・・
頭痛と舌が喉に張り付く程の渇きと、肩の痛みと、唇も乾いてパサパサになってきた頃、
とうとう手先まで震え始めてきた。自分でも解る。かなりやばいと・・・
指先もピアノを弾くようにパタパタと落ち着かない・・・
インフルエンザにでもかかったかのような苦しみであった。。。
ただ足だけは、少し寝たかいがあって若干回復していた。これだけが救いであった!歩ける!!
元祖七合目 解っては居るが、自動販売機の確認をする・・・やっている訳が無い!w
おまけに自動販売機だと思ってw行ってみれば物置だったヽU*´д`*Uノ
新七合目 あるはず無いのに・・・奇跡!と まさか!を信じる(爆)
自動販売機はあったもの・・・動いているはずは無い!!(汗)
新七合目を下り始める辺りからリオのペースが落ち始める。
伝助 飼い主 リオ の順になった。そろそろ限界か!?ソリの出番か!?
しかし、辺りはもう真っ暗!足元がだんだん見えなくなり始めたヽU*´д`*Uノ
ウェストバッグに何時もぶら下げていた自転車用のライトを探す。
これもずっと昔からルークの生前から使っていたものだが、
明るいし、一度の電池交換で1500時間もピカピカと光る優れもの!
夜のお散歩には重宝していた。電池を換えた記憶も1・2度?覚えていないほどである。
探しても見つからない;;どうやら、あの時一緒に落とした事に気が付かなかったようである。
自転車のライト「私も役目を終えました・・・」w
まてまてーー!!今だろ!!今必要だろ!!U*`д´*Uノ"ぶーぶー
幸いというか、リオと伝助の首輪には、いつものピカピカが着けてあった。
伝助のはブルー リオのはグリーン 私は先導する伝助の明かりを頼りに歩みを進める。
辺りもどんどん暗がりが広がり、足元が真っ暗から真っ黒になった頃、
先導する伝助が突然!運搬坂から外れた!!続いてリオもそちらへ下りていった。
呼んでも手招きしても戻らないので、私は恐る恐る足の踏み場を確認しながら下りていった。
通った事があるような?何か違った方向へ下りているような?
そんな不安を抱えながら、足元の悪い段差や階段や岩に足をぶつけながら恐る恐る下っている。
真っ暗闇で夜目が利くのだろうか?伝助は昼間と同じように、
道筋の確認をするように、ダダダーっと先へ下っては「こっちでおじゃる~~♪」と言うようにw
ニコニコしながら駆け戻ってくる。全くもって全然元気であるヽU*´д`*Uノ
そんな中、ペースの落ちたリオがぱったりと足を止める∑⊂*゜д゜*⊃!!
呼んでも手招きしてもちょこんと座り込んで全く動かなくなった。。。
私がこんなに辛いのだ!!水を与える事も出来ずに老犬を永遠あるかせて・・・
犬に人の様な「気合だ!根性だ!頑張れば何でも出来る!!」の根性論は無い、
本当に駄目な時には、動かないし歩かないし立とうともしない・・・
私はリオの11歳の誕生日を、最高のものにするはずが、とんでもない事をしてしまったと後悔した;;
ところが!リオに近づいて足元に目をやると・・・!!!
なんと!持ってくるのを忘れたか、何処かに置いてきたかと思っていた!!
無くした伸びるリードが落ちていた@@!
「なんだリオ、お前これ探してたのか?見付けたのかw」「お前凄いな~^^」
褒めてやると、リオはまた何事も無かったかのようにスンスンスン♪と下り始めた。
無くしたリードが落ちていた以上、ルートはこれで間違いが無いことが解った!
犬は強い!伝助ナビに従って、リオ、私の順で下って行った。
今日、一番弱かったのは飼い主であった。
PM17:49 六合目 雲海壮 到着

PM17:49 六合目 雲海壮 到着 剣ヶ峰から下る事約4時間
登る時にやっていたので、もしかしたら!と思ってはいたが!!
六合目の売店は明かりが灯っていた!!ヾU*^ェ^*Uゝやったー!やりましたー!ヾU*^ェ^*Uゝ
立派な登山犬と半人前の登山者
雲海壮へ着くと、明かりに向かってリオが駆け出した!
そして前足と鼻先を使ってガラス戸を開け「パパを助けてくだせ~」と言わんばかりに中へ駆け込んでいったw
中からは「うお!犬が入ってきた!!」「でっけ~犬が来たぞー!」と5・6人の騒ぐ声がしたw
私の第一声は、すみませんより何よりも「水売ってますか!?」だった(爆)
中の人は山荘の人達で、仕事終わりにTVを見ながら一杯やっていたようである。
私は水とコーラを買った。二本で600円であるw
しかし今なら!例え500円でも1000円でも買う!!ヽU*´д`*Uノ
山荘の人達の間にちゃっかり座り込んで可愛がられるリオw
私は直ぐに器に水を入れて、リオと伝助に飲ませた。
そして、コーラは喉に酷く滲みたけど、物凄く美味かった!!><b忘れられない味である!
喉を潤すと幾分元気になった。
山荘の人達にお礼を言って、真っ暗闇の中、足元も何処を歩いているのか検討も着かない道を、
伝助ナビに従って下山した。
結局、連れて行ってやるぞ~~!と、心配して面倒見て頑張って登ったのは飼い主ではなくw
リオと伝助だったのかもしれない、
5日後

帰りの道中は、リオは爆睡、伝助はウトウトとウロウロを繰り返していました。
登ったら色々とやりたい事もありましたが、結局登ることと、帰る事に必死でw
我が家に帰って改めて画像を見るまでは、あまり景色を眺めて登ってはいなかったな~とか、
楽しんでは居なかったな~と思います。
昔は修行僧の試練の場、修行の為に登ったそうですから、
確かにwあの過酷な山は、ハイキングというよりは厳しい修行の場ような気がしますw
出来なかったお鉢参り(火口を一周すること)も次回やってやろう!なんて思っていましたが、
下山の苦しさを味わってw今は到底登る気さえも起きませんw

あれから5日ほど過ぎて、天気はまた夏戻りの如く暖かく晴天続きでした。
富士山から帰って、リオは翌日はずっと寝ていて、翌々日の夜辺りからもう普通の生活へと戻りました。
伝助はもう翌朝から元気でw帰った夜も車から降りると散歩を要求するほど元気でしたヽU*´д`*Uノ
一人で何倍も登るほど走り回っていたのに・・・
この体力を、普段の散歩でどう発散したらよいのか!?・・・打つ手がありません(爆)

3日も過ぎると、リオはまた外へ出て直ぐにシッコw散歩を拒否して動かずw
戻ると方向展開して直ぐにウン○をしてwそのまま家へ帰る何時ものリオに戻ってしまいましたヽU*´д`*Uノ
あの勇姿は!?いったい何処へ行ってしまったのでしょうか???
元気に飛び跳ねるのは、ご飯の前と車の鍵をチラつかせた時だけwなので今日は河川敷へやってきました。

でんすけぼーすは疲れ知らずw富士山登頂までも普通の散歩を一本こなしてきた程度の勢いでw
翌朝から普通に散歩をこなして、夕方深夜とボール遊びを要求し、何も無かったかのように走り回っていますw
体のとても柔らかい仔です。柔軟性がありバネがある。きっと疲れも抜けやすい体質なのでしょう。

宝永山登頂の時には、往復4時間くらいでしたが、下山後は数日足裏の磨耗から痛そうに歩いていましたが、
今回は、往復13時間以上の未だかつて無いほどの厳しい登山でしたが、
信じられないほどに足裏は炎症も怪我も無く綺麗なものでした!!
ゴム靴一枚で、まったく違うのですね~もっと早くに実践投入しておくのだったと、酷く反省をしました。
筋肉痛っぽい歩きは伝助は1日、リオは2日ほどありましたが、大したことも無く直ぐに治まりました。
お揃いの服は、登山用に購入したものですが、結局富士で着せる事はありませんでした。
服を購入する際に、二人のサイズを測って見ましたが、
ほっそりしているな~と思った伝助は 丈58cm 首50cm 胴76cm でした。
太っているな~と思っていたリオは 丈56cm 首47cm 胴72cm でした。
二人とも体重は32㌔前後です。
やっぱり男の子!伝助は骨格が太く肉付がシャープなようです。
対するリオは、手足胴が短い分、お腹がポヨンとしていて毛がボサボサで丸く見えるようでしたw

こんなに元気です!ご安心ください!ヾU*^ェ^*Uゝ
しかし、凄いな~私は伝助なら登れる可能性はある!
リオは・・・八合目くらいで歩けなくなるんじゃなか!?くらいに思っていたのですが・・・
結局下山出来たのは、伝助の先導のお陰だし、ただ遊んでいるだけかと思っていた伝助が、
あんなに頼りになる奴だとは思いもしていませんでしたヽU*´д`*Uノ
新しい発見も沢山ありましたしね!w
リオが暗闇で立ち止まって、行きに落としたリードを見付けた時は!どんだけ凄いんだ!と思いました。
良く伝助の見失ったボールを見つけてくるし
昔、真冬の大雪原で無くした車のキーを前足で掘って見付けた事もあったし、
あの12時間以上歩き回った真っ暗闇の状況下でどれだけ冷静だったのかと・・・
いや~リオと伝助には恐れ入りましたヽU*´д`*Uノ
犬は飼い主が考えているより遥かに利口で遥かに強い!!
でも、この世の中で、人の手を借りねば生きてはいけない、か弱い生き物でもあります。
やはり、私が守ってやらねばなりません、
私達は、運命共同体なのだと改めて実感した一日でありました。
これで、私達の冒険は終わります。
盲導犬だって10歳で引退するんです。リオは11歳、帰宅後「リオに引退を告げました。」
言葉は解らないけれど、通じていると思います。私の事、自分の事、
長くルークを失った呪縛から抜け出せなく心の何処かでずっと苦しんでいた感が私にはあります。
それが、あの登山で一つ一つ思い出が千切れて落ちる度に、何か少しずつ解き放たれた気がしました。
変わらないものは無いのだと、変わらなければいけないのだと、前に進まなければならないと、
カッコ良く登って!「やったぞー!どうだー!!」と行かないのが人生です。
あれは、私自身の修行の場だったのかもしれませんねw
その時の状況、考え、迷い、不安、行動、戸惑い、ありのままを残しました。
これからはリオの好きな所へ車でブーンと行きたいと思います。
のんびり歩くのも良いです^^伝助は広場とボールがあれば!何処でもご機嫌ですからヾU*^ェ^*Uゝ

富士山頂を目指せ! おしまい ヾU*^ェ^*Uゝ

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帰路へ就くといっても、ここまで来るのに既に8時間近くの時間を掛けて来たのだ。
日本の天辺からの帰り道とは・・・なんとも果てしない・・・
軽く見積もっても3~4時間だろうか?いや、富士山は常にこちらの考えの上を行く・・・もっとだろうか;;
剣ヶ峰の石階段の下で、次は何処へいくんだろう~?みたいなw
まだまだウロウロそわそわしているリオと伝助を呼び寄せて、今日の冒険の終わりを告げた。
そして沢山たくさん褒めてやりました。ヾU*^ェ^*UゝヾU*^ェ^*Uゝ
「さ~帰るぞ~~」U*`д´*Uノ"ぉぅ!

「帰る!」という言葉に反応し、今日の冒険の終わりを理解したリオと伝助が駆け下っていく、
私は最後に噴火口を見ながら、またあのスキージャンプのような急傾斜を鉄柵にしがみつきながら降りていくw
最後の水

剣ヶ峰からの急傾斜を下りて、噴火口の淵、運搬坂までやってきた。
そして、下山を始める前に、私は最後の水をリオと伝助に与えた。。。そう最後の水である。。。
一合ひとつ作戦で、用意周到、全てを多めに背負ってきたつもりが、
8時間近くに及ぶ登頂時間の間に、登山者とすれ違う為の待ち時間や増える休憩時間、
そして、標高が上がるほどに、舌が喉にくっつくほどの乾きを癒すために、
予定より多くの水を失っていたのだ。
富士山は何時だってこちらの考えている上の上を行く・・・まさに!これである。
最後の水は、今手に持っている飲みかけのペットボトル半分の私の水、
そして、リュックにある500ml1本・・・
私はリオと伝助に「これ、最後の水な!」といって器に注いで与えた。
死なば諸共だ!!私も一気に飲み干す。
富士山噴火口の淵でwこれで、泣いても笑っても逆立ちしても、もう水は出てこない、
さ~帰るぞ!!U*`д´*Uノ"
土煙を上げて、リオと伝助が勢い良く下っていきます!
幸いなことは、リオも伝助もまだまだ元気!という事だった。
なんとか元気なうちにできるだけ一気に下りきって、六合目の売店に駆け込むのだ!!

来る時に図書館みたいwと言っていたあの剣が峰の建物は、
「アメダス天候観測所」というものだったらしい、
きっとあれで富士山天気予報を発信しているのかな?
ほぼ、メンテナンス以外は無人で動いているとの事、

何処まで行っても何度折曲がっても雲しか見えない・・・
よくも登ったもんだこんなところw
何時もなら下りの得意な人間様が先頭を行っているのだが・・・
登りきる前辺りから私は既に限界を超えて疲れきっていたヽU*´д`*Uノ
頭ガンガン、膝はガクガク、喉はカラカラ、唾液も飲み込めない程の痛みが喉を走る。
目の奥はグーッと押されるような圧迫感で、額も熱を持っているような熱さになった。
そりゃそうだ、深夜二時に起きて車を走らせる為に、睡眠は3時間ほどしか取っていないのであるw
命の切れる音

くだり初めて1時間が過ぎた頃「ブチッ」と鈍い音が聞こえた後、私の腰からススッズズーっと、
何かが滑り落ちた。。。
ルークが仔犬の頃から今日まで、ずっと毎日の散歩に冒険に使っていた腰袋が遂に壊れて落ちたのだ。
もう10年以上使っているボロボロの色あせた汚いウェストバッグ・・・
まるで、自分の役目は終わった、寿命は尽きたといわんばかりの最後に、
私は「なんで今日なんだろう今なんだろう」と思った。
大事な物を失う事は、命も物も変わりない、私は「今までお疲れさん!」と言ってリュックにしまい込んだ。

そして、また歩き出す。
もうカメラを構える気力も無くなって来た。。。
下山中の写真は、あまり撮っていないのであるヽU*´д`*Uノ
犬登山、ただ登るのとは訳が違った。
常に愛犬の心配をし気を使い意識して、他の登山者の配慮から、犬の靴の履き替え、
超えられなければ抱きかかえ、そして一人と2頭分の物資と赤いソリを担いできたのだw
それをやったのが日本最高峰の富士山、しかも登頂経験者ならいざしらずw未経験の挙句の弾丸登山w
これでソリを担いでいって、犬に何かあったら俺が引いてやる!!なんて言っていたのだw
今はもう、自分がやっと歩くことすらままならないほどの疲労感と辛い現実に襲われている。
不安が不安を呼んで孤独感が太くなり胸も苦しくなってきた。。。

何処まで行っても雲しか見えない、雲の下へ出てもまた雲・・・
この写真を撮った後、私は何かを踏んだようにバランスを崩して、
無様に前のめりにツンノメッテwデッコロンダ。。。

靴が壊れた・・・底が開いて間に溶岩石でも挟んで転んだらしい・・・
今から7年2ヶ月前、はじめて富士山へ行くからと、気前の良い靴屋から買った物である。
底は丈夫で革も厚手のどんな岩場にぶつけても足を痛める事無く私を守ってきたブーツである。
ルーク・リオ・伝助と、ゴールデン三代、富士山頂を目指して今日まで共に歩いてきた大切な靴、
「自分も役目を終えました。」と言わんばかりに壊れた。。。
もう歩けない・・・
覚えていること

PM17:11
私の耳元で、伝助の「はぁーはぁー」「ハァハァ」「フハフハフハフハ」の荒い息とw
リオの「ピーピー」「ピーピー」「プープー」「ウゥゥゥウォンウォン!」「ウォンウォン」のw
鳴き声で目が覚めた∑⊂*゜д゜*⊃!!
どうやら横になっている間に寝てしまったらしいヽU*´д`*Uノぉ~ぃ
心配してずっと起きるのを待っていたのか?一緒に今まで寝ていたのか?
とにかく私は起きると同時にペロペロペロペロ舐め回しの大歓迎を受けたヽU*´д`*Uノ

寝ている間にさっきまで雲のずっと上の方にあった太陽は、いよいよ雲の中へ隠れようとしている時刻だった。
そして、更に誤算に気が付く、遮る物のない富士山だから、きっと夕方になっても麓より明るいだろうと・・・
しかし、ここは東南向きの富士宮ルート、太陽も隠れるのが早い事に気づくヽU*´д`*Uノ
やばい!急がなければ!!

覚えて居る事は、転ぶ前に八合目にはもうお巡りさんは居ないのだな~ということ、
変わりに登山者のテントが3つばかり張ってあったのが見えたが、
今日泊まって明日登るのだろうから「水を分けてください」とは言いづらいな~と思った事、
自分の責任なのだから・・・恐らく此処は、八合目と元祖七合目の間のあたりだろう・・・
頭痛と舌が喉に張り付く程の渇きと、肩の痛みと、唇も乾いてパサパサになってきた頃、
とうとう手先まで震え始めてきた。自分でも解る。かなりやばいと・・・
指先もピアノを弾くようにパタパタと落ち着かない・・・
インフルエンザにでもかかったかのような苦しみであった。。。
ただ足だけは、少し寝たかいがあって若干回復していた。これだけが救いであった!歩ける!!
元祖七合目 解っては居るが、自動販売機の確認をする・・・やっている訳が無い!w
おまけに自動販売機だと思ってw行ってみれば物置だったヽU*´д`*Uノ
新七合目 あるはず無いのに・・・奇跡!と まさか!を信じる(爆)
自動販売機はあったもの・・・動いているはずは無い!!(汗)
新七合目を下り始める辺りからリオのペースが落ち始める。
伝助 飼い主 リオ の順になった。そろそろ限界か!?ソリの出番か!?
しかし、辺りはもう真っ暗!足元がだんだん見えなくなり始めたヽU*´д`*Uノ
ウェストバッグに何時もぶら下げていた自転車用のライトを探す。
これもずっと昔からルークの生前から使っていたものだが、
明るいし、一度の電池交換で1500時間もピカピカと光る優れもの!
夜のお散歩には重宝していた。電池を換えた記憶も1・2度?覚えていないほどである。
探しても見つからない;;どうやら、あの時一緒に落とした事に気が付かなかったようである。
自転車のライト「私も役目を終えました・・・」w
まてまてーー!!今だろ!!今必要だろ!!U*`д´*Uノ"ぶーぶー
幸いというか、リオと伝助の首輪には、いつものピカピカが着けてあった。
伝助のはブルー リオのはグリーン 私は先導する伝助の明かりを頼りに歩みを進める。
辺りもどんどん暗がりが広がり、足元が真っ暗から真っ黒になった頃、
先導する伝助が突然!運搬坂から外れた!!続いてリオもそちらへ下りていった。
呼んでも手招きしても戻らないので、私は恐る恐る足の踏み場を確認しながら下りていった。
通った事があるような?何か違った方向へ下りているような?
そんな不安を抱えながら、足元の悪い段差や階段や岩に足をぶつけながら恐る恐る下っている。
真っ暗闇で夜目が利くのだろうか?伝助は昼間と同じように、
道筋の確認をするように、ダダダーっと先へ下っては「こっちでおじゃる~~♪」と言うようにw
ニコニコしながら駆け戻ってくる。全くもって全然元気であるヽU*´д`*Uノ
そんな中、ペースの落ちたリオがぱったりと足を止める∑⊂*゜д゜*⊃!!
呼んでも手招きしてもちょこんと座り込んで全く動かなくなった。。。
私がこんなに辛いのだ!!水を与える事も出来ずに老犬を永遠あるかせて・・・
犬に人の様な「気合だ!根性だ!頑張れば何でも出来る!!」の根性論は無い、
本当に駄目な時には、動かないし歩かないし立とうともしない・・・
私はリオの11歳の誕生日を、最高のものにするはずが、とんでもない事をしてしまったと後悔した;;
ところが!リオに近づいて足元に目をやると・・・!!!
なんと!持ってくるのを忘れたか、何処かに置いてきたかと思っていた!!
無くした伸びるリードが落ちていた@@!
「なんだリオ、お前これ探してたのか?見付けたのかw」「お前凄いな~^^」
褒めてやると、リオはまた何事も無かったかのようにスンスンスン♪と下り始めた。
無くしたリードが落ちていた以上、ルートはこれで間違いが無いことが解った!
犬は強い!伝助ナビに従って、リオ、私の順で下って行った。
今日、一番弱かったのは飼い主であった。
PM17:49 六合目 雲海壮 到着

PM17:49 六合目 雲海壮 到着 剣ヶ峰から下る事約4時間
登る時にやっていたので、もしかしたら!と思ってはいたが!!
六合目の売店は明かりが灯っていた!!ヾU*^ェ^*Uゝやったー!やりましたー!ヾU*^ェ^*Uゝ
立派な登山犬と半人前の登山者
雲海壮へ着くと、明かりに向かってリオが駆け出した!
そして前足と鼻先を使ってガラス戸を開け「パパを助けてくだせ~」と言わんばかりに中へ駆け込んでいったw
中からは「うお!犬が入ってきた!!」「でっけ~犬が来たぞー!」と5・6人の騒ぐ声がしたw
私の第一声は、すみませんより何よりも「水売ってますか!?」だった(爆)
中の人は山荘の人達で、仕事終わりにTVを見ながら一杯やっていたようである。
私は水とコーラを買った。二本で600円であるw
しかし今なら!例え500円でも1000円でも買う!!ヽU*´д`*Uノ
山荘の人達の間にちゃっかり座り込んで可愛がられるリオw
私は直ぐに器に水を入れて、リオと伝助に飲ませた。
そして、コーラは喉に酷く滲みたけど、物凄く美味かった!!><b忘れられない味である!
喉を潤すと幾分元気になった。
山荘の人達にお礼を言って、真っ暗闇の中、足元も何処を歩いているのか検討も着かない道を、
伝助ナビに従って下山した。
結局、連れて行ってやるぞ~~!と、心配して面倒見て頑張って登ったのは飼い主ではなくw
リオと伝助だったのかもしれない、
5日後

帰りの道中は、リオは爆睡、伝助はウトウトとウロウロを繰り返していました。
登ったら色々とやりたい事もありましたが、結局登ることと、帰る事に必死でw
我が家に帰って改めて画像を見るまでは、あまり景色を眺めて登ってはいなかったな~とか、
楽しんでは居なかったな~と思います。
昔は修行僧の試練の場、修行の為に登ったそうですから、
確かにwあの過酷な山は、ハイキングというよりは厳しい修行の場ような気がしますw
出来なかったお鉢参り(火口を一周すること)も次回やってやろう!なんて思っていましたが、
下山の苦しさを味わってw今は到底登る気さえも起きませんw

あれから5日ほど過ぎて、天気はまた夏戻りの如く暖かく晴天続きでした。
富士山から帰って、リオは翌日はずっと寝ていて、翌々日の夜辺りからもう普通の生活へと戻りました。
伝助はもう翌朝から元気でw帰った夜も車から降りると散歩を要求するほど元気でしたヽU*´д`*Uノ
一人で何倍も登るほど走り回っていたのに・・・
この体力を、普段の散歩でどう発散したらよいのか!?・・・打つ手がありません(爆)

3日も過ぎると、リオはまた外へ出て直ぐにシッコw散歩を拒否して動かずw
戻ると方向展開して直ぐにウン○をしてwそのまま家へ帰る何時ものリオに戻ってしまいましたヽU*´д`*Uノ
あの勇姿は!?いったい何処へ行ってしまったのでしょうか???
元気に飛び跳ねるのは、ご飯の前と車の鍵をチラつかせた時だけwなので今日は河川敷へやってきました。

でんすけぼーすは疲れ知らずw富士山登頂までも普通の散歩を一本こなしてきた程度の勢いでw
翌朝から普通に散歩をこなして、夕方深夜とボール遊びを要求し、何も無かったかのように走り回っていますw
体のとても柔らかい仔です。柔軟性がありバネがある。きっと疲れも抜けやすい体質なのでしょう。

宝永山登頂の時には、往復4時間くらいでしたが、下山後は数日足裏の磨耗から痛そうに歩いていましたが、
今回は、往復13時間以上の未だかつて無いほどの厳しい登山でしたが、
信じられないほどに足裏は炎症も怪我も無く綺麗なものでした!!
ゴム靴一枚で、まったく違うのですね~もっと早くに実践投入しておくのだったと、酷く反省をしました。
筋肉痛っぽい歩きは伝助は1日、リオは2日ほどありましたが、大したことも無く直ぐに治まりました。
お揃いの服は、登山用に購入したものですが、結局富士で着せる事はありませんでした。
服を購入する際に、二人のサイズを測って見ましたが、
ほっそりしているな~と思った伝助は 丈58cm 首50cm 胴76cm でした。
太っているな~と思っていたリオは 丈56cm 首47cm 胴72cm でした。
二人とも体重は32㌔前後です。
やっぱり男の子!伝助は骨格が太く肉付がシャープなようです。
対するリオは、手足胴が短い分、お腹がポヨンとしていて毛がボサボサで丸く見えるようでしたw

こんなに元気です!ご安心ください!ヾU*^ェ^*Uゝ
しかし、凄いな~私は伝助なら登れる可能性はある!
リオは・・・八合目くらいで歩けなくなるんじゃなか!?くらいに思っていたのですが・・・
結局下山出来たのは、伝助の先導のお陰だし、ただ遊んでいるだけかと思っていた伝助が、
あんなに頼りになる奴だとは思いもしていませんでしたヽU*´д`*Uノ
新しい発見も沢山ありましたしね!w
リオが暗闇で立ち止まって、行きに落としたリードを見付けた時は!どんだけ凄いんだ!と思いました。
良く伝助の見失ったボールを見つけてくるし
昔、真冬の大雪原で無くした車のキーを前足で掘って見付けた事もあったし、
あの12時間以上歩き回った真っ暗闇の状況下でどれだけ冷静だったのかと・・・
いや~リオと伝助には恐れ入りましたヽU*´д`*Uノ
犬は飼い主が考えているより遥かに利口で遥かに強い!!
でも、この世の中で、人の手を借りねば生きてはいけない、か弱い生き物でもあります。
やはり、私が守ってやらねばなりません、
私達は、運命共同体なのだと改めて実感した一日でありました。
これで、私達の冒険は終わります。
盲導犬だって10歳で引退するんです。リオは11歳、帰宅後「リオに引退を告げました。」
言葉は解らないけれど、通じていると思います。私の事、自分の事、
長くルークを失った呪縛から抜け出せなく心の何処かでずっと苦しんでいた感が私にはあります。
それが、あの登山で一つ一つ思い出が千切れて落ちる度に、何か少しずつ解き放たれた気がしました。
変わらないものは無いのだと、変わらなければいけないのだと、前に進まなければならないと、
カッコ良く登って!「やったぞー!どうだー!!」と行かないのが人生です。
あれは、私自身の修行の場だったのかもしれませんねw
その時の状況、考え、迷い、不安、行動、戸惑い、ありのままを残しました。
これからはリオの好きな所へ車でブーンと行きたいと思います。
のんびり歩くのも良いです^^伝助は広場とボールがあれば!何処でもご機嫌ですからヾU*^ェ^*Uゝ

富士山頂を目指せ! おしまい ヾU*^ェ^*Uゝ

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Entry ⇒ 2013.10.14 | Category ⇒ 富士宮ルート | Comments (14) | Trackbacks (0)
富士山頂を制する! 富士宮ルート(九合目~剣ヶ峰)
2013.10.7 AM11:00 九合目(標高3410M)

雲の上に浮かぶ石船の様な九合目ヾU*^ェ^*Uゝ
長い準備期間を設け、真剣に今日この日に向けて用意周到に万全の備えで挑んできたかいもあって!!
リオ♀11歳 伝助♂1歳9ヶ月は まだまだ元気にニコニコいきまいています!!
現在地

今まで我が家の最高記録だった八合目の3250Mを一合分超えてきましたU*`д´*Uノ"ぉぅ!
山頂は近いようで~まだまだ遠くのようで~でも!ここからはっきり見えとる!!
表示ではここから九合五勺まで30分、神社まで30分、剣ヶ峰まで20分の計80分!
これが実際どのくらい掛かるのか?それは登ってみないと解らないヽU*´д`*Uノ
なんたって!飼い主が登った事が無いんだから~U*´д`AU。。。
とにかく!
登るのだ!!

雲の上に浮かぶ石船の様な九合目ヾU*^ェ^*Uゝ
長い準備期間を設け、真剣に今日この日に向けて用意周到に万全の備えで挑んできたかいもあって!!
リオ♀11歳 伝助♂1歳9ヶ月は まだまだ元気にニコニコいきまいています!!
現在地

今まで我が家の最高記録だった八合目の3250Mを一合分超えてきましたU*`д´*Uノ"ぉぅ!
山頂は近いようで~まだまだ遠くのようで~でも!ここからはっきり見えとる!!
表示ではここから九合五勺まで30分、神社まで30分、剣ヶ峰まで20分の計80分!
これが実際どのくらい掛かるのか?それは登ってみないと解らないヽU*´д`*Uノ
なんたって!飼い主が登った事が無いんだから~U*´д`AU。。。
とにかく!
登るのだ!!
たして100歳パワー!!

一合ひとつ作戦!またペットボトル一本分の(500ml)を補給して、
十分休息をとらせた後、足裏の確認と新しいゴム靴を履かせ登り始めます。
リオさんの靴はまだ五合目から履いて来たレザーブーツのままですw
なんて地球に優しいエコ登山犬なのでしょうヾU*^ェ^*Uゝ

そしてまた放すと同時に突っ走ってw一つ二つ上を行く伝助が駆け戻ってwまた登っていきます。
ん~・・・こいつは本当に・・・この標高で・・・この悪路で・・・大丈夫なんだろうかヽU*´д`*Uノ

そして、崖かと思うほど急な斜面に、足元は岩がゴロゴロ転がり更に更に厳しくなっていきした。

道を示すためのロープかと思っていましたが、杖を持たない私はそれに摑まりながら登りました。
宝永山などで落石を見てきた私は、こういった岩が転がり始め、
砕け散るまで止まらない怖さを目の当たりにしてきたので、慎重に慎重に足を運びました。
実際富士で毎年起きている落石事故は、少なからず死者や怪我人を出しています。
実は私、富士山登頂の暁には!でんちゅけと
日本初!富士山頂でレトリ~ブ!ヾU*^∞^*Uゝプクッ
なんてw可愛い動画撮影を企画していたのですが・・・(爆)
まだまだ富士山を舐めきっていた自分自身を反省し自粛しますU*´д`AU。。。

こんなところをボールが転がっていったらw
小石や小岩を巻き込んで、伝助は雪崩れになって落っこちてしまうことでしょうヽU*´д`*Uノ

いやw呼んでない!呼んでないぞ~伝助ヽU*´д`*Uノ

やっぱり四本足は強いな~安定感抜群ですね!
6月に丸刈りにしたリオさんの尾っぽの毛も綺麗に随分伸びてきましたヾU*^ェ^*Uゝ

左へ右へ 右へ左へ いったいこのジグザグは何処まで続くのだろうか・・・
下調べとして、事前にどんな場所だろうか?どんな道筋なのだろうか?と、ネットで色々見てはいましたが、
ここはこんな場所で~~す。こんな景色で~~す。とw良い写真が何枚か紹介されているだけでw
全く参考になるような物は見当たらなかったヽU*´д`*Uノ
動画などでは幾つか短いものはありましたが、ちょっと観るのと実際に登のとでは全く別次元です。
だから私は、一つ一つの曲がりもなるべくしっかりと画像に残して置こうと思いました。

私が思っていたよりも、リオは全然強いのだな~
これが公園では「リオはシッコとウン○をすると直ぐに帰っちゃう」と笑いを誘っていた同じ犬とは思えないw

伝助は1歳9ヶ月、人間の年齢に換算すると18歳くらい
リオは11歳、人間でいうと82歳位らしい・・・
二人をたすと調度100歳!!
私はその中間ぐらいだろうか^^;

私を待つ間、岩陰で休んでいるリオと伝助、
ここまで私は何度立ち止まって腰を下ろしたことか^^;

さ~九合五勺らしい石垣が迫ってきました!!

あれはもう絶壁だよ><。

これは道なのか?><。
そりゃ~こんなところを素足で登らせて、犬が歩けなくなった~~なんて当たり前だっつうのヽU*´д`*Uノ
いまさら納得しているアホな飼い主である。。。

九合五勺の石垣の真下までやってきました。
下から上の様子が全く伺えないほどの要害なので、念の為に伝助をリードに繋ぎます。

それでも伝助隊長は一番乗りは譲れないとw石積みをグイグイ引っ張って登っていきますw
こんな難所を・・・凄い力です!いったい後でどうなってしまうのだ!?それだけが心配です。。。
石垣を登りきると・・・

誰も居ませんでした!(爆)
AM11:50 九合五勺 到着 (標高3550M)
小さな石垣の陣地に、これまた小さな山小屋が4つほど建っている九合五勺へ到着しました。
九合目から50分 スタートの五合目から6時間での到着でした。
ん~お昼には頂上へ着くだろう~なんて考えていたのですがw
その目算はあっけなく見事に覆えさせられましたヽU*´д`*Uノ
多めに見積もったつもりでいても、何時もその上の上の現実を叩きつけてくる富士山です><。
こりゃ~まいったヽU*´д`*Uノ
表記ではここから神社30分と剣ヶ峰20分の計50分ですが、
ここまでの現状を見る限り、これが縮まる事は100%無いでしょう。。。
逆にどれくらい掛かるのかも見当が付きませんwだって・・・登った事がないのですからw
帰りの事を思うと、安全策をとって運搬坂を使って下るにしても、
最短で4時間、実際にはそれ以上掛かることでしょう。
そうなると、随分日が短くなってきた今日この頃では、明るいうちに下山できるとは思えません、
そこで今日準備万端でやってきたはずの冒険の用意に落ち度があった事に気が付きました。
そうです。。。夜道を照らすライト
明かりが無い事ですヽU*´д`*Uノ
リオと伝助に水を与えながら、素足の確認と高山病の有無のチェックを舌色で確かめる為に、
口を開かせて覗いていると・・・
「大丈夫だ~犬はつえーから~」とw後から追い付いてきたおじさんがやってきました。(動画に写ってる)
「心配すんなら自分の心配しといたほうがいい」
「犬はすげーから、こんなとこでも水が無くても一週間は生きられる」
「環境適応力ってのが半端無くつえーから、足だけ気をつければ大丈夫^^」とw
リオと伝助を可愛がりながら、一番へこたれそうな飼い主を励ましてくれたw
それから俺のラブラドールは13回登った!とか
10歳過ぎても登ってた~とか・・・あれ?この話どっかで聞いた事があるw
そう、私は昔この人に一度会っている。
この時は、激しい疲労で思い出せなかったが・・・
おじさんに別れを告げて「ここまで来たんだ登ろう!」と気持ちが固まった。
後は、明るい内にどれだけ安全圏まで下っていけるかだ!!
神社へ向かって!

おじさんが向かった正規ルートは、更に激しさを増して九合五勺までの道のりの倍ほど狭く厳しく見えた。
確かに下から見上げると、火口まで小刻みにジグザグに真っ直ぐ上へ伸びていたので距離は近そうだった。
だけど、時間的にそろそろ先に登った下山者もちらほら見えはじめていた。
ここで更にやり過ごす為に待ち時間や休憩を増やすわけにはいかない、
それにあんな場所で下山者と安全にすれ違うのも至難の業だろうと・・・
そこで!少し遠回りになるだろうけど、緩やかで道幅の広い運搬坂を登る事に決めた!
何処に出るかは解らないけれど、どうせ帰りはこれで下って行く予定だったので、
登頂した後で、あたふたと帰り道を探す手間もはぶける!
まさに一石二鳥!ヾU*・ェ・*Uゝ目標はあくまでも富士山最標高!剣ヶ峰なのだからヾU*^ェ^*Uゝ

歩き始めるとニコニコのリオさん!「犬はつえ~」もう11歳だからwなんて誰が決めたのかw

伝助なんかもう登山2・3回分走り回っている!

雲がまるで打ち寄せる波の様に迫っている。
九合五勺が少しずつ小さくなっていく

その分私達は一歩一歩頂上へ迫っている。

毎度同じ事を繰り返す伝助。
これも彼なりの野生で体調管理の一つなのだろう。

空と大地の間で、ロングコートは紫外線から体を守る強い見方だ!!

もう、ほんと!ここは惑星何処なんだ!?ヽU*´д`*Uノ

雪も無いのに伝助のゴロスリw
これ、意味も無くやっているのかと思っていましたが、
実は!ちょこっと掘ると下は黒く湿っていて冷たくなっていたのです∑⊂*゜д゜*⊃!!
これも野生なんだろうな~1歳9ヶ月・・・恐れ入りましたヽU*´д`*Uノ
犬はつえー!!

なんか・・・図書館みたいなのが見えてきました!
図書館てw

パパは休むけど・・・お前達!戻って来なくていいんだぞヽU*´д`*Uノ

だから・・・

戻って来なくていいんだぞwU*`д´*Uノ"

また、飼い主が歩き出すと、一つ二つ上を行く伝助。

うおっと!!空に落っこちそうだ∑⊂*゜д゜*⊃!!

退散!退散!ヽU*´д`*Uノ

右へ 左へ また右へ 折れて また折れて もう何度繰り返しただろう

まだ飛行機が飛んでいる。。。
遭難者は無事に下山できたのだろうか??

今度は私が遭難者になりそう・・・
頭と首の付け根は痛いわ、足はもう膝が笑うようにガクガクしてきた・・・
一口ずつ口と喉を湿らす為のポカリスエットもそろそろ底をついた。。。

空気の薄さが体力を、正午のキツイ日差しが噴出した汗さえもどんどんカラカラに奪っていく、
常に喉を湿らせていないと舌と喉がくっつきそうだヽU*´д`*Uノ
唾液を飲む事も出来なくなるほどの渇きです。
富士宮ルートは富士の東南にあるので、早朝から夕刻まで永遠太陽に照らされるのです。
日差しを遮る木々はもちろん、人がすっぽり隠れるほどの日陰は無い、
大岩もほぼ真上から太陽に照らされているので、影は伝助がやっと隠れられるほどの微々たる物です;;
だんだん喉も痛くなってきた。六合目まで売店も無いw

くぅぅ・・・富士山はこちらの考えている常に上をいくヽU*´д`*Uノ
伝助はさらに一本上を行く(爆)
こんなに凄い奴だと解っていたのなら~ワンコリュックでも着けて水を背負わせてくるんだったな~
まぁ~今日は初めての事だし、重荷は全て俺が背負うと決めてきたんだ。
そんな事は、登って無事に帰ってから考えようU*´д`AU
肩がきしむ・・・

そして、何かに向かって駆け出した!!
火口到着!

うわ~~!でっけ~~!!これ!!火口だけでも山だわ!∑⊂*゜д゜*⊃!!

リオも伝助も興奮気味にw右へウロウロ左へウロウロw世話しなく動き回ってw
飼い主の表情と声色で解るようです!目的地が近いということをヾU*^ェ^*Uゝ
とりあえず記念撮影!危ないのでリオと伝助を近くの柱へ繋ぎます。
富士山大火口
最後の噴火から何百年も経っているのに、焼け焦げた煤のような後が沢山残っていた。
まさに!日本一でっかい煙突のようである!!
リオと伝助を繋いだ柱から、剣ヶ峰の場所がわかった!
どうやら運搬坂は、神社と剣ヶ峰の中間辺りに出たようである。
ここから右へ200mだ!!そう!あとたったの200m!!
どこだ!?どれなんだ!?日本の最高峰!剣ヶ峰は!!

まぁしゃかっ!あれか!?あれなのか!?あの図書館みたいなやつ!∑⊂*゜д゜*⊃!!

そして、剣ヶ峰のあるらしい図書館の方へ歩き出す。

がっ!なんだこれ∑⊂*゜д゜*⊃!!残り200mでとんでもない事になった!!
この坂!まるでジャンプスキーの滑走路のような傾斜!(爆)
嫌がらせじゃないかと思うような最後の試練の場であったヽU*´д`*Uノ
柵にしがみつかないと登れない。・゜・U*ノд`AU・゜・。
で~んちゅけ~やっぱりレトリーブは無理だわw

ぽっかりと開いた噴火口、何かを感じるのだろうか?

リオと伝助は、私が登るまでずっと眺めていた。

はじめての富士山から7年2ヶ月、ルークが旅立ってからもう直ぐ3年が経とうとしている。
やってやるぞ!と奮起して濃い3年であった・・・

ルーク~~凄いぞ~~!お前の居なくなった3年を、リオはしっかりと生きてパパを此処まで連れてきたぞー!
そして、それを触発してニューリーダーとなって引っ張ってきた新参犬伝助!
みんなの力で登ったんだ!!
いま、最後の階段を登りますヾU*・ェ・*Uゝ
PM13:42 日本最高峰 剣ヶ峰 到着 (標高3776M)

PM13:42 剣ヶ峰 到着 九合五勺から1時間52分 富士宮口五合目スタートから7時間52分
今!この瞬間!間違いなく日本一高い頂に立っている犬二頭!!
お里の「さん太家」から1年半前、使命をもって我が家へやってきた伝助!!
10ワンズの長兄 伝助は! 今日 日本一になった!!
そしてリオ!お前は本当に凄い奴だ!!
11歳で登りきるなんて!!いったい誰が想像しただろうか!?
初めから今日まで、全ての登山を共に歩んできた最高の相棒です!!
今日はお前の誕生日♪日本の最高峰で!!日本一の誕生日!!

Happy Birthday RIO 11eh

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一合ひとつ作戦!またペットボトル一本分の(500ml)を補給して、
十分休息をとらせた後、足裏の確認と新しいゴム靴を履かせ登り始めます。
リオさんの靴はまだ五合目から履いて来たレザーブーツのままですw
なんて地球に優しいエコ登山犬なのでしょうヾU*^ェ^*Uゝ

そしてまた放すと同時に突っ走ってw一つ二つ上を行く伝助が駆け戻ってwまた登っていきます。
ん~・・・こいつは本当に・・・この標高で・・・この悪路で・・・大丈夫なんだろうかヽU*´д`*Uノ

そして、崖かと思うほど急な斜面に、足元は岩がゴロゴロ転がり更に更に厳しくなっていきした。

道を示すためのロープかと思っていましたが、杖を持たない私はそれに摑まりながら登りました。
宝永山などで落石を見てきた私は、こういった岩が転がり始め、
砕け散るまで止まらない怖さを目の当たりにしてきたので、慎重に慎重に足を運びました。
実際富士で毎年起きている落石事故は、少なからず死者や怪我人を出しています。
実は私、富士山登頂の暁には!でんちゅけと
日本初!富士山頂でレトリ~ブ!ヾU*^∞^*Uゝプクッ
なんてw可愛い動画撮影を企画していたのですが・・・(爆)
まだまだ富士山を舐めきっていた自分自身を反省し自粛しますU*´д`AU。。。

こんなところをボールが転がっていったらw
小石や小岩を巻き込んで、伝助は雪崩れになって落っこちてしまうことでしょうヽU*´д`*Uノ

いやw呼んでない!呼んでないぞ~伝助ヽU*´д`*Uノ

やっぱり四本足は強いな~安定感抜群ですね!
6月に丸刈りにしたリオさんの尾っぽの毛も綺麗に随分伸びてきましたヾU*^ェ^*Uゝ

左へ右へ 右へ左へ いったいこのジグザグは何処まで続くのだろうか・・・
下調べとして、事前にどんな場所だろうか?どんな道筋なのだろうか?と、ネットで色々見てはいましたが、
ここはこんな場所で~~す。こんな景色で~~す。とw良い写真が何枚か紹介されているだけでw
全く参考になるような物は見当たらなかったヽU*´д`*Uノ
動画などでは幾つか短いものはありましたが、ちょっと観るのと実際に登のとでは全く別次元です。
だから私は、一つ一つの曲がりもなるべくしっかりと画像に残して置こうと思いました。

私が思っていたよりも、リオは全然強いのだな~
これが公園では「リオはシッコとウン○をすると直ぐに帰っちゃう」と笑いを誘っていた同じ犬とは思えないw

伝助は1歳9ヶ月、人間の年齢に換算すると18歳くらい
リオは11歳、人間でいうと82歳位らしい・・・
二人をたすと調度100歳!!
私はその中間ぐらいだろうか^^;

私を待つ間、岩陰で休んでいるリオと伝助、
ここまで私は何度立ち止まって腰を下ろしたことか^^;

さ~九合五勺らしい石垣が迫ってきました!!

あれはもう絶壁だよ><。

これは道なのか?><。
そりゃ~こんなところを素足で登らせて、犬が歩けなくなった~~なんて当たり前だっつうのヽU*´д`*Uノ
いまさら納得しているアホな飼い主である。。。

九合五勺の石垣の真下までやってきました。
下から上の様子が全く伺えないほどの要害なので、念の為に伝助をリードに繋ぎます。

それでも伝助隊長は一番乗りは譲れないとw石積みをグイグイ引っ張って登っていきますw
こんな難所を・・・凄い力です!いったい後でどうなってしまうのだ!?それだけが心配です。。。
石垣を登りきると・・・

誰も居ませんでした!(爆)
AM11:50 九合五勺 到着 (標高3550M)
小さな石垣の陣地に、これまた小さな山小屋が4つほど建っている九合五勺へ到着しました。
九合目から50分 スタートの五合目から6時間での到着でした。
ん~お昼には頂上へ着くだろう~なんて考えていたのですがw
その目算はあっけなく見事に覆えさせられましたヽU*´д`*Uノ
多めに見積もったつもりでいても、何時もその上の上の現実を叩きつけてくる富士山です><。
こりゃ~まいったヽU*´д`*Uノ
表記ではここから神社30分と剣ヶ峰20分の計50分ですが、
ここまでの現状を見る限り、これが縮まる事は100%無いでしょう。。。
逆にどれくらい掛かるのかも見当が付きませんwだって・・・登った事がないのですからw
帰りの事を思うと、安全策をとって運搬坂を使って下るにしても、
最短で4時間、実際にはそれ以上掛かることでしょう。
そうなると、随分日が短くなってきた今日この頃では、明るいうちに下山できるとは思えません、
そこで今日準備万端でやってきたはずの冒険の用意に落ち度があった事に気が付きました。
そうです。。。夜道を照らすライト

リオと伝助に水を与えながら、素足の確認と高山病の有無のチェックを舌色で確かめる為に、
口を開かせて覗いていると・・・
「大丈夫だ~犬はつえーから~」とw後から追い付いてきたおじさんがやってきました。(動画に写ってる)
「心配すんなら自分の心配しといたほうがいい」
「犬はすげーから、こんなとこでも水が無くても一週間は生きられる」
「環境適応力ってのが半端無くつえーから、足だけ気をつければ大丈夫^^」とw
リオと伝助を可愛がりながら、一番へこたれそうな飼い主を励ましてくれたw
それから俺のラブラドールは13回登った!とか
10歳過ぎても登ってた~とか・・・あれ?この話どっかで聞いた事があるw
そう、私は昔この人に一度会っている。
この時は、激しい疲労で思い出せなかったが・・・
おじさんに別れを告げて「ここまで来たんだ登ろう!」と気持ちが固まった。
後は、明るい内にどれだけ安全圏まで下っていけるかだ!!
神社へ向かって!

おじさんが向かった正規ルートは、更に激しさを増して九合五勺までの道のりの倍ほど狭く厳しく見えた。
確かに下から見上げると、火口まで小刻みにジグザグに真っ直ぐ上へ伸びていたので距離は近そうだった。
だけど、時間的にそろそろ先に登った下山者もちらほら見えはじめていた。
ここで更にやり過ごす為に待ち時間や休憩を増やすわけにはいかない、
それにあんな場所で下山者と安全にすれ違うのも至難の業だろうと・・・
そこで!少し遠回りになるだろうけど、緩やかで道幅の広い運搬坂を登る事に決めた!
何処に出るかは解らないけれど、どうせ帰りはこれで下って行く予定だったので、
登頂した後で、あたふたと帰り道を探す手間もはぶける!
まさに一石二鳥!ヾU*・ェ・*Uゝ目標はあくまでも富士山最標高!剣ヶ峰なのだからヾU*^ェ^*Uゝ

歩き始めるとニコニコのリオさん!「犬はつえ~」もう11歳だからwなんて誰が決めたのかw

伝助なんかもう登山2・3回分走り回っている!

雲がまるで打ち寄せる波の様に迫っている。
九合五勺が少しずつ小さくなっていく

その分私達は一歩一歩頂上へ迫っている。

毎度同じ事を繰り返す伝助。
これも彼なりの野生で体調管理の一つなのだろう。

空と大地の間で、ロングコートは紫外線から体を守る強い見方だ!!

もう、ほんと!ここは惑星何処なんだ!?ヽU*´д`*Uノ

雪も無いのに伝助のゴロスリw
これ、意味も無くやっているのかと思っていましたが、
実は!ちょこっと掘ると下は黒く湿っていて冷たくなっていたのです∑⊂*゜д゜*⊃!!
これも野生なんだろうな~1歳9ヶ月・・・恐れ入りましたヽU*´д`*Uノ
犬はつえー!!

なんか・・・図書館みたいなのが見えてきました!
図書館てw

パパは休むけど・・・お前達!戻って来なくていいんだぞヽU*´д`*Uノ

だから・・・

戻って来なくていいんだぞwU*`д´*Uノ"

また、飼い主が歩き出すと、一つ二つ上を行く伝助。

うおっと!!空に落っこちそうだ∑⊂*゜д゜*⊃!!

退散!退散!ヽU*´д`*Uノ

右へ 左へ また右へ 折れて また折れて もう何度繰り返しただろう

まだ飛行機が飛んでいる。。。
遭難者は無事に下山できたのだろうか??

今度は私が遭難者になりそう・・・
頭と首の付け根は痛いわ、足はもう膝が笑うようにガクガクしてきた・・・
一口ずつ口と喉を湿らす為のポカリスエットもそろそろ底をついた。。。

空気の薄さが体力を、正午のキツイ日差しが噴出した汗さえもどんどんカラカラに奪っていく、
常に喉を湿らせていないと舌と喉がくっつきそうだヽU*´д`*Uノ
唾液を飲む事も出来なくなるほどの渇きです。
富士宮ルートは富士の東南にあるので、早朝から夕刻まで永遠太陽に照らされるのです。
日差しを遮る木々はもちろん、人がすっぽり隠れるほどの日陰は無い、
大岩もほぼ真上から太陽に照らされているので、影は伝助がやっと隠れられるほどの微々たる物です;;
だんだん喉も痛くなってきた。六合目まで売店も無いw

くぅぅ・・・富士山はこちらの考えている常に上をいくヽU*´д`*Uノ
伝助はさらに一本上を行く(爆)
こんなに凄い奴だと解っていたのなら~ワンコリュックでも着けて水を背負わせてくるんだったな~
まぁ~今日は初めての事だし、重荷は全て俺が背負うと決めてきたんだ。
そんな事は、登って無事に帰ってから考えようU*´д`AU
肩がきしむ・・・

そして、何かに向かって駆け出した!!
火口到着!

うわ~~!でっけ~~!!これ!!火口だけでも山だわ!∑⊂*゜д゜*⊃!!

リオも伝助も興奮気味にw右へウロウロ左へウロウロw世話しなく動き回ってw
飼い主の表情と声色で解るようです!目的地が近いということをヾU*^ェ^*Uゝ
とりあえず記念撮影!危ないのでリオと伝助を近くの柱へ繋ぎます。
富士山大火口
最後の噴火から何百年も経っているのに、焼け焦げた煤のような後が沢山残っていた。
まさに!日本一でっかい煙突のようである!!
リオと伝助を繋いだ柱から、剣ヶ峰の場所がわかった!
どうやら運搬坂は、神社と剣ヶ峰の中間辺りに出たようである。
ここから右へ200mだ!!そう!あとたったの200m!!
どこだ!?どれなんだ!?日本の最高峰!剣ヶ峰は!!

まぁしゃかっ!あれか!?あれなのか!?あの図書館みたいなやつ!∑⊂*゜д゜*⊃!!

そして、剣ヶ峰のあるらしい図書館の方へ歩き出す。

がっ!なんだこれ∑⊂*゜д゜*⊃!!残り200mでとんでもない事になった!!
この坂!まるでジャンプスキーの滑走路のような傾斜!(爆)
嫌がらせじゃないかと思うような最後の試練の場であったヽU*´д`*Uノ
柵にしがみつかないと登れない。・゜・U*ノд`AU・゜・。
で~んちゅけ~やっぱりレトリーブは無理だわw

ぽっかりと開いた噴火口、何かを感じるのだろうか?

リオと伝助は、私が登るまでずっと眺めていた。

はじめての富士山から7年2ヶ月、ルークが旅立ってからもう直ぐ3年が経とうとしている。
やってやるぞ!と奮起して濃い3年であった・・・

ルーク~~凄いぞ~~!お前の居なくなった3年を、リオはしっかりと生きてパパを此処まで連れてきたぞー!
そして、それを触発してニューリーダーとなって引っ張ってきた新参犬伝助!
みんなの力で登ったんだ!!
いま、最後の階段を登りますヾU*・ェ・*Uゝ
PM13:42 日本最高峰 剣ヶ峰 到着 (標高3776M)

PM13:42 剣ヶ峰 到着 九合五勺から1時間52分 富士宮口五合目スタートから7時間52分
今!この瞬間!間違いなく日本一高い頂に立っている犬二頭!!
お里の「さん太家」から1年半前、使命をもって我が家へやってきた伝助!!
10ワンズの長兄 伝助は! 今日 日本一になった!!
そしてリオ!お前は本当に凄い奴だ!!
11歳で登りきるなんて!!いったい誰が想像しただろうか!?
初めから今日まで、全ての登山を共に歩んできた最高の相棒です!!
今日はお前の誕生日♪日本の最高峰で!!日本一の誕生日!!

Happy Birthday RIO 11eh

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Entry ⇒ 2013.10.12 | Category ⇒ 富士宮ルート | Comments (5) | Trackbacks (0)
生涯を掛けて! 富士宮ルート(八合目~九合目)
2013.10.7 AM9:50 八合目 (標高3250M)

小さいけれど暖かい拍手に迎えられ、突然の珍客に登山者さん達は驚かれていましたヾU*^ェ^*Uゝ
最後の頂上決戦!リオと伝助は!元祖七合目から1時間20分、五合目から4時間掛けての八合目でした。
登山者さんと思われていたこの方々は!なんと!地元の警察官!!帽子に警視庁と書かれていた@@!
良く見ると、先に私達を追い抜いていった山人かと思われる人も混じっていました∑⊂*゜д゜*⊃!!
何かの訓練か!?それとも何かあったのかな??
現在地

現在地は八合目、四時間掛けて・・・やっと半分ちょっと?といったところでしょうか^^;
五年前、ルークとリオとで富士山頂へ挑み、肉球の磨耗から登頂を断念して引き返した因縁の場所であります。
勇気ある決断が、何の備えも持たずにやってきた無知な飼い主と犬二頭を、残り雪にも助けられ、
なんとか自力で下山する事はできましたが、飼い主はその後38度5分の高熱に数日寝込み、
ルークとリオは激しい肉球の磨耗や指の間の擦り傷から被れてしまいヽU*´д`*Uノ
一週間ほどまともに歩けなくなるという事態に陥りました。・゜・U*ノд`AU・゜・。
あれから五年・・・長い下積みを経て!
富士山よ!
我々は帰ってきた!!ヽU*`д´*Uノ"ぉぅ!

小さいけれど暖かい拍手に迎えられ、突然の珍客に登山者さん達は驚かれていましたヾU*^ェ^*Uゝ
最後の頂上決戦!リオと伝助は!元祖七合目から1時間20分、五合目から4時間掛けての八合目でした。
登山者さんと思われていたこの方々は!なんと!地元の警察官!!帽子に警視庁と書かれていた@@!
良く見ると、先に私達を追い抜いていった山人かと思われる人も混じっていました∑⊂*゜д゜*⊃!!
何かの訓練か!?それとも何かあったのかな??
現在地

現在地は八合目、四時間掛けて・・・やっと半分ちょっと?といったところでしょうか^^;
五年前、ルークとリオとで富士山頂へ挑み、肉球の磨耗から登頂を断念して引き返した因縁の場所であります。
勇気ある決断が、何の備えも持たずにやってきた無知な飼い主と犬二頭を、残り雪にも助けられ、
なんとか自力で下山する事はできましたが、飼い主はその後38度5分の高熱に数日寝込み、
ルークとリオは激しい肉球の磨耗や指の間の擦り傷から被れてしまいヽU*´д`*Uノ
一週間ほどまともに歩けなくなるという事態に陥りました。・゜・U*ノд`AU・゜・。
あれから五年・・・長い下積みを経て!
富士山よ!
我々は帰ってきた!!ヽU*`д´*Uノ"ぉぅ!
救助待機中・・・

八合目からの景色を、これまでの思い出に重ねてしばらく眺めていた。。。
お巡りさんの話だと、光り輝く綺麗な雲の上とは裏腹に、麓ではどんよりとした曇り空で、
時折小雨も降っているらしいとのこと・・・

考えれば解る事だけどwこの空からは想像できないな~どんよりした曇り空?だなんて・・・(爆)

リオと伝助を小蔭に入れて、水を与えて休ませていると、
お巡りさん達が興味深そうに近づいてきて幾つか質問が飛んだw
お巡りさん「その背中に背負ってきたソリは何に使うの?」
私が答えようとすると、遮るように別のお巡りさんが「わかった!!」
「何かあった時に犬を乗せる為の物でしょう!!」(得意げにw)
別のお巡りさん「なるほど~!運搬坂を使うのですね!!」(自慢げにw)
おおおお!日本の警察恐るべし!!
物凄い洞察力です!!恐れ入りました!!ヽU*´д`*Uノ
なんだか、良い退屈しのぎに使われた感もありましたがw
私がこんなところで大勢で何をしているのかと尋ねると、
なんでも山頂で遭難者だか高山病だかなんだかで歩けなくなった人が出て、
その救助の為に此処で待機しているのだとか・・・
そういえば・・・七合目辺りの画像から、青い空にちょこちょこ白い飛行機が入り込んでいたが・・・
どうやらあれで上空から様子を見ながら、ここで無線で色々とやり取りをしているらしい、
自力で歩けるようなら下山するまで待機、歩けなければ人力で担架で降ろすらしい・・・
それでこんなに人数がいるんだ@@!きっとかわるがわる交代で下山するのだろう、登るだけでも大変なのにw
この標高だとヘリも安全に降りられる場所が無いという。。。
私が冗談交じりで「運搬坂で四輪バイクとか駄目なんですか?」というと、
「登れたとしても一度でも滑ったらもう止まらないよw」なるほど・・・私には解る。
登山道といってもここはただの崖である。一度転がり始めたら岩の様に・・・砕け散るまで止まらないのだろう。
お巡りさん「頂上まで行かれるんですか?」
私「まぁ~行ける所まで^^;無理だと思ったら直ぐに帰ります。犬のためにも^^;」
お巡りさん「そうですか~何度も登られているんでしょう~どうぞお気を付けて」
私の言動とリオと伝助の備えを見て、どうやら私を熟練者と思い込んだらしいw
とても言えない・・・まだ一度も登った事がないだなんて・・・ヽU*´д`*Uノ

あらためてリオと伝助の足裏の確認をすると、まったく損傷の無い綺麗な足裏でしたヾU*^ェ^*Uゝやったー!
これでここから新たに本当のスタートを切る事が出来る!!
ただ、五合目からずっと履き続けていたリオのシューズも4時間の戦いに遂に剥がれた。
でも~これだけの悪路でリオの足をここまで綺麗に守ってくれたのだから、
十分元は取れたし!効果も抜群だったし!飼い主的には100%満足でした。
生涯を掛けて!

お巡りさん達に見送られ、九合目へ向かって歩き始めました。

先頭は伝助隊長!!道筋の安全を確認する為に!?一足先に飛び出して行きました!!
二番手はリオ!前回来た時ここは物凄い積雪で、標高3250Mで雪遊びをした思い出の場所でもあります!
レザーブーツは底が取れただけだったので、伝助の様にもうちょっと使ってみる事にしましたw

前回来た時は、赤色でボロボロだった鳥居も、いつの間にか新調された様ですね!

岩陰から@@;何気なく置いてある雪だるまのお地蔵さんが可愛いw
五年前にもこの辺りまでは来ました。。。
2008.6.10 ルークとリオ 八合目

あははw今でも体重は同じ位なのに・・・
当時はリオもチビだチビだ豆ターボだ!なんて言っていただけあってw
ルークと比べたらこんなにリオはチビに見えていたんだなw
でかかったんだな~ルークヾU*・ェ・*Uゝ
さ~未知なる一歩を踏み出そう!!

新たなる相棒として!さん太家から迎えた10ワンズの長兄 伝助が!!
日本一の称号を目指して駆け上がります!!

そして、始まりから7年! リオが生涯を掛けて登ります!!

見上げれば岩と空しかない一本道を、未知なる領域にみんなで飛び込んでいきました。

ロープが張ってあるが・・・何処までが道なんだか・・・全く未知w

この世界では大型犬すらちっこい石ころに見える。

この過酷な山で・・・景色だけは綺麗だわ・・・

初めて登って見たけれど、この斜面を見てようやく解った事がある。
五年前あの積雪で、なんの装備も持たずここを登ろうとしていたのだw
きっと私は滑り落ちていただろう・・・無知って恐ろしいヽU*´д`*Uノ

もしもここに雪が積もっていたら?ただの巨大滑走路wプールのウォータースライダーよりも滑るだろうw
そして草木一本掴むものも無くw
物凄いスピードで飛び出た尖ったギザギザの岩に体を切り刻まれて∑⊂*゜д゜*⊃!!
運良く止まったとしても、大岩にぶち当ってペシャンコ・・・
雪が残っていた方が面白いだろう~犬も喜ぶだろう~なんて考えてw
雪解けを狙っていた過去の自分を想像すると・・・
八合目あたりで雪遊びして「さ~帰ろう~♪」なんてやっていた自分こそw
無謀な登山事故で紙面を飾っていた迷惑な客の一人であったろう・・・

伝助は何時も先に行ってこうやって私を見ている。

リオもそうだ。

何を話しているんだかw
何時も心配して、見守られて・・・助けられていたのは・・・私の方かもしれないU*´д`AU。。。

こんなに厳しい山なのに、なんて楽しそうなんだろうお前達。
これが生まれて僅か1年9ヶ月の伝助と、世間じゃ11歳は老犬といわれるリオの実力である。

人間に換算すると82歳といわれる老犬にすら私は追い付けないヽU*´д`*Uノ

遥か上からこちらを見ているのがリオ。その右上の岩陰に点になってこちらを見ているのが伝助w

いた!ヾU*^ェ^*Uゝ

キチンと準備して、ちゃんとその環境に適応した物を提供してやれば、
お前達は何処へでも行けるんだ!!宝永山からの五ヶ月の準備期間は無駄ではなかった!ヾU*^ェ^*Uゝ
さ~九合目は目前です!!

そして!遂に!記録を一合押し上げました!!ヾU*^ェ^*Uゝ
AM11:00 九合目 到着 (標高3410M)

AM11:00 九合目到着、八合目から1時間10分、スタートから5時間20分。
初めての九合目!そこは 雲に浮かんだ石の小船 の様なところでしたヾU*^ェ^*Uゝ
表示では八合目~九合目間は30分と記されていましたが、
明らかに私のペースが遅い事と、疲労から増える休憩と、狭い道で安全に他の登山者とすれ違う為の待ちと、
などがありました。
表記は健康な一般人ではなく、元気な登山者が登って!wとの目安だと、
行き違いの登山者さんが教えてくれましたヽU*´д`*Uノ
つまり、伝助なら30分!!って事です(爆)
次回 飼い主最後の足掻きへ つづく・・・
九合目からの景色

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八合目からの景色を、これまでの思い出に重ねてしばらく眺めていた。。。
お巡りさんの話だと、光り輝く綺麗な雲の上とは裏腹に、麓ではどんよりとした曇り空で、
時折小雨も降っているらしいとのこと・・・

考えれば解る事だけどwこの空からは想像できないな~どんよりした曇り空?だなんて・・・(爆)

リオと伝助を小蔭に入れて、水を与えて休ませていると、
お巡りさん達が興味深そうに近づいてきて幾つか質問が飛んだw
お巡りさん「その背中に背負ってきたソリは何に使うの?」
私が答えようとすると、遮るように別のお巡りさんが「わかった!!」
「何かあった時に犬を乗せる為の物でしょう!!」(得意げにw)
別のお巡りさん「なるほど~!運搬坂を使うのですね!!」(自慢げにw)
おおおお!日本の警察恐るべし!!
物凄い洞察力です!!恐れ入りました!!ヽU*´д`*Uノ
なんだか、良い退屈しのぎに使われた感もありましたがw
私がこんなところで大勢で何をしているのかと尋ねると、
なんでも山頂で遭難者だか高山病だかなんだかで歩けなくなった人が出て、
その救助の為に此処で待機しているのだとか・・・
そういえば・・・七合目辺りの画像から、青い空にちょこちょこ白い飛行機が入り込んでいたが・・・
どうやらあれで上空から様子を見ながら、ここで無線で色々とやり取りをしているらしい、
自力で歩けるようなら下山するまで待機、歩けなければ人力で担架で降ろすらしい・・・
それでこんなに人数がいるんだ@@!きっとかわるがわる交代で下山するのだろう、登るだけでも大変なのにw
この標高だとヘリも安全に降りられる場所が無いという。。。
私が冗談交じりで「運搬坂で四輪バイクとか駄目なんですか?」というと、
「登れたとしても一度でも滑ったらもう止まらないよw」なるほど・・・私には解る。
登山道といってもここはただの崖である。一度転がり始めたら岩の様に・・・砕け散るまで止まらないのだろう。
お巡りさん「頂上まで行かれるんですか?」
私「まぁ~行ける所まで^^;無理だと思ったら直ぐに帰ります。犬のためにも^^;」
お巡りさん「そうですか~何度も登られているんでしょう~どうぞお気を付けて」
私の言動とリオと伝助の備えを見て、どうやら私を熟練者と思い込んだらしいw
とても言えない・・・まだ一度も登った事がないだなんて・・・ヽU*´д`*Uノ

あらためてリオと伝助の足裏の確認をすると、まったく損傷の無い綺麗な足裏でしたヾU*^ェ^*Uゝやったー!
これでここから新たに本当のスタートを切る事が出来る!!
ただ、五合目からずっと履き続けていたリオのシューズも4時間の戦いに遂に剥がれた。
でも~これだけの悪路でリオの足をここまで綺麗に守ってくれたのだから、
十分元は取れたし!効果も抜群だったし!飼い主的には100%満足でした。
生涯を掛けて!

お巡りさん達に見送られ、九合目へ向かって歩き始めました。

先頭は伝助隊長!!道筋の安全を確認する為に!?一足先に飛び出して行きました!!
二番手はリオ!前回来た時ここは物凄い積雪で、標高3250Mで雪遊びをした思い出の場所でもあります!
レザーブーツは底が取れただけだったので、伝助の様にもうちょっと使ってみる事にしましたw

前回来た時は、赤色でボロボロだった鳥居も、いつの間にか新調された様ですね!

岩陰から@@;何気なく置いてある雪だるまのお地蔵さんが可愛いw
五年前にもこの辺りまでは来ました。。。
2008.6.10 ルークとリオ 八合目

あははw今でも体重は同じ位なのに・・・
当時はリオもチビだチビだ豆ターボだ!なんて言っていただけあってw
ルークと比べたらこんなにリオはチビに見えていたんだなw
でかかったんだな~ルークヾU*・ェ・*Uゝ
さ~未知なる一歩を踏み出そう!!

新たなる相棒として!さん太家から迎えた10ワンズの長兄 伝助が!!
日本一の称号を目指して駆け上がります!!

そして、始まりから7年! リオが生涯を掛けて登ります!!

見上げれば岩と空しかない一本道を、未知なる領域にみんなで飛び込んでいきました。

ロープが張ってあるが・・・何処までが道なんだか・・・全く未知w

この世界では大型犬すらちっこい石ころに見える。

この過酷な山で・・・景色だけは綺麗だわ・・・

初めて登って見たけれど、この斜面を見てようやく解った事がある。
五年前あの積雪で、なんの装備も持たずここを登ろうとしていたのだw
きっと私は滑り落ちていただろう・・・無知って恐ろしいヽU*´д`*Uノ

もしもここに雪が積もっていたら?ただの巨大滑走路wプールのウォータースライダーよりも滑るだろうw
そして草木一本掴むものも無くw
物凄いスピードで飛び出た尖ったギザギザの岩に体を切り刻まれて∑⊂*゜д゜*⊃!!
運良く止まったとしても、大岩にぶち当ってペシャンコ・・・
雪が残っていた方が面白いだろう~犬も喜ぶだろう~なんて考えてw
雪解けを狙っていた過去の自分を想像すると・・・
八合目あたりで雪遊びして「さ~帰ろう~♪」なんてやっていた自分こそw
無謀な登山事故で紙面を飾っていた迷惑な客の一人であったろう・・・

伝助は何時も先に行ってこうやって私を見ている。

リオもそうだ。

何を話しているんだかw
何時も心配して、見守られて・・・助けられていたのは・・・私の方かもしれないU*´д`AU。。。

こんなに厳しい山なのに、なんて楽しそうなんだろうお前達。
これが生まれて僅か1年9ヶ月の伝助と、世間じゃ11歳は老犬といわれるリオの実力である。

人間に換算すると82歳といわれる老犬にすら私は追い付けないヽU*´д`*Uノ

遥か上からこちらを見ているのがリオ。その右上の岩陰に点になってこちらを見ているのが伝助w

いた!ヾU*^ェ^*Uゝ

キチンと準備して、ちゃんとその環境に適応した物を提供してやれば、
お前達は何処へでも行けるんだ!!宝永山からの五ヶ月の準備期間は無駄ではなかった!ヾU*^ェ^*Uゝ
さ~九合目は目前です!!

そして!遂に!記録を一合押し上げました!!ヾU*^ェ^*Uゝ
AM11:00 九合目 到着 (標高3410M)

AM11:00 九合目到着、八合目から1時間10分、スタートから5時間20分。
初めての九合目!そこは 雲に浮かんだ石の小船 の様なところでしたヾU*^ェ^*Uゝ
表示では八合目~九合目間は30分と記されていましたが、
明らかに私のペースが遅い事と、疲労から増える休憩と、狭い道で安全に他の登山者とすれ違う為の待ちと、
などがありました。
表記は健康な一般人ではなく、元気な登山者が登って!wとの目安だと、
行き違いの登山者さんが教えてくれましたヽU*´д`*Uノ
つまり、伝助なら30分!!って事です(爆)
次回 飼い主最後の足掻きへ つづく・・・
九合目からの景色

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Entry ⇒ 2013.10.11 | Category ⇒ 富士宮ルート | Comments (2) | Trackbacks (0)
ここが地獄の八合目 富士宮ルート (元祖七合目~八合目)
2013.10.7 AM8:40 元祖七合目(標高3030M)

富士山頂を目指して、過去の経験から十分な準備と作戦を練ってやってきた今回の冒険記!
標高もいよいよ3000Mを超えてきました!U*`д´*Uノ"ぉぅ!

現在の場所です。
スタートの富士宮口五合目は標高2400M 富士山頂の剣ヶ峰は云わずと知れた標高3776M
なんと!こんなにがんばって登っているのにぃぃー!まだ半分にも満たないのです∑⊂*゜д゜*⊃!!
そして、その頂へ近づくにつれて、過去の忌々しい記憶が現実となって甦ってくるのでした。。。

富士山頂を目指して、過去の経験から十分な準備と作戦を練ってやってきた今回の冒険記!
標高もいよいよ3000Mを超えてきました!U*`д´*Uノ"ぉぅ!

現在の場所です。
スタートの富士宮口五合目は標高2400M 富士山頂の剣ヶ峰は云わずと知れた標高3776M
なんと!こんなにがんばって登っているのにぃぃー!まだ半分にも満たないのです∑⊂*゜д゜*⊃!!
そして、その頂へ近づくにつれて、過去の忌々しい記憶が現実となって甦ってくるのでした。。。
ささやかな気持ちにも支えられ

五合目から履いて来たリオさんのシューズ!まだまだ健在です!!
それと全く同じ代物だったのに・・・
伝助のシューズはどうしたらあんな短時間でポッカリ穴が空いたのだろうか??

一方でんちゅけ!脱げない事で有名なゴム靴にも関わらず!ここまでチョコチョコ脱げていてw
ピョンピョン飛び回っては戻ってきて、気が付くと二三度何処かへ落っことしてきていましたヽU*´д`*Uノ
もちろん私が気が付いて見つけた分はちゃんと回収して履かせ直したりしていたのですが、
その光景を見ながら、背中に真っ赤なソリを背負ってw犬を連れた私を面白そうに見守りながら、
後から追い付いてきたご年配の夫婦が「これ、ワンちゃんの靴ではありませんか?」といってw
ご丁寧に伝助の脱げたゴム靴をw拾って持ってきてくれたのです(爆)
私は丁重にお礼を言って挨拶を済ませると・・・
ご婦人「あ!やっぱりソリだ!」
ご主人「わかった!それで須走路を犬ゾリで下るのですね!!」といったw
私は「いえいえ、これは犬に何かあった時に、担いでは降りれないので、
これに乗せて運搬用の坂を下る為に、念のために持ってきたものなんです」と説明するとw
あ~納得!と安堵の表情をみせた。
そりゃ~大型犬を二頭も連れて、真っ赤なソリを背中に背負って登っている人間を見たら・・・(爆)
そんな話をしていると、先に到着していたらしい外人夫婦が近づいてきた。
私はちょっと苦手意識でいたが・・日本語ペラペラでw普通に「写真撮らせてくださ~い♪」と笑顔で言ってきたw
流石に両夫婦とも、富士の事には詳しいらしく、犬の事情にも知識として色々聞き及んでいるらしく、
リオと伝助に履かせて登ってきたゴム靴やレザー製のブーツを見て、酷く感心されていましたヾU*・ェ・*Uゝ

足裏のチェックを済ませて、新たに靴を履かせたあと、
後から放して登りたいと両夫婦に真言して、私たちはそれからしばらく見送った後、
再度、八合目へと向かって登り始めました。
拾ってもらったゴム靴は、ささやかな気持ちとして大切に予備としてポケットへしまいました。
八合目へ向かって出発!

「いくぞ~~!」といって放した瞬間!またしてもカメラを身構えるよりも早く!伝助は消えていきましたw

まったくあやつは・・・伝助隊長のお役目は下調べといわんばかりのお遊びですw

かと思うと、ちゃっかり岩陰を見つけて涼んでいたりします(爆)
何時もちょっとした岩陰にいるので、手を当ててみると、これがとても冷たくて気持ちいいほど涼しいのです。
へ~ちゃんと考えているのだな~と、ちゃっかり後から行って涼んでいるリオを見て感心してしまいました。

そして私が近づくと・・・そそくさと行ってしまいますw

たまにリードに繋いでいるのは、後から追い付いてきた登山人に先に行ってもらうためであります。

地獄の八合目路

元祖七合目から八合目を目指して中ほどに差し掛かった頃、足元の肌色が変わります。
そうです!砂の部分を全てゴツゴツザラザラとした硬く尖った岩肌が覆います。
よく「肉球がやられて!」とか「削られて!」とか、
素足の犬が肉球を地下に削られてやられてしまうのがこれです!
砂流の粒が指の間や肉急の間に入り込んで被れて爛れてしまうのはゴム靴で防げますが、
この尖った溶岩石の岩肌では、ゴム靴の底は簡単に裂けてしまいます!
かといって丈夫なゴム底のレザーブーツでは爪が立ちません!!
爪が立たなければ踏ん張りが利きません!!
踏ん張りが利かなければ、この過酷な富士の斜面を登る事はできません!!!
そこで!!ゴム靴の底に!!ガムテープを張りました!!ヾU*^∞^*Uゝプクッ

作戦成功!!
このゴム靴は高性能!履いていても地べたに足跡がくっきり残るほどの柔軟さで、
尚且つ丈夫!まぁ~場所が場所だけに爪が突き出してしまったり、切れたりもしてしまいますが、
使い捨てても惜しくない価格の安さとwあとは数で勝負!!というところでしょうか^^;
そして!ゴムとガムテープの愛称は!!憎い位の親密な粘着力!!

リオさんのゴム底レザーブーツはまだもっていましたw
これはこれで、どこまでもつものなのか知りたいので、リオにはこのまま登らせてみる事にしました。
まぁ~ゴム靴に比べたら、間違いなく丈夫だし、尚且つリオとは相性も良いみたいだし^^

少ない砂流と岩肌剝き出しの厳しい道が交互に繰り返されていきます。
それでもリオは器用に、少ない砂流を選んでちょこまかと登っていきます。
それでも何か障害物でもなければ、飼い主が追い付く事の出来ないペースなのですからw
ワンコパワー恐るべしですヽU*´д`*Uノ

伝助が岩陰で涼んでいる間にwしめしめと・・・リオ先生が得意の砂流でリードを広げます。

段差の手前で腰を下ろしたリオの横に、伝助がちゃっかり寄り添ってのろまな飼い主を待ちますヽU*´д`*Uノ

ここは三方が赤い溶岩石で囲まれた堀の様になっています。
腕を擦るとひじょ~~に痛いです><。
でも、お前達はゴム靴一枚でこんなところを歩いているんだな;;

こんな場面も多々あります。
伝助がちゃんと何時も見守るが如く心配そうにリオを見つめています。

また厳しい岩肌が立ちはだかります。

そんな場所でも伝助はピョンピョン飛び跳ねていきましたw
リオも段差以外は良いペースでしっかりと登っていきました。

岩肌に聳え立つ要塞のような八合目がはっきりと見えてきました!!

流石にシーズン外と言っても、そろそろ下山者もぽつらぽつらと増えてきました。
狭く急な傾斜で驚かせてしまわぬよう、何度か呼び止めてやり過ごす為の休憩をとりまた。

ここで二頭の飼い犬を呼び戻してリードに繋いでやり過ごすのも至難の業です!
かといって知らない大型犬がいきなり迫ってきたら登山者にだって脅威です!!
犬が苦手な人もいるのです。周囲の確認を常に怠ってはいけません!
よろけたら最後です!人なんて簡単に転げ落ちます!「ごめんなさい」じゃ済まされません><。

幸いリオも伝助も、呼び戻しは利くので、リードに繋げなければ首輪を掴んでその場で待機させます。
そしてまたやり過ごして十分放れた事を確認して登って行きます。
伝助もここまで何度か経験があったので熟知しているようで、良く従ってくれて助かっています^^;

さ~もう直ぐ八合目だ~~!とおもったら?意外と多い人の気配!?そして・・・
金網越しに誰かがごろ寝しています@@!
AM9:50 八合目 到着 (標高3250M)

小さな拍手に迎えられヾU*^ェ^*Uゝ
厳しい岩肌を乗り越えて!AM9:50 元祖七合目から1時間10分 スタートから4時間
八合目へ無事に到着する事ができましたヾU*^ェ^*Uゝ
しかしここは今から五年前、ルークの激しい肉球の出血から下山を選ばざる得なかった因縁の場所でもあります!
果たして今回の作戦の効果はいかに!?
私は・・・そして犬達は・・・この戦いに勝てるのでしょうか!?
つづく
八合目からの景色

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五合目から履いて来たリオさんのシューズ!まだまだ健在です!!
それと全く同じ代物だったのに・・・
伝助のシューズはどうしたらあんな短時間でポッカリ穴が空いたのだろうか??

一方でんちゅけ!脱げない事で有名なゴム靴にも関わらず!ここまでチョコチョコ脱げていてw
ピョンピョン飛び回っては戻ってきて、気が付くと二三度何処かへ落っことしてきていましたヽU*´д`*Uノ
もちろん私が気が付いて見つけた分はちゃんと回収して履かせ直したりしていたのですが、
その光景を見ながら、背中に真っ赤なソリを背負ってw犬を連れた私を面白そうに見守りながら、
後から追い付いてきたご年配の夫婦が「これ、ワンちゃんの靴ではありませんか?」といってw
ご丁寧に伝助の脱げたゴム靴をw拾って持ってきてくれたのです(爆)
私は丁重にお礼を言って挨拶を済ませると・・・
ご婦人「あ!やっぱりソリだ!」
ご主人「わかった!それで須走路を犬ゾリで下るのですね!!」といったw
私は「いえいえ、これは犬に何かあった時に、担いでは降りれないので、
これに乗せて運搬用の坂を下る為に、念のために持ってきたものなんです」と説明するとw
あ~納得!と安堵の表情をみせた。
そりゃ~大型犬を二頭も連れて、真っ赤なソリを背中に背負って登っている人間を見たら・・・(爆)
そんな話をしていると、先に到着していたらしい外人夫婦が近づいてきた。
私はちょっと苦手意識でいたが・・日本語ペラペラでw普通に「写真撮らせてくださ~い♪」と笑顔で言ってきたw
流石に両夫婦とも、富士の事には詳しいらしく、犬の事情にも知識として色々聞き及んでいるらしく、
リオと伝助に履かせて登ってきたゴム靴やレザー製のブーツを見て、酷く感心されていましたヾU*・ェ・*Uゝ

足裏のチェックを済ませて、新たに靴を履かせたあと、
後から放して登りたいと両夫婦に真言して、私たちはそれからしばらく見送った後、
再度、八合目へと向かって登り始めました。
拾ってもらったゴム靴は、ささやかな気持ちとして大切に予備としてポケットへしまいました。
八合目へ向かって出発!

「いくぞ~~!」といって放した瞬間!またしてもカメラを身構えるよりも早く!伝助は消えていきましたw

まったくあやつは・・・伝助隊長のお役目は下調べといわんばかりのお遊びですw

かと思うと、ちゃっかり岩陰を見つけて涼んでいたりします(爆)
何時もちょっとした岩陰にいるので、手を当ててみると、これがとても冷たくて気持ちいいほど涼しいのです。
へ~ちゃんと考えているのだな~と、ちゃっかり後から行って涼んでいるリオを見て感心してしまいました。

そして私が近づくと・・・そそくさと行ってしまいますw

たまにリードに繋いでいるのは、後から追い付いてきた登山人に先に行ってもらうためであります。

地獄の八合目路

元祖七合目から八合目を目指して中ほどに差し掛かった頃、足元の肌色が変わります。
そうです!砂の部分を全てゴツゴツザラザラとした硬く尖った岩肌が覆います。
よく「肉球がやられて!」とか「削られて!」とか、
素足の犬が肉球を地下に削られてやられてしまうのがこれです!
砂流の粒が指の間や肉急の間に入り込んで被れて爛れてしまうのはゴム靴で防げますが、
この尖った溶岩石の岩肌では、ゴム靴の底は簡単に裂けてしまいます!
かといって丈夫なゴム底のレザーブーツでは爪が立ちません!!
爪が立たなければ踏ん張りが利きません!!
踏ん張りが利かなければ、この過酷な富士の斜面を登る事はできません!!!
そこで!!ゴム靴の底に!!ガムテープを張りました!!ヾU*^∞^*Uゝプクッ

作戦成功!!
このゴム靴は高性能!履いていても地べたに足跡がくっきり残るほどの柔軟さで、
尚且つ丈夫!まぁ~場所が場所だけに爪が突き出してしまったり、切れたりもしてしまいますが、
使い捨てても惜しくない価格の安さとwあとは数で勝負!!というところでしょうか^^;
そして!ゴムとガムテープの愛称は!!憎い位の親密な粘着力!!

リオさんのゴム底レザーブーツはまだもっていましたw
これはこれで、どこまでもつものなのか知りたいので、リオにはこのまま登らせてみる事にしました。
まぁ~ゴム靴に比べたら、間違いなく丈夫だし、尚且つリオとは相性も良いみたいだし^^

少ない砂流と岩肌剝き出しの厳しい道が交互に繰り返されていきます。
それでもリオは器用に、少ない砂流を選んでちょこまかと登っていきます。
それでも何か障害物でもなければ、飼い主が追い付く事の出来ないペースなのですからw
ワンコパワー恐るべしですヽU*´д`*Uノ

伝助が岩陰で涼んでいる間にwしめしめと・・・リオ先生が得意の砂流でリードを広げます。

段差の手前で腰を下ろしたリオの横に、伝助がちゃっかり寄り添ってのろまな飼い主を待ちますヽU*´д`*Uノ

ここは三方が赤い溶岩石で囲まれた堀の様になっています。
腕を擦るとひじょ~~に痛いです><。
でも、お前達はゴム靴一枚でこんなところを歩いているんだな;;

こんな場面も多々あります。
伝助がちゃんと何時も見守るが如く心配そうにリオを見つめています。

また厳しい岩肌が立ちはだかります。

そんな場所でも伝助はピョンピョン飛び跳ねていきましたw
リオも段差以外は良いペースでしっかりと登っていきました。

岩肌に聳え立つ要塞のような八合目がはっきりと見えてきました!!

流石にシーズン外と言っても、そろそろ下山者もぽつらぽつらと増えてきました。
狭く急な傾斜で驚かせてしまわぬよう、何度か呼び止めてやり過ごす為の休憩をとりまた。

ここで二頭の飼い犬を呼び戻してリードに繋いでやり過ごすのも至難の業です!
かといって知らない大型犬がいきなり迫ってきたら登山者にだって脅威です!!
犬が苦手な人もいるのです。周囲の確認を常に怠ってはいけません!
よろけたら最後です!人なんて簡単に転げ落ちます!「ごめんなさい」じゃ済まされません><。

幸いリオも伝助も、呼び戻しは利くので、リードに繋げなければ首輪を掴んでその場で待機させます。
そしてまたやり過ごして十分放れた事を確認して登って行きます。
伝助もここまで何度か経験があったので熟知しているようで、良く従ってくれて助かっています^^;

さ~もう直ぐ八合目だ~~!とおもったら?意外と多い人の気配!?そして・・・
金網越しに誰かがごろ寝しています@@!
AM9:50 八合目 到着 (標高3250M)

小さな拍手に迎えられヾU*^ェ^*Uゝ
厳しい岩肌を乗り越えて!AM9:50 元祖七合目から1時間10分 スタートから4時間
八合目へ無事に到着する事ができましたヾU*^ェ^*Uゝ
しかしここは今から五年前、ルークの激しい肉球の出血から下山を選ばざる得なかった因縁の場所でもあります!
果たして今回の作戦の効果はいかに!?
私は・・・そして犬達は・・・この戦いに勝てるのでしょうか!?
つづく
八合目からの景色

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