リオの子宮蓄膿症完治までの道のり

4月23日(土)MP16:00完治!
先日14日に突然陰部からの出血により、急遽子宮摘出の手術をする事になったリオ♀8歳6ヶ月
今日は無事に抜糸も終り完治する事が出来ました。
一時はどうなる事かと思いましたが、その後の乳腺腫瘍の検査なども良性との事で、
血液検査の結果も、腫瘍その他に癌の痕跡は見られず、
今後、これをきっかけに内臓器官などへの腫瘍の転移などはありませんとなりましたヾU*・ェ・*Uゝ
(乳腺腫瘍に関しては、転移ではなく、新たに出来る可能性は在るとの事、♀犬の宿命)
今日は、14日の手術後から、23日の抜糸から完治までの道のりを記したいと思います。

14日(木)夜
約2時間に及ぶ子宮と卵巣の摘出手術は無事に終り帰宅、
昨日の夜から飼い主共々一睡もしていなかったので、不眠と手術の疲れからか、
今日まで一度も欠かす事の無かった大好きなゴハンを、生涯初めて一口も口にしなかった。
毎日毎日朝も夕も・・・散歩から帰ると玄関から台所へすっ飛んで行って、
シッポフリフリで器を見つめていたのに・・・更に水も飲まずに眠りに付いた・・・
体は小さいけれど、パワーだけはターボなリオに、元気が無い姿を始めて見た飼い主は、とても心配になる。
15日(金)
朝、何時もの量の餌を出してみた。
勢いは無いものの普通に平らげる、但し何時もなら器に付いている細かな物まで舐めて綺麗に食べるのに・・・
ある程度ザックリ食べた感じで食事を終える。
散歩、通称快便のリオ!の異名を持つほどの押し出し式の便が出なかったw
外に出たら直ぐにウンコをするリオが!便をしなかったのである!!
まぁ~昨日は何も食べていなかったし・・・2度ほど仕草は見せたものの、朝の便はありませんでした。
お腹が痛いのかなぁ・・・力が入らないのかなぁ・・・
夕刻、散歩に出る前にご飯を与えてみた。
朝とは違って、食べ方に勢いが出てきた。
全部平らげた後、器を舐めていたので、ドライフードを足してみる。全部食べた!!
散歩、まだ無理はさせてはいけないので、リオのペースで公園をゆるりと歩く、
通常この夕方の散歩でリオは2~3本のウンコをするのだが・・・出ない・・・
仕草はするのだが・・・せっかく食欲が出てきたのに・・・便が出ないのが心配・・・
16日(土)
MP15:00 みやまえだいら動物病院へ、手術の経過と傷口の確認の為に来院、
この日の朝も、元気はあり食事はするものの便はせず、とても心配になっていたが、
駐車場から病院へ歩く途中で、人の親指ほどのウンコをポロッとしたw

病院の外で診察の順番を待つリオ
先日の出血で陰部を舐めていた為か、唇が荒れてしまっている。
それから手術後から、母乳が出始める、卵巣を摘出したが、
腫れていた為、若干ホルモンのバランスの崩れからくるものらしい、
10日~2週間ほどで落ち着くとの事、そして今後二度と母乳の出る事は無いとの事、
仔犬ほどのぬいぐるみを咥えて、なんだかピーピー泣くようになる。
腫れていた卵巣から一時的にホルモンが分泌され、若干想像妊娠的なものがあるのかも知れないとの事、
手術の縫合は上手く行ったようで、傷口は綺麗に塞がったまま、炎症の心配も無いとなり、
抜糸は一週間後の土曜日と決まった。
血液検査の結果も、14日の手術前には29600あった白血球数が(通常8千~1万2千)
たった2日後の今日の検査では16300まで下がっていた。
個体差にもよるらしいのだが、一時的に60000位まで上昇してしまう仔もいるらしい、
先生は目を丸くして「うわ!驚くべき回復力です!!」と絶賛していたw
一番心配していた黄疸も無くなって正常値へ戻っていた。

夕方の散歩、どんどん元気になる、
ご飯も通常の量を平らげた後、更に欲しがるようになる。
体が良くなるように栄養を欲しているのだ!!さらにフードを追加する。

しかし、やはりあれから便をしないので、家の周りをチョロチョロ歩かせていると・・・
した!やっとした!なんとか通常の半分くらいの便をしました。

17日
朝、何時もより大目のご飯をペロリと平らげる。便もやっと通常ほどの物を1本しました。
家の中ではカラーを付ける。そして問題のぬいぐるみ・・・
これを咥えてピーピー言いながら飼い主に押し付けてくる・・・
自分の子供だと思っているのだろうか???
持ってくるので取り上げると、今度は返せとピーピー言ってくる・・・
しかし、想像妊娠になった仔の話は何度か聞いた事があるのだが、
それほど物凄い執着心は無く、食べ物に釣られると平気でポロッと捨てる(笑)
やはり、症状は浅く、あまり心配はしないで良さそうだ^^;

18日~22日
18日の夕方の散歩あたりから、リオは以前の様に2~3本のしっかりしたウンコをするようになる。
食欲も旺盛で、私は体が改善の為に栄養を欲しているのだと思い、通常よりも多めに餌を与えた。
昼間はリオは一人でお留守番なので、首にカラーを付ける。
雨の日は、傷口を濡らさない様にカッパを着せる。そして帰ったら傷口を軽く拭いて消毒した。
徐々に何時もの生活のペースに戻りつつある。
しかし、乳腺から母乳が出ていて、首カラーを付けたリオは、違和感を処理できず、
乳腺に付いた母乳が毛も絡めて固まってくっついてしまっていた。
これを取ってやろうと剥すと赤く被れてしまった。
可哀想なので毛をカットして、綺麗にふき取ってやる事にした。
夜、ずっとカラーを付けていては可哀想だと思い、私が居る間は外してやる事にした。
縫合した傷口は舐めなかったが、乳腺から出る母乳は舐めて処理していた。

カラーを外してもらって落ち着いたのか、何時ものように頭を隙間に隠して寝るようになるw
しかし、四六時中リオを見ている事はやはり不可能・・・
知らない間に乳を舐めて母乳を処理していたみたいなのだが、
これが災いして炎症を起こしてしまった。

23日(土)抜糸の日
幸い傷口は舐めていなかったので、縫い目は炎症も無く綺麗に塞がって、予定通り抜糸が行われた。
舐めて炎症を起こした乳腺は、雑菌が皮膚に付着したものらしい、
これは薬を塗って、母乳が納まるまでは、やはりカラーは付けておいた方が良いと言われた。
血液検査の結果も正常値に戻り、子宮の摘出による体内の細菌の影響は見られず、
乳腺腫瘍の検査報告も良性となり、
病巣は取りきれております。今回摘出されたものに関しては特に大きな問題はないものと考えられます。
となった。
今後この件関しての内臓などへの転移の心配は無いと、安堵のお声を頂けましたヾU*・ェ・*Uゝ
これにより完治!!やった~やりました~~ヾU*^∞^*Uゝプクッ
私は先生にお礼を言って、リオをつれて病院を後にしました。
あとで解った事なのですが、リオの歯がなんだか綺麗になっていたような気がして電話で聞いてみたのですが、
手術のあと、リオの麻酔が良く効いていたので、そんなに酷くなかったので、
気を利かせて歯石も取っていてくれたそうです。
料金にも入っていなかったし、何も言ってなかったのでおかしいな~とは思ったのですが、
最近では、先進医療を逆手にとって、なんでもかんでも細かな事までお金に換算する獣医が増えている中、
随分良心的な病院じゃありませんかヾU*・ェ・*Uゝ

24日
抜糸から一夜あけて、今日から元気に何時もの休日のお散歩ですヾU*・ェ・*Uゝ

とうぜんまだまだ無理は出来ないけれど、
ひとまずリオ!完治です!!ヾU*・ェ・*Uゝ
ー あとがき -
もう一年位前の記憶となりますが、まだルークが健在だった頃、
ルークの便は、健康的な黄土色なのに対し、リオの便は初めの方が若干黒っぽかったのです。
ただ、二度目の便の時は、二匹とも健康な黄土色の似たような便だったので、
人間でも黒い便には血様が混ざっている事があると思い出し、
当時行っていた動物病院の先生に尋ねたのですが、返答は「ん~・・・・」でした。
血液検査も異常は無いと言われ、まぁ~リオの方はそんなものなのかなぁ~と思っていたのですが、
今回の子宮蓄膿症によって、子宮と卵巣を摘出したわけなのですが、ある変化がありました。
それは便です。
便は健康のバロメータとは良く言いますが、
手術後、リオの便は初めから健康な黄土色の便に変わったのです。
これまで毎朝一番最初の便は若干黒っぽく、パサパサした感があったのですが、
それが手術後の便からは、朝夕に関係なく健康な綺麗な黄土色の便になったのです。
私にとって、リオに起こりうる事は全て、初めての経験なので詳しくは解りませんが、
やはり、何らかの過程を経て、今回のような事態に陥った感が否めないのです。
今後、この件について、何か新たな情報が確認できましたら、またアップしていきたいと思います。
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ちなみに
犬の子宮蓄膿症 費用 は子宮卵巣の摘出で相場15~20万円位だそうです。
当然 個体差 症状 入院の有無 によって費用も変わってくるのでしょうが、
リオの場合、膿が陰部から外へ出ていた為、破裂する前に摘出する事ができました。
ついでに乳腺腫瘍も一つ取って頂きました。入院はしていません、
費用は122.170円でした。
子宮内洗浄もあるそうですが、これはあくまでも目に見えない範囲での洗浄になりますので、
ほぼ確実に再発する恐れがあるそうで、薬を飲ませるという副作用のデメリットも非常に高く、
費用も10万円くらいからと高額です。
若く症状も軽く、将来出産させようと考えるならともかく、
中年期以上で生ませる気が無いのなら、避妊と再発防止も予ねて、
一般的には子宮と卵巣の摘出をする処置が一番効果的だそうです。
知らない何処かで同じ境遇の飼い主さんの参考になればと思い
この記録をありのまま残します。
Entry ⇒ 2011.04.24 | Category ⇒ 犬の子宮蓄膿症 | Comments (14) | Trackbacks (0)
犬・子宮蓄膿症

AM5:30
ここは何時ものお散歩コース、東高根森林公園です。
去年の今頃引っ越してきて、やはり桜がとても綺麗に咲き乱れ、あの頃はルークもいて、
新しい環境で、新しい生活が始まるのだと、あまり何も考えていなかった。
ただ、ルークとリオを連れている私に、あるオジサンが二匹の年齢を尋ねてきて、
「8歳と7歳じゃ、これから色々大変になるよ!頑張ってね」と言ってきたのだが・・・
私は「うちの犬はここまで、大きな病気にも掛からずにきたので大丈夫!」なんてのんきな事を言っていた。。
それから数ヶ月後、ルークは旅立ち・・・そして今度はリオが・・・
4月13日PM22:00頃
私の足元で寝ていたリオが、ムクッと起き出したと同時に、ボタボタ!っと水がこぼれる様な音がした。
私はハテナ?と思いリオの方を見ると、リオのお尻の足元に、血様のような液体が沢山こぼれていた。
リオはその後、発情期の時のように、自分で舐めて処理しようとしていたのだが、私は直ぐにおかしいと気が付いた。
それは、リオの前回の発情期は、2月の半ばから末にかけて既に終っていたからだ。
まだ2ヶ月ほどしか経っていない、そして発情期とは違い、その血様のような液体は、
かなりドロッとしていて、さらに変な悪臭を放っていたからだ。
私は直ぐにネットで「犬の陰部からの血様」と検索をかけると、次のような文面を幾つか見つける事ができた。
===================================================
最後に発情後に起こる子宮蓄膿症について説明します。この病気は6歳以上の雌犬に多くおこります。特に発情後1~2ヶ月の間で起こる場合が多く、発情出血は終わったはずなのにまた、出血が始まったということで来院されるケースが多くみられます。外陰部からは悪臭をともなった膿混じりの血液がドロドロと出て、患犬は陰部周囲をやたらに気にして舐めます。この膿混じりの血液の正体は子宮内で感染をおこしたおりものです。
このおりものが子宮内に大量につまり、外陰部からでているのです。全身状態は発熱のため元気がなくなり、食欲減退・吐き気、水ばかり飲み多量の尿を排泄する(多飲多尿)ようになります。これがこの病気の主症状です。ただし中には外陰部からのおりものが全く無く、子宮内に大量にたまってしまうケース(閉鎖型)もあります。この場合には、最近食欲はないのにやけにお腹が大きく張っているということで気づかれるでしょう。この病気になった場合には直ちに外科手術で患部(子宮)を摘出する必要があります。そのまま放置すれば、子宮内で増殖した細菌が出す毒素が全身にまわり、敗血症や腎不全へと進行し死へと至らしめます。また、子宮の一部が敗れ、腹膜炎を起こすこともあります。
特にこの病気は中年期以降に多く発生するため、この年齢に達している雌犬を飼育されている飼い主さんは愛犬が発情のたびに注意して観察する必要があります。
===================================================
リオに当てはまるもの
① 発情後1~2ヶ月の間で起こる場合が多く、発情出血は終わったはずなのにまた、出血が始まった
② 外陰部からは悪臭をともなった膿混じりの血液がドロドロと出て、
患犬は陰部周囲をやたらに気にして舐めます。
恐らくこれだろう・・・
しかし、リオはまだ元気もあるし食欲もある・・・まだ症状は軽いのだろうか・・・

とりあえず出ているものはウミだという事と、
毒素などと書かれていたので舐めないようにした方が良いと考え、
以前ルークが使っていた首カラーを引っ張り出してきてリオへ付けてみた。
まだまだ元気なリオは、初めてのカラーと陰部からの出血の違和感からか、
部屋中にガンガンぶつけて歩き回っていた。
陰部からは血様のような液体がボタボタと滴り落ちてきて、部屋中血だらけになってしまった。
PM24:00
幾らティッシュやタオルで拭っても、一向に出血が治まる気配が無い、
タオル雑巾等で拭っては水洗いをして・・・の繰り返しになってきた。
深夜1時
調べていくと、やはり事態は急を要するらしく、命に関わりかねないと改めて認識、
何処を見ても子宮と卵巣の摘出でほぼ間違いないと・・・いあそれしか手立てがないらしい。。。
私は朝一番で診察してもらえるように、高野動物病院の留守電に現状を伝えながら明日の診察を依頼した。
すると、泊まりの医師がいたらしく、リオの状況を伝えると、やはり子宮蓄膿症でほぼ間違いないようだった。
しかし、あいにく明日は休診日と言う事と、午後の手術は予約が入っているので、
今日の今日での手術は不可能だと言う事だった。
明日診察して、翌日に手術は可能らしいのだが、
出来れば明日診察して、そのまま直ぐに手術してもらうのが一番良いと言われた。
医師が相談を受けて、早くやってもらえるなら、そちらでやった方が良いと言うのだ。
更に、我が家の直ぐ近くにある動物病院まで紹介してくれた。
明日を待って連絡してみる事にした。

AM3:00
やっと出血が収まる感があったので、居間へ布団を敷いてリオの介護に当たることにした。
横になって30分が過ぎた頃、陰部の出血から違和感を感じてか、リオがまた歩き出した。
起き上がるとまた血が部屋中にこぼれた、もう拭いても拭いても切が無いので、
そのまま風呂場へ連れて行って、シャワーで洗い流す事にした。
綺麗にして横になって、異臭が漂い始め、見るとまたウミが出ているのでシャワーで洗い流す。
この繰り返しになってきた。これじゃ~まったく寝る事ができないヽU*´д`*Uノ
もう部屋中変な鉄臭のような腐ったような匂いが充満していた。
リオも落ち着かないらしく、疲れてきたのかグッタリしてきた・・・貧血なのだろうか・・・
やはり心配になって、緊急病院などを調べたが、我が家から1時間からそれ以上掛かる場所が多く、
最近は、東日本大震災などの影響で、世の中どうなるか解らない状態だし、
預けるにも通院するにも、やはり近い方が間違いないだろうと思い。
悔しいが、やはり夜が明けるのを待つ事に決めた。
AM5:30

そして夜が明けた。リオも落ち着かないのか眠る事が出来ないようなので、
家で腐っていても仕方が無いと思い、トイレも予ねてお散歩コースの東高根自然公園へやってきた。
本当は今週末にでも満開の桜をバックに写真を撮ろうと考えていたのだが・・・
もしかしたら・・・これが最後の散歩になるかも知れないと思い、カメラ持参でやってきました。

桜並木を歩くリオ、元気はありますが、寝ていないので何度もアクビをしていました。
近所の散歩には意外と内弁慶なリオ、本来ならお散歩よりも帰ったら貰えるゴハンの方が気になって、
用を済ませたら足早に帰りたがるのだが・・・今日は珍しく自分からスタスタと歩いていた。
私はルークの時を思い出し、涙が溢れて止まらなくなってきました。

東高根森林公園 桜満開です!ヾU*・ェ・*Uゝ

4月14日AM9:00
今日は事情を説明して、仕事を休ませていただきました。
なんとしても今日中に、リオの手術をしてくれる病院を、近場で探さなくてはなりません!!
早速昨日教えてもらった我が家から一番近い病院に連絡をしてみましたが・・・
あいにく今日は院長の不在で、オペの有無は決めかねるとの事だった。。。
それから我が家の周囲の動物病院は、(水)(木)を休診日としている所が多く、
連絡が付いても、今日の今日は難しい・・・明日ならという所ならあるのだが・・・
しかし、皆共通しているところは同じで、今日出来るなら、今日やってもらう方が間違いないと口々に言う・・・
そして、やはり事態はかなり深刻なようで、○○の方は調べましたか?とか、○○病院は聞かれましたか?
最悪見つからなかった場合を考えて、今日お預かりして診察し、明日手術が出来るように空けておきますので、
見つかったらご連絡ください!、などと、暖かい言葉も掛けてもらいました。
動物病院が電話口で、他の動物病院を教えたり紹介したりする事は、物凄く稀なのである。
それだけでかなりの危機感を感じる。
もう大病院も名医も先進医療も関係ない!!ヤブ医者の一発成功例でもいいから誰かリオを助けてくれー!!
AM10:30
数件目でようやく、予防接種やワクチンなどで来院はあるものの、
今日の午後の手術なら空いているという病院を見つけた。
ただし、初めての来院なので、血液検査やらなにやら細かく検査をさせていただいた上での判断との条件付で、
我が家から車で15~20分程だ。私はとる物も取らずに大慌てでリオを車に乗せて走らせた。
やはり子宮はかなり腫れていて、細菌に犯されたウミがかなり溜まっているようだった。
ただし、ウミが出ているというのは、まだマシな方らしい、
血液検査の結果、極々微量ではあるが黄疸が出ているとの事、
毒素が体内に広がっていたら、手術をしても助からない場合もあると・・・
しかし、ほおっておいても着実に助からないとの事で、
体重は27・4キロ、手術を考えて麻酔の為に朝食を抜いてきていた事も幸いし、
これから更に細かい検査をした上で、午後1時からの手術が決まった。
それからリオは乳腺にも一つ、シコリができていたので、子宮と卵巣の摘出後、
様子を見て一所に取れるようなら取ってくれるという。
これは以前から解っていて、指摘されていた事だった。

そう、ルークの前立腺肥大による膀胱炎が収まったら、秋口くらいには摘出する予定であったが、
そのルークは睾丸の摘出後、僅か3ヶ月で血管肉腫の末期ガンとなり、旅立ってしまったので、
リオは乳腺にシコリはあるものの、元気だったし、特に悪い症状も出ていない物を取って、
ルークのように死んでしまったら・・・と疑心暗鬼にかかっていた。
先生は「解ります」と言って、5時頃お迎えの確認の連絡をするようにと言った。
私は「突然押しかけられて大変でしょうが、リオを助けてください、どうぞお願いします。」
と言って病院を後にした。
MP18:00
17時に連絡を入れると、手術は二時間ほどで無事に終り、今は様子を見ながら点滴を討っているという。
18時頃にお迎えに来てくださいと言われたので、手術の結果を聞きに再度来院した。
リオは元気で入院の必要は無いと言う。逆に一番安心できるお家で飼い主さんの元、
ゆっくり休ませて上げてくださいといわれた。
ここの病院では、よほど悪くない限り入院は勧めないという。
元気なリオは麻酔から覚めたら大人しく点滴を討ってくれそうにないとも(笑)
そして、摘出した問題の子宮と卵巣をみせていいただいて私は驚いた!!
もっと丸くて小さな物を想像していたのだが!!∑⊂*゜д゜*⊃!!
*いきなりアップだと怖いので、サムネイル可してあります*

し・・・子宮ってこんなにデカイんだ@@!
本来はもっと細いらしいのだが、ソーセージ状になっているのが子宮で両端が卵巣
この中に膿が溜まっているらしい・・・

メスで一部を割いていただいて、中の膿を確認する・・・この赤茶けたドロッとした物がウミである。
もの凄い量である@@!これじゃ~いくら拭いても洗っても留まる筈が無い・・・
リオは体外へ出ていたのが幸いしてこの位の腫れで済んでいるとの事、
最悪はこの膿が体内で膨張して破裂してしまうという。。。

若干毒素の影響か、ホルモンバランスが崩れて、卵巣が丸みを帯びて腫れていると言う。

今日はこのまま連れて帰って、傷口の様子を見ながら、手術の経過を土曜日に確認する事となった。
リオは半分眠そうにオロオロと現れたwしかし、元気そうであるヾU*・ェ・*Uゝ
いちを手術は無事に終ったが、問題が無ければこのまま元気に回復していくでしょうとの事、
ただ、念には念を入れて、乳腺の検査と、一ヵ月後に再度来院して精密検査を受ける事を進められた。
もしも細菌が体に広がっていて、リオの抗体が弱ければ、更なる重病に発展しかねないからだと、
私は先生にお礼を言って、リオを車に乗せて帰宅した。
19:00帰宅
リオが手術をしている間に、膿に染まったマットや部屋の掃除などをしておいたので、
部屋の悪臭は随分落ち着いていた。
ルークもリオもまだ若い頃、生ませるつもりが無いのなら、
「去勢は必要!将来大きな病気の原因に成りかねない!」などとよく言われた事があったが・・・
私は犬に関しては全くの素人だったし、悪くも無いのに取ってしまうなんて可愛そうだ!!などと思い、
そんな病気は万に一つ!とか、うちはそんなの関係ないだろうなどと思い込んでいたが・・・
結局2頭ともそれが原因で後々大変になってしまった;;
だって獣医や何代も犬を飼っている人には経験もあるし、想像もつくだろうが、
全くの素人が、可愛さあまって仔犬を飼い始めて、今日みたいな子宮やらなにやらが想像できるだろうか!?
まぁ~ただ一つ言える事は、将来雌犬を飼う事があったら、生ませるつもりが無いのなら、
間違いなく避妊する!!U*`д´*Uノ"

点滴をしているので、今日はゴハンは食べさせなくとも良いと言われていたが、
食べたがったら与えても構いませんと言われていたので、リオにゴハンを与えてみたが全く口を付けなかった。
リオが食事を拒んだのは、これが始めての事であった。
19時に痛み止めのお薬を与えた後、リオは居間に引いてあった布団の上で熟睡しはじめた。
考えてみたら、リオも私も昨日から一睡もしていないのであるw
私はリオにそっと首カラーを付けて、寄り添って眠る事にしました。
きっと元気になってくれる事を信じてヾU*・ェ・*Uゝ
私の足元で寝ていたリオが、ムクッと起き出したと同時に、ボタボタ!っと水がこぼれる様な音がした。
私はハテナ?と思いリオの方を見ると、リオのお尻の足元に、血様のような液体が沢山こぼれていた。
リオはその後、発情期の時のように、自分で舐めて処理しようとしていたのだが、私は直ぐにおかしいと気が付いた。
それは、リオの前回の発情期は、2月の半ばから末にかけて既に終っていたからだ。
まだ2ヶ月ほどしか経っていない、そして発情期とは違い、その血様のような液体は、
かなりドロッとしていて、さらに変な悪臭を放っていたからだ。
私は直ぐにネットで「犬の陰部からの血様」と検索をかけると、次のような文面を幾つか見つける事ができた。
===================================================
最後に発情後に起こる子宮蓄膿症について説明します。この病気は6歳以上の雌犬に多くおこります。特に発情後1~2ヶ月の間で起こる場合が多く、発情出血は終わったはずなのにまた、出血が始まったということで来院されるケースが多くみられます。外陰部からは悪臭をともなった膿混じりの血液がドロドロと出て、患犬は陰部周囲をやたらに気にして舐めます。この膿混じりの血液の正体は子宮内で感染をおこしたおりものです。
このおりものが子宮内に大量につまり、外陰部からでているのです。全身状態は発熱のため元気がなくなり、食欲減退・吐き気、水ばかり飲み多量の尿を排泄する(多飲多尿)ようになります。これがこの病気の主症状です。ただし中には外陰部からのおりものが全く無く、子宮内に大量にたまってしまうケース(閉鎖型)もあります。この場合には、最近食欲はないのにやけにお腹が大きく張っているということで気づかれるでしょう。この病気になった場合には直ちに外科手術で患部(子宮)を摘出する必要があります。そのまま放置すれば、子宮内で増殖した細菌が出す毒素が全身にまわり、敗血症や腎不全へと進行し死へと至らしめます。また、子宮の一部が敗れ、腹膜炎を起こすこともあります。
特にこの病気は中年期以降に多く発生するため、この年齢に達している雌犬を飼育されている飼い主さんは愛犬が発情のたびに注意して観察する必要があります。
===================================================
リオに当てはまるもの
① 発情後1~2ヶ月の間で起こる場合が多く、発情出血は終わったはずなのにまた、出血が始まった
② 外陰部からは悪臭をともなった膿混じりの血液がドロドロと出て、
患犬は陰部周囲をやたらに気にして舐めます。
恐らくこれだろう・・・
しかし、リオはまだ元気もあるし食欲もある・・・まだ症状は軽いのだろうか・・・

とりあえず出ているものはウミだという事と、
毒素などと書かれていたので舐めないようにした方が良いと考え、
以前ルークが使っていた首カラーを引っ張り出してきてリオへ付けてみた。
まだまだ元気なリオは、初めてのカラーと陰部からの出血の違和感からか、
部屋中にガンガンぶつけて歩き回っていた。
陰部からは血様のような液体がボタボタと滴り落ちてきて、部屋中血だらけになってしまった。
PM24:00
幾らティッシュやタオルで拭っても、一向に出血が治まる気配が無い、
タオル雑巾等で拭っては水洗いをして・・・の繰り返しになってきた。
深夜1時
調べていくと、やはり事態は急を要するらしく、命に関わりかねないと改めて認識、
何処を見ても子宮と卵巣の摘出でほぼ間違いないと・・・いあそれしか手立てがないらしい。。。
私は朝一番で診察してもらえるように、高野動物病院の留守電に現状を伝えながら明日の診察を依頼した。
すると、泊まりの医師がいたらしく、リオの状況を伝えると、やはり子宮蓄膿症でほぼ間違いないようだった。
しかし、あいにく明日は休診日と言う事と、午後の手術は予約が入っているので、
今日の今日での手術は不可能だと言う事だった。
明日診察して、翌日に手術は可能らしいのだが、
出来れば明日診察して、そのまま直ぐに手術してもらうのが一番良いと言われた。
医師が相談を受けて、早くやってもらえるなら、そちらでやった方が良いと言うのだ。
更に、我が家の直ぐ近くにある動物病院まで紹介してくれた。
明日を待って連絡してみる事にした。

AM3:00
やっと出血が収まる感があったので、居間へ布団を敷いてリオの介護に当たることにした。
横になって30分が過ぎた頃、陰部の出血から違和感を感じてか、リオがまた歩き出した。
起き上がるとまた血が部屋中にこぼれた、もう拭いても拭いても切が無いので、
そのまま風呂場へ連れて行って、シャワーで洗い流す事にした。
綺麗にして横になって、異臭が漂い始め、見るとまたウミが出ているのでシャワーで洗い流す。
この繰り返しになってきた。これじゃ~まったく寝る事ができないヽU*´д`*Uノ
もう部屋中変な鉄臭のような腐ったような匂いが充満していた。
リオも落ち着かないらしく、疲れてきたのかグッタリしてきた・・・貧血なのだろうか・・・
やはり心配になって、緊急病院などを調べたが、我が家から1時間からそれ以上掛かる場所が多く、
最近は、東日本大震災などの影響で、世の中どうなるか解らない状態だし、
預けるにも通院するにも、やはり近い方が間違いないだろうと思い。
悔しいが、やはり夜が明けるのを待つ事に決めた。
AM5:30

そして夜が明けた。リオも落ち着かないのか眠る事が出来ないようなので、
家で腐っていても仕方が無いと思い、トイレも予ねてお散歩コースの東高根自然公園へやってきた。
本当は今週末にでも満開の桜をバックに写真を撮ろうと考えていたのだが・・・
もしかしたら・・・これが最後の散歩になるかも知れないと思い、カメラ持参でやってきました。

桜並木を歩くリオ、元気はありますが、寝ていないので何度もアクビをしていました。
近所の散歩には意外と内弁慶なリオ、本来ならお散歩よりも帰ったら貰えるゴハンの方が気になって、
用を済ませたら足早に帰りたがるのだが・・・今日は珍しく自分からスタスタと歩いていた。
私はルークの時を思い出し、涙が溢れて止まらなくなってきました。

東高根森林公園 桜満開です!ヾU*・ェ・*Uゝ

4月14日AM9:00
今日は事情を説明して、仕事を休ませていただきました。
なんとしても今日中に、リオの手術をしてくれる病院を、近場で探さなくてはなりません!!
早速昨日教えてもらった我が家から一番近い病院に連絡をしてみましたが・・・
あいにく今日は院長の不在で、オペの有無は決めかねるとの事だった。。。
それから我が家の周囲の動物病院は、(水)(木)を休診日としている所が多く、
連絡が付いても、今日の今日は難しい・・・明日ならという所ならあるのだが・・・
しかし、皆共通しているところは同じで、今日出来るなら、今日やってもらう方が間違いないと口々に言う・・・
そして、やはり事態はかなり深刻なようで、○○の方は調べましたか?とか、○○病院は聞かれましたか?
最悪見つからなかった場合を考えて、今日お預かりして診察し、明日手術が出来るように空けておきますので、
見つかったらご連絡ください!、などと、暖かい言葉も掛けてもらいました。
動物病院が電話口で、他の動物病院を教えたり紹介したりする事は、物凄く稀なのである。
それだけでかなりの危機感を感じる。
もう大病院も名医も先進医療も関係ない!!ヤブ医者の一発成功例でもいいから誰かリオを助けてくれー!!
AM10:30
数件目でようやく、予防接種やワクチンなどで来院はあるものの、
今日の午後の手術なら空いているという病院を見つけた。
ただし、初めての来院なので、血液検査やらなにやら細かく検査をさせていただいた上での判断との条件付で、
我が家から車で15~20分程だ。私はとる物も取らずに大慌てでリオを車に乗せて走らせた。
やはり子宮はかなり腫れていて、細菌に犯されたウミがかなり溜まっているようだった。
ただし、ウミが出ているというのは、まだマシな方らしい、
血液検査の結果、極々微量ではあるが黄疸が出ているとの事、
毒素が体内に広がっていたら、手術をしても助からない場合もあると・・・
しかし、ほおっておいても着実に助からないとの事で、
体重は27・4キロ、手術を考えて麻酔の為に朝食を抜いてきていた事も幸いし、
これから更に細かい検査をした上で、午後1時からの手術が決まった。
それからリオは乳腺にも一つ、シコリができていたので、子宮と卵巣の摘出後、
様子を見て一所に取れるようなら取ってくれるという。
これは以前から解っていて、指摘されていた事だった。

そう、ルークの前立腺肥大による膀胱炎が収まったら、秋口くらいには摘出する予定であったが、
そのルークは睾丸の摘出後、僅か3ヶ月で血管肉腫の末期ガンとなり、旅立ってしまったので、
リオは乳腺にシコリはあるものの、元気だったし、特に悪い症状も出ていない物を取って、
ルークのように死んでしまったら・・・と疑心暗鬼にかかっていた。
先生は「解ります」と言って、5時頃お迎えの確認の連絡をするようにと言った。
私は「突然押しかけられて大変でしょうが、リオを助けてください、どうぞお願いします。」
と言って病院を後にした。
MP18:00
17時に連絡を入れると、手術は二時間ほどで無事に終り、今は様子を見ながら点滴を討っているという。
18時頃にお迎えに来てくださいと言われたので、手術の結果を聞きに再度来院した。
リオは元気で入院の必要は無いと言う。逆に一番安心できるお家で飼い主さんの元、
ゆっくり休ませて上げてくださいといわれた。
ここの病院では、よほど悪くない限り入院は勧めないという。
元気なリオは麻酔から覚めたら大人しく点滴を討ってくれそうにないとも(笑)
そして、摘出した問題の子宮と卵巣をみせていいただいて私は驚いた!!
もっと丸くて小さな物を想像していたのだが!!∑⊂*゜д゜*⊃!!
*いきなりアップだと怖いので、サムネイル可してあります*

し・・・子宮ってこんなにデカイんだ@@!
本来はもっと細いらしいのだが、ソーセージ状になっているのが子宮で両端が卵巣
この中に膿が溜まっているらしい・・・

メスで一部を割いていただいて、中の膿を確認する・・・この赤茶けたドロッとした物がウミである。
もの凄い量である@@!これじゃ~いくら拭いても洗っても留まる筈が無い・・・
リオは体外へ出ていたのが幸いしてこの位の腫れで済んでいるとの事、
最悪はこの膿が体内で膨張して破裂してしまうという。。。

若干毒素の影響か、ホルモンバランスが崩れて、卵巣が丸みを帯びて腫れていると言う。

今日はこのまま連れて帰って、傷口の様子を見ながら、手術の経過を土曜日に確認する事となった。
リオは半分眠そうにオロオロと現れたwしかし、元気そうであるヾU*・ェ・*Uゝ
いちを手術は無事に終ったが、問題が無ければこのまま元気に回復していくでしょうとの事、
ただ、念には念を入れて、乳腺の検査と、一ヵ月後に再度来院して精密検査を受ける事を進められた。
もしも細菌が体に広がっていて、リオの抗体が弱ければ、更なる重病に発展しかねないからだと、
私は先生にお礼を言って、リオを車に乗せて帰宅した。
19:00帰宅
リオが手術をしている間に、膿に染まったマットや部屋の掃除などをしておいたので、
部屋の悪臭は随分落ち着いていた。
ルークもリオもまだ若い頃、生ませるつもりが無いのなら、
「去勢は必要!将来大きな病気の原因に成りかねない!」などとよく言われた事があったが・・・
私は犬に関しては全くの素人だったし、悪くも無いのに取ってしまうなんて可愛そうだ!!などと思い、
そんな病気は万に一つ!とか、うちはそんなの関係ないだろうなどと思い込んでいたが・・・
結局2頭ともそれが原因で後々大変になってしまった;;
だって獣医や何代も犬を飼っている人には経験もあるし、想像もつくだろうが、
全くの素人が、可愛さあまって仔犬を飼い始めて、今日みたいな子宮やらなにやらが想像できるだろうか!?
まぁ~ただ一つ言える事は、将来雌犬を飼う事があったら、生ませるつもりが無いのなら、
間違いなく避妊する!!U*`д´*Uノ"

点滴をしているので、今日はゴハンは食べさせなくとも良いと言われていたが、
食べたがったら与えても構いませんと言われていたので、リオにゴハンを与えてみたが全く口を付けなかった。
リオが食事を拒んだのは、これが始めての事であった。
19時に痛み止めのお薬を与えた後、リオは居間に引いてあった布団の上で熟睡しはじめた。
考えてみたら、リオも私も昨日から一睡もしていないのであるw
私はリオにそっと首カラーを付けて、寄り添って眠る事にしました。
きっと元気になってくれる事を信じてヾU*・ェ・*Uゝ
Entry ⇒ 2011.04.14 | Category ⇒ 犬の子宮蓄膿症 | Comments (9) | Trackbacks (0)