はやいもので~ヽU*´д`*Uノ
愛犬 ルーク号 (2001・8・28~2010・11・2)

11月2日 ルーク 一回忌 ぜんぜん嬉しくねーけど。・゜・U*ノд`AU・゜・。
はやいものです。。。あれから一年も経つのだなぁ~

10月末、カレンダーを見て私はゾッとした。。。
30 1 2 3 と、10月から11月へ続く曜日・・・去年と全く同じである。
10月30日は日曜で、病院で血管肉腫・余命1~2週間です。と宣告された日であり、
11月1日は平日で、朝から病院で止血の為の注射を討って、私は夕方ルークを病院へ迎えに行った。
夜、お見舞いに駆けつけてくれたママにベッタリ甘え、手作りのジャーキーを沢山食べた。
11月2日も平日で、朝から軽めの散歩を2度済ませ、自分の足でスンスンと歩いていた。
食欲もあり、用も自分でしっかり済ませていたので、私はルークはまだまだ大丈夫だと嬉しくなった。
朝から大好物のお肉を山盛りぺロッと平らげた。パパの手作り野菜スープもしっかり食べた。
二度目の散歩は負担が掛かると思い、ルークの大好きな車で公園まで乗せていった。
帰宅したら夕方から一所に病院へ行って、止血の効果を検査に行くはずであった。
しかし、18時・・・ルークは既に息絶えていた。。。
11月3日は祭日で、週末を待たずにルークは火葬となった。。。
「じゃ~僕いくから~ヾU*^ェ^*Uゝ」・・まるで、死期を悟って段取りまで自分で決めていたかのように・・・

本当は2日の夜の検査で止血が上手くいっていたら、明けた3日の祭日は、朝からリオと一所に病院へ行って、
リオの血で輸血をして、血圧が上がったのを確認後、胸に溜まった血を抜いて楽にして上げる予定であった。
その後、状態の安定を見て、脾臓の切除 それから肺がんを抑えるという流れであった・・・
しかし、それらは全て、延命の為の処置である。。。
主人の居ぬ間に旅立つと、部屋が荒れると聞いた事がありましたが、
ルークは最後まで手の掛からない良い子でした。
汚れた物はマット一枚である。。。後は糞も、シッポを丸めて綺麗に旅立って逝きました。
一人で苦しかったろうに・・・何処も汚さず・・・トイレも最後まで我慢して・・・
こんなにも綺麗に死ねるものなのかと・・・私はルークを抱きしめて深く涙しました。

不思議な話し
余命宣告を受けた日、
点滴から私の元へ戻ってきたルークは毛艶も良く、見た目は何時もと変わらぬ元気なルークでした。
私は先生に「どうせ死ぬなら家で死なせてやりたい!」と泣きながらに訴えていた。
「死ぬ」という言葉に反応して、ルークの耳がピクッと動いた。
そしてルークは、首を傾げて不思議そうに泣いている私を見つめていた。
私は、ルーク・・・言葉が解るのか!?と思ってドキッとした。
旅立ちの日、
朝からカラスの鳴き声に起こされた。こんな事は初めてであった。
重い病を背負ってしまったルークと、元気なリオを一所に歩かせるのは負担になると思い、
私はルークだけ先に散歩へ連れて行った。
自分だけ連れ出されたのが嬉しかったのか、ルークは私の顔を下からニコニコして見つめながら、
時折小走りも交えて元気に歩いていた。
2度目の散歩もリオと一所に車で公園まで行って済ませた。
帰りは自分でスタスタと車へ戻って行った。
「ルーク、今日も帰ったらまた病院だからな」と撫でながら言うと、
ルークは布団の上でそのままそっと目を閉じて、スースーと息をしながら眠りに付いた。
出掛けると解っている主人を前に、ルークが目を閉じて眠りに付くなんて事は、これが始めてであった。

その日の夕方、
私は、ルークに家でトイレをする事を教えていなかったので、
台所やベランダを開放して広いトイレを作ってやろうと考え、
ルークのトイレに丁度良さそうな木を植木屋で買っていた。
植木を車に乗せて最後の仕事に向う16時30分、私は不思議な感覚に包まれました。
なにかこう~胸の中に入ってきて、体がボ~とフワ~となって、
肩の力が抜けるような、全ての悩みから開放されたような・・・もう急がなくて良いのだと・・・
なにか、そんな時間が確かにあって、18時帰宅、ルークは旅立っていた。。。
ワーワー泣き喚いて抱きしめたルークは、まだ温かかった。。。
きっとあの時、ルークは旅立ったのだろう。。。
弱い飼い主に、自分の見送りは出来ないと、ルークは知っていたのかもしれません、

あまりにも突然に・・・
階段を落ちるボールのようにルークを失ってしまった私は、気持ちの整理が付くことはありませんでした。
悔しくて悔しくて悲しくて悲しくて・・・真実を求めて、血管肉腫という病気を調べまくりました。
ただそれは、調べれば解る事ですし、ここに書きたてる事は、
他の飼い主さんの不安を煽る事にしかなりませんので、辞めておきます。
この犬種の持っている持病をしっかりと把握して、ちゃんと向き合って行ければ、避けられないとしても、
発症を遅らせる事は可能です。
何歳で去勢すると、避けられる病気、確立の上がる病気とか、予想出来る症状等、ちゃんと書いてあります。
私は、自分は関係ない、そんなことは万に一つの話だと、勝手に思い込んで、向き合っていなかったのです。
そして、あとから大変だ~大変だ~と、大騒ぎしただけなのです。
知識があったら、医者にもちゃんと意見をして確認が出来たはずですし・・・

アホ話し
12月吉日、
まだルークが側でうろついている感の残る日々を過ごしていました。。。
そして、何か気配を感じて、パッと台所の方に目をやると・・・何故かシッポが一瞬見えたような気がしたw
私がそのシッポを見間違えるはずがありません!(笑)
あのシッポの根元のカール・・・ルーク!ルークに違いない!!
あいつ・・・自分が死んじゃった事・・・解ってないんじゃないのかな・・・
それでまだこの辺をうろついてるんだヽU*´д`*Uノ などと思う。。。(笑)
明けて2月吉日、
まだまだルーク~~ルーク~~~うううう。。。となる日が続いていましたw
あれから一度も夢にも何も出てこないルーク・・・
お前、せめて夢にくらい出て来いよなぁ~なんて思っていたある日。
ルークが夢に現れた!!
私は、驚きと!!感動と!!嬉しさと!!で、胸がドッキンドッキン!!
一杯になってパニックになりました∑⊂*゜д゜*⊃!!
私があんまり驚いたもので・・・・ルークは直ぐに消えてしまいました。・゜・U*ノд`AU・゜・。(笑)
7月末日、
流石に時間が随分と気持ちの整理をさせてくれました。
そんなある日、来月はもうお盆か~などと考え、
仕事で疲れて帰って、エアコンの下で転寝しながら眠りに付こうとすると・・・
横になった私の右脇に、ルークが伏せていた@@!
これは結構時間があった!!
寝ぼけていたので、またリオと見間違えたのか!?と思い、リオを探すと・・・隣のリビングで寝ていたw
私は!えー!えー!えー!!!となって、また驚くと・・・ルークは消えてしまった。。。
ほぼ、寝に掛かっていた私は飛び起きた!! あれは・・・寝ぼけていたのだろうか・・・(笑)
それ以降、まだ近くでうろついている感のあったルークの気配は感じられなくなった。
あれは、最後の別れにルークが私に会いに来たのだろうか・・・
9月吉日
晴れた休日をリオと多摩川の河原で久方ぶりに散歩をしていた。
すると、遠くから立ち止まってこちらを見つめている2頭の大きなゴールデン!!
そう、ルークの初産の仔達である!!
里親に出てから、接点が無かったし、家は引っ越してしまっていたので、
もう合える事はないかな~と思っていたが、なんの偶然か!!
もう直ぐ9歳になるルークの仔たちも、すっかり顔が白くなり、父親そっくりになっていた@@!
リオもよくしっていたので落ち着いたものだった。
「お前達のお父さん死んじゃったんだよぅぅ」とルークの旅立ちを告げた。
帰宅後、仕事の確認をしようとカレンダーに目をやって驚いたw
今日は俺の誕生日だったんだな~・・・
毎日毎日ルークに会いたい会いたいと思っていたから・・・
これは、ルークが私にくれた、誕生日プレゼントだったんだな!!と思った(笑)
とても素敵なプレゼントだった。だって!!お前そっくりなんだからw
(私には霊感だのなんだのは一切御座いませんwお化けとか見た事も無いしw)

ルーク~~ルーク~~~ぅぅぅ・・・となるのもこれで最後にしたいと思いますヾU*^ェ^*Uゝ
不思議なもので、どんな事があっても、私がルークに神頼みする事は無い!w
だって、私はお前の主人なのだからU*`д´*Uノ"ぉぅ!!
そしていつも願っている
「どうかルークが成仏して、今度生まれ変わってくる時は、
足も痛くない、ガンも無い、元気で丈夫な体で生まれ変わってきますように」と
「リオがルークの分も長生きして、大きな病気にも掛からずに健康でありますように」と
血管肉腫、不治の病、出来る事は衰えながらも延命のみである。
無痛の病とも言われている。本人にも自覚がないまま進行し末期を迎える場合が多い。

11月2日 ルーク 一回忌 ぜんぜん嬉しくねーけど。・゜・U*ノд`AU・゜・。
はやいものです。。。あれから一年も経つのだなぁ~

10月末、カレンダーを見て私はゾッとした。。。
30 1 2 3 と、10月から11月へ続く曜日・・・去年と全く同じである。
10月30日は日曜で、病院で血管肉腫・余命1~2週間です。と宣告された日であり、
11月1日は平日で、朝から病院で止血の為の注射を討って、私は夕方ルークを病院へ迎えに行った。
夜、お見舞いに駆けつけてくれたママにベッタリ甘え、手作りのジャーキーを沢山食べた。
11月2日も平日で、朝から軽めの散歩を2度済ませ、自分の足でスンスンと歩いていた。
食欲もあり、用も自分でしっかり済ませていたので、私はルークはまだまだ大丈夫だと嬉しくなった。
朝から大好物のお肉を山盛りぺロッと平らげた。パパの手作り野菜スープもしっかり食べた。
二度目の散歩は負担が掛かると思い、ルークの大好きな車で公園まで乗せていった。
帰宅したら夕方から一所に病院へ行って、止血の効果を検査に行くはずであった。
しかし、18時・・・ルークは既に息絶えていた。。。
11月3日は祭日で、週末を待たずにルークは火葬となった。。。
「じゃ~僕いくから~ヾU*^ェ^*Uゝ」・・まるで、死期を悟って段取りまで自分で決めていたかのように・・・

本当は2日の夜の検査で止血が上手くいっていたら、明けた3日の祭日は、朝からリオと一所に病院へ行って、
リオの血で輸血をして、血圧が上がったのを確認後、胸に溜まった血を抜いて楽にして上げる予定であった。
その後、状態の安定を見て、脾臓の切除 それから肺がんを抑えるという流れであった・・・
しかし、それらは全て、延命の為の処置である。。。
主人の居ぬ間に旅立つと、部屋が荒れると聞いた事がありましたが、
ルークは最後まで手の掛からない良い子でした。
汚れた物はマット一枚である。。。後は糞も、シッポを丸めて綺麗に旅立って逝きました。
一人で苦しかったろうに・・・何処も汚さず・・・トイレも最後まで我慢して・・・
こんなにも綺麗に死ねるものなのかと・・・私はルークを抱きしめて深く涙しました。

不思議な話し
余命宣告を受けた日、
点滴から私の元へ戻ってきたルークは毛艶も良く、見た目は何時もと変わらぬ元気なルークでした。
私は先生に「どうせ死ぬなら家で死なせてやりたい!」と泣きながらに訴えていた。
「死ぬ」という言葉に反応して、ルークの耳がピクッと動いた。
そしてルークは、首を傾げて不思議そうに泣いている私を見つめていた。
私は、ルーク・・・言葉が解るのか!?と思ってドキッとした。
旅立ちの日、
朝からカラスの鳴き声に起こされた。こんな事は初めてであった。
重い病を背負ってしまったルークと、元気なリオを一所に歩かせるのは負担になると思い、
私はルークだけ先に散歩へ連れて行った。
自分だけ連れ出されたのが嬉しかったのか、ルークは私の顔を下からニコニコして見つめながら、
時折小走りも交えて元気に歩いていた。
2度目の散歩もリオと一所に車で公園まで行って済ませた。
帰りは自分でスタスタと車へ戻って行った。
「ルーク、今日も帰ったらまた病院だからな」と撫でながら言うと、
ルークは布団の上でそのままそっと目を閉じて、スースーと息をしながら眠りに付いた。
出掛けると解っている主人を前に、ルークが目を閉じて眠りに付くなんて事は、これが始めてであった。

その日の夕方、
私は、ルークに家でトイレをする事を教えていなかったので、
台所やベランダを開放して広いトイレを作ってやろうと考え、
ルークのトイレに丁度良さそうな木を植木屋で買っていた。
植木を車に乗せて最後の仕事に向う16時30分、私は不思議な感覚に包まれました。
なにかこう~胸の中に入ってきて、体がボ~とフワ~となって、
肩の力が抜けるような、全ての悩みから開放されたような・・・もう急がなくて良いのだと・・・
なにか、そんな時間が確かにあって、18時帰宅、ルークは旅立っていた。。。
ワーワー泣き喚いて抱きしめたルークは、まだ温かかった。。。
きっとあの時、ルークは旅立ったのだろう。。。
弱い飼い主に、自分の見送りは出来ないと、ルークは知っていたのかもしれません、

あまりにも突然に・・・
階段を落ちるボールのようにルークを失ってしまった私は、気持ちの整理が付くことはありませんでした。
悔しくて悔しくて悲しくて悲しくて・・・真実を求めて、血管肉腫という病気を調べまくりました。
ただそれは、調べれば解る事ですし、ここに書きたてる事は、
他の飼い主さんの不安を煽る事にしかなりませんので、辞めておきます。
この犬種の持っている持病をしっかりと把握して、ちゃんと向き合って行ければ、避けられないとしても、
発症を遅らせる事は可能です。
何歳で去勢すると、避けられる病気、確立の上がる病気とか、予想出来る症状等、ちゃんと書いてあります。
私は、自分は関係ない、そんなことは万に一つの話だと、勝手に思い込んで、向き合っていなかったのです。
そして、あとから大変だ~大変だ~と、大騒ぎしただけなのです。
知識があったら、医者にもちゃんと意見をして確認が出来たはずですし・・・

アホ話し
12月吉日、
まだルークが側でうろついている感の残る日々を過ごしていました。。。
そして、何か気配を感じて、パッと台所の方に目をやると・・・何故かシッポが一瞬見えたような気がしたw
私がそのシッポを見間違えるはずがありません!(笑)
あのシッポの根元のカール・・・ルーク!ルークに違いない!!
あいつ・・・自分が死んじゃった事・・・解ってないんじゃないのかな・・・
それでまだこの辺をうろついてるんだヽU*´д`*Uノ などと思う。。。(笑)
明けて2月吉日、
まだまだルーク~~ルーク~~~うううう。。。となる日が続いていましたw
あれから一度も夢にも何も出てこないルーク・・・
お前、せめて夢にくらい出て来いよなぁ~なんて思っていたある日。
ルークが夢に現れた!!
私は、驚きと!!感動と!!嬉しさと!!で、胸がドッキンドッキン!!
一杯になってパニックになりました∑⊂*゜д゜*⊃!!
私があんまり驚いたもので・・・・ルークは直ぐに消えてしまいました。・゜・U*ノд`AU・゜・。(笑)
7月末日、
流石に時間が随分と気持ちの整理をさせてくれました。
そんなある日、来月はもうお盆か~などと考え、
仕事で疲れて帰って、エアコンの下で転寝しながら眠りに付こうとすると・・・
横になった私の右脇に、ルークが伏せていた@@!
これは結構時間があった!!
寝ぼけていたので、またリオと見間違えたのか!?と思い、リオを探すと・・・隣のリビングで寝ていたw
私は!えー!えー!えー!!!となって、また驚くと・・・ルークは消えてしまった。。。
ほぼ、寝に掛かっていた私は飛び起きた!! あれは・・・寝ぼけていたのだろうか・・・(笑)
それ以降、まだ近くでうろついている感のあったルークの気配は感じられなくなった。
あれは、最後の別れにルークが私に会いに来たのだろうか・・・
9月吉日
晴れた休日をリオと多摩川の河原で久方ぶりに散歩をしていた。
すると、遠くから立ち止まってこちらを見つめている2頭の大きなゴールデン!!
そう、ルークの初産の仔達である!!
里親に出てから、接点が無かったし、家は引っ越してしまっていたので、
もう合える事はないかな~と思っていたが、なんの偶然か!!
もう直ぐ9歳になるルークの仔たちも、すっかり顔が白くなり、父親そっくりになっていた@@!
リオもよくしっていたので落ち着いたものだった。
「お前達のお父さん死んじゃったんだよぅぅ」とルークの旅立ちを告げた。
帰宅後、仕事の確認をしようとカレンダーに目をやって驚いたw
今日は俺の誕生日だったんだな~・・・
毎日毎日ルークに会いたい会いたいと思っていたから・・・
これは、ルークが私にくれた、誕生日プレゼントだったんだな!!と思った(笑)
とても素敵なプレゼントだった。だって!!お前そっくりなんだからw
(私には霊感だのなんだのは一切御座いませんwお化けとか見た事も無いしw)

ルーク~~ルーク~~~ぅぅぅ・・・となるのもこれで最後にしたいと思いますヾU*^ェ^*Uゝ
不思議なもので、どんな事があっても、私がルークに神頼みする事は無い!w
だって、私はお前の主人なのだからU*`д´*Uノ"ぉぅ!!
そしていつも願っている
「どうかルークが成仏して、今度生まれ変わってくる時は、
足も痛くない、ガンも無い、元気で丈夫な体で生まれ変わってきますように」と
「リオがルークの分も長生きして、大きな病気にも掛からずに健康でありますように」と
血管肉腫、不治の病、出来る事は衰えながらも延命のみである。
無痛の病とも言われている。本人にも自覚がないまま進行し末期を迎える場合が多い。
Entry ⇒ 2011.11.13 | Category ⇒ 犬の血管肉腫 | Comments (16) | Trackbacks (0)
リオとの生活
ルークが旅立って、早いもので49日が過ぎました。
それと同じくリオと二人の生活も一ヶ月半が過ぎました。

変わった事と言えば、今までは一人で二頭を見ていたので、
二匹にとって自由度がかなり少なかった事に気が付きました。
今はリオ一頭なので、放していても常にリオに注目していられる事、
リオもそれがよく解るのか、何時も自分だけ意識して貰える事が嬉しいようです。
毎日の公園の散歩でも、ボール投げをワンツーマンで行えるので、
元気一杯のリオは、毎日気が済むまでボール遊びを楽しみますヾU*・ェ・*Uゝ
私にとっても新たな発見でした。
リオはこんなにも忠実にレトリーブをこなすものかと、今更ながら驚いたりしています^^;
今日は記録として、ルークが旅立ってからのその後のお話です。

11月2日にルークが旅立って、
ママが買ってきてくれたルークのベッドを、リオは最初警戒していました。
匂いを嗅いだり、足で掘ってみたりと・・・やたらと警戒して中には入りませんでした。
それから5日くらい過ぎると、今度はおもちゃをせっせと運び込んでw
ルークのベッドをしっかりと自分の物にしていましたヾU*・ェ・*Uゝ

それからルークのお気に入りだったぬいぐるみも独り占めです!!w
どちらかというと、ルークが持ち歩くものをリオがいつも横取りしていた感じだったのですが、
もう奪う相手も引っ張り会いをする相手も居なくなってしまったので、
ぬいぐるみさんたちには、破損する心配がちょっと減ったかのようですw
私はというと、リオの散歩中に時折ルークと呼んでしまったり、
まだ近くでうろついている感の残る日々をしばらく過ごしていました。
そしてルークの事を思い出しては、涙が何処からとも無く溢れて出してきて、
ルークの位牌に向かって呼びかけたり・・・
するとリオは、生前のルークが居た時と同じように、そんな私に割って入ります^^;
相変らずヤキモチやきなのか!?それとも私を元気付けてくれているのか?
とにかく私が、ルーク~ルーク~うぅぅぅぅ・・・となると、
私に乗っかってワサワサと邪魔をしますヽU*´д`*Uノ
しかし、そんなリオにも異変がおこります。
やはり、良いお兄さんだったルークが旅立ってしまったショックは、リオにもしっかりと刻まれていたらしく、
しばらくしてからリオは2週間ほど血便になりました。
この子は家に来た時にも、生活環境が変わった不安から、血便になった事がありました。
でも、時間と共に、ルークの匂いが我が家から薄れていくほどに、リオの体調も戻っていきました。
何時も公園でお会いする方々からも、気遣いのお声を掛けていただきました。
いままでルークとリオ、二頭連れていたのが、突然リオだけになってしまったので、
みなさん直ぐに気が付かれたようでした。
私も始めての経験でしたし、人の死と違って、動物の死というものは、また違った悲しみがあります。
こんなにも苦しいものだとは思いませんでした。
私はこれまで、人の愛犬の不幸な話には「家の犬は死にませんから!!」などとw
無頓着で、あまり耳を傾ける事はありませんでしたが、
ルークの命を奪った血管肉腫という病魔は、レトリバー系にはかなり発生率の高い病気という事を知り、
聞かれた方には、私は出来る限り自分の知る事をお話しました。
ゴールデンレトリバー血管肉腫
これは犬だとレトリバー系やシェパードなどに多く発症する病気だそうです。
もともとこういった持病をもっている犬種なのか、遺伝的なものと考えられる事が多いそうです。
それは若く、免疫力のあるうちは皮膚、表側にシコリのようになって現れる事が多いそうです。
ですが、この時点では陰性で、悪性なものとしては見られないようです。
ちなみにルークは4・5歳の時に、左の後ろ足の内腿に、血管の塊といわれた腫瘍ができました。
当時の話だと、犬はこういったシコリが出来るものだよ、とか、気になるなら取りますか?みたいな、
そんな話で終ってしまったのですが、気になるので病院で切除と検査を依頼しました。
しかし、その時の返答はやはり、悪性のものではなく、
「毛細血管の塊みたいなもの、ポロッと取れました、心配はないでしょう」
「腫瘍の検査の結果も悪性は見られませんでした。」で終ったのです。
悲しい話ですが、私はルークを失ってから、悔しくてこの血管肉腫について調べたのです。
それは若く、免疫力のあるうちは皮膚、表側にシコリのようになって現れる事が多い
これは、ルークは血管肉腫という持病をもっているという警告だったのではないでしょうか?
それから8歳の春、引越しにともない、毛の多く抜ける時期に差し掛かったので、ルークを丸刈りにしました。
この時、ペットサロンの人が、ルークの皮膚に小さなシコリが幾つかある事を言っていたのです。
私も毎日一緒に寝起きを共にしていたので、背中の辺りと後ろ足の皮膚にシコリがあったのは知っていましたが、
まぁ~犬も歳を取ればそのくらいできるもの・・・と、その程度にしか考えていなかったのでした。
今思えばこの時も、ルークの体は血管肉腫という持病と戦っていたのかもしれません・・・
そして、まだ免疫力もあったので、それは表に出ていたのでしょうか・・・
そして6月末、ルークは前立腺肥大による膀胱炎になり、睾丸に腫瘍があると言う事で
避妊の手術をしました。
この時点では、血液検査からレントゲンから何から全て行い、心肺機能から内臓にいたるまで、
とても綺麗な状態で、悪いところは一つも見られず、睾丸の摘出で間違いないでしょう。との事で、
睾丸の検査も悪性は見られませんでした。もう1・2年は何事も無く安心でしょう♪となったのです。
しかし・・・それから3ヵ月後、
ルークは脾臓と心臓の腫瘍から内出血し、肺もガンに侵された末期ガンとなったのです。
診断の結果。血管肉腫、余命1~2週間となって、その2日後にルークは旅立ってしまったのです。
獣医もどうしてたったの3ヶ月でここまで悪くなってしまったのか!?全く解らないとの事でした。
もしかしたらあの時、ルークの体内で何か異変が起こり、免疫力の低下や変化が原因で、
長く表に出ることで燻っていた持病が、体内に一気に吹き出したのかもしれません、
私がルークの旅立ちという日記に記した「悔しい・・・」 その気持ちは、
もっと知識があれば、もっとゴールデンレトリバーという犬種の持病などにちゃんと向き合っていれば、
血管肉腫という持病も、食事などで免疫力を高めて老化を遅らせる事で
発症を抑える!遅らせる事が出来る!!と、後から知ったからでした。
私にとってルークが全て始めての事でした。
股関節が浅い、股関節形成不全の前兆がある。などと・・・
そういった事はなんとか潜り抜けてきました。
ちびの頃から何故か青白い光りを放っていて、口臭もあったし・・拾い食いもよくしました。
この子はもしかしたら・・・あんまり長生きしないかもしれない・・・などと・・・
あの頃思っていましたが、一所に生活していく中でこの犬種の虜になり、
こんなに表情豊かで賢くやさしいくて素晴らしい犬なのに・・・
こんな持病を多く抱えた犬種だとは・・・誰がこんな風にしてしまったのか・・・もともとなのか・・・
ただこれも取り返しのつかない経験なのだと・・・
いまは全て、元気なリオの為に、飼い主として精進していくしかないのだと思っています。
でも、本当にリオが居てくれてよかったヾU*・ェ・*Uゝ
ある日突然うちにやってきて、最初はどうなる事かと思っていたリオとの生活ですが、
あの時、リオの面倒を見ると決めてよかったよ^^
リオが居なかったら、私はルークの死で病みついていた。
だって、お前の散歩をさせない訳にはいかないからヾU*・ェ・*Uゝ

2010年も終りを告げます。
今はちょっと寂しいけれど、リオとの二人の生活も、
年が明ければ新たなものへと変わっていくことでしょう。
そう信じたいと思います。
それと同じくリオと二人の生活も一ヶ月半が過ぎました。

変わった事と言えば、今までは一人で二頭を見ていたので、
二匹にとって自由度がかなり少なかった事に気が付きました。
今はリオ一頭なので、放していても常にリオに注目していられる事、
リオもそれがよく解るのか、何時も自分だけ意識して貰える事が嬉しいようです。
毎日の公園の散歩でも、ボール投げをワンツーマンで行えるので、
元気一杯のリオは、毎日気が済むまでボール遊びを楽しみますヾU*・ェ・*Uゝ
私にとっても新たな発見でした。
リオはこんなにも忠実にレトリーブをこなすものかと、今更ながら驚いたりしています^^;
今日は記録として、ルークが旅立ってからのその後のお話です。

11月2日にルークが旅立って、
ママが買ってきてくれたルークのベッドを、リオは最初警戒していました。
匂いを嗅いだり、足で掘ってみたりと・・・やたらと警戒して中には入りませんでした。
それから5日くらい過ぎると、今度はおもちゃをせっせと運び込んでw
ルークのベッドをしっかりと自分の物にしていましたヾU*・ェ・*Uゝ

それからルークのお気に入りだったぬいぐるみも独り占めです!!w
どちらかというと、ルークが持ち歩くものをリオがいつも横取りしていた感じだったのですが、
もう奪う相手も引っ張り会いをする相手も居なくなってしまったので、
ぬいぐるみさんたちには、破損する心配がちょっと減ったかのようですw
私はというと、リオの散歩中に時折ルークと呼んでしまったり、
まだ近くでうろついている感の残る日々をしばらく過ごしていました。
そしてルークの事を思い出しては、涙が何処からとも無く溢れて出してきて、
ルークの位牌に向かって呼びかけたり・・・
するとリオは、生前のルークが居た時と同じように、そんな私に割って入ります^^;
相変らずヤキモチやきなのか!?それとも私を元気付けてくれているのか?
とにかく私が、ルーク~ルーク~うぅぅぅぅ・・・となると、
私に乗っかってワサワサと邪魔をしますヽU*´д`*Uノ
しかし、そんなリオにも異変がおこります。
やはり、良いお兄さんだったルークが旅立ってしまったショックは、リオにもしっかりと刻まれていたらしく、
しばらくしてからリオは2週間ほど血便になりました。
この子は家に来た時にも、生活環境が変わった不安から、血便になった事がありました。
でも、時間と共に、ルークの匂いが我が家から薄れていくほどに、リオの体調も戻っていきました。
何時も公園でお会いする方々からも、気遣いのお声を掛けていただきました。
いままでルークとリオ、二頭連れていたのが、突然リオだけになってしまったので、
みなさん直ぐに気が付かれたようでした。
私も始めての経験でしたし、人の死と違って、動物の死というものは、また違った悲しみがあります。
こんなにも苦しいものだとは思いませんでした。
私はこれまで、人の愛犬の不幸な話には「家の犬は死にませんから!!」などとw
無頓着で、あまり耳を傾ける事はありませんでしたが、
ルークの命を奪った血管肉腫という病魔は、レトリバー系にはかなり発生率の高い病気という事を知り、
聞かれた方には、私は出来る限り自分の知る事をお話しました。
ゴールデンレトリバー血管肉腫
これは犬だとレトリバー系やシェパードなどに多く発症する病気だそうです。
もともとこういった持病をもっている犬種なのか、遺伝的なものと考えられる事が多いそうです。
それは若く、免疫力のあるうちは皮膚、表側にシコリのようになって現れる事が多いそうです。
ですが、この時点では陰性で、悪性なものとしては見られないようです。
ちなみにルークは4・5歳の時に、左の後ろ足の内腿に、血管の塊といわれた腫瘍ができました。
当時の話だと、犬はこういったシコリが出来るものだよ、とか、気になるなら取りますか?みたいな、
そんな話で終ってしまったのですが、気になるので病院で切除と検査を依頼しました。
しかし、その時の返答はやはり、悪性のものではなく、
「毛細血管の塊みたいなもの、ポロッと取れました、心配はないでしょう」
「腫瘍の検査の結果も悪性は見られませんでした。」で終ったのです。
悲しい話ですが、私はルークを失ってから、悔しくてこの血管肉腫について調べたのです。
それは若く、免疫力のあるうちは皮膚、表側にシコリのようになって現れる事が多い
これは、ルークは血管肉腫という持病をもっているという警告だったのではないでしょうか?
それから8歳の春、引越しにともない、毛の多く抜ける時期に差し掛かったので、ルークを丸刈りにしました。
この時、ペットサロンの人が、ルークの皮膚に小さなシコリが幾つかある事を言っていたのです。
私も毎日一緒に寝起きを共にしていたので、背中の辺りと後ろ足の皮膚にシコリがあったのは知っていましたが、
まぁ~犬も歳を取ればそのくらいできるもの・・・と、その程度にしか考えていなかったのでした。
今思えばこの時も、ルークの体は血管肉腫という持病と戦っていたのかもしれません・・・
そして、まだ免疫力もあったので、それは表に出ていたのでしょうか・・・
そして6月末、ルークは前立腺肥大による膀胱炎になり、睾丸に腫瘍があると言う事で
避妊の手術をしました。
この時点では、血液検査からレントゲンから何から全て行い、心肺機能から内臓にいたるまで、
とても綺麗な状態で、悪いところは一つも見られず、睾丸の摘出で間違いないでしょう。との事で、
睾丸の検査も悪性は見られませんでした。もう1・2年は何事も無く安心でしょう♪となったのです。
しかし・・・それから3ヵ月後、
ルークは脾臓と心臓の腫瘍から内出血し、肺もガンに侵された末期ガンとなったのです。
診断の結果。血管肉腫、余命1~2週間となって、その2日後にルークは旅立ってしまったのです。
獣医もどうしてたったの3ヶ月でここまで悪くなってしまったのか!?全く解らないとの事でした。
もしかしたらあの時、ルークの体内で何か異変が起こり、免疫力の低下や変化が原因で、
長く表に出ることで燻っていた持病が、体内に一気に吹き出したのかもしれません、
私がルークの旅立ちという日記に記した「悔しい・・・」 その気持ちは、
もっと知識があれば、もっとゴールデンレトリバーという犬種の持病などにちゃんと向き合っていれば、
血管肉腫という持病も、食事などで免疫力を高めて老化を遅らせる事で
発症を抑える!遅らせる事が出来る!!と、後から知ったからでした。
私にとってルークが全て始めての事でした。
股関節が浅い、股関節形成不全の前兆がある。などと・・・
そういった事はなんとか潜り抜けてきました。
ちびの頃から何故か青白い光りを放っていて、口臭もあったし・・拾い食いもよくしました。
この子はもしかしたら・・・あんまり長生きしないかもしれない・・・などと・・・
あの頃思っていましたが、一所に生活していく中でこの犬種の虜になり、
こんなに表情豊かで賢くやさしいくて素晴らしい犬なのに・・・
こんな持病を多く抱えた犬種だとは・・・誰がこんな風にしてしまったのか・・・もともとなのか・・・
ただこれも取り返しのつかない経験なのだと・・・
いまは全て、元気なリオの為に、飼い主として精進していくしかないのだと思っています。
でも、本当にリオが居てくれてよかったヾU*・ェ・*Uゝ
ある日突然うちにやってきて、最初はどうなる事かと思っていたリオとの生活ですが、
あの時、リオの面倒を見ると決めてよかったよ^^
リオが居なかったら、私はルークの死で病みついていた。
だって、お前の散歩をさせない訳にはいかないからヾU*・ェ・*Uゝ

2010年も終りを告げます。
今はちょっと寂しいけれど、リオとの二人の生活も、
年が明ければ新たなものへと変わっていくことでしょう。
そう信じたいと思います。
Entry ⇒ 2010.12.20 | Category ⇒ 犬の血管肉腫 | Comments (0) | Trackbacks (0)
命を繋いで・・・
診断の結果 血管肉腫
余命1・2週間といわれて、最初の朝がきました。

私はルークの介護の為に、居間に布団を敷いて、
ルークは私の頭の上で、ママが買ってくれたベッドの中で、
昨晩寝ていた時と、同じ状態で寝ていました。
今日は、仕事へ行く途中、ルークを朝8時にジェナー動物病院へ預ける事になっていました。
11月1日(月) AM6:40頃
何時もよりも少し早めに起床して、まずリオの散歩を済ませます。
重い病気を背負ってしまったルークと、元気一杯のリオを一緒に歩かせる事は、
ルークにとって無理に引っ張られるので、負担になると思ったからです。
朝食はルークはいつもの量の9分目くらいを食べました。
食事を手作りに変えてから、ルークが餌を残すというのは初めての事でした。

私がルークに「ほら、もうちょっとだぞ、頑張って食べなさい」というと
ルークは、一度戻って器を覗きましたが、やはりそれ以上は食べませんでした。
我が家はマンションの2階なのですが、階段で14段あり、
なるべくそういった段差は避けてあげようと思い、
支度を済ませ、ルークを抱きかかえて降ろし、車に乗せて公園まで連れて行きました。
家からいつものお散歩コースの公園まで、坂道があるからです。

天気は相変らずぐずついていました。
ルークはいつものように、尿も便も自分でちゃんとしていました。

便をする時に、ちょっといつもよりも位置が低く感じられましたが、
内臓にはまだ癌が広がっていないので、
便は健康そのもので、特に異常は見られませんでした。

小雨が幸いして、人が一人もいなかったので、
リードを外してあげて、少し自由に歩かせてあげました。
ここはグラウンドのある小さな公園で、平坦なのでルークはスン♪スン♪スン♪と
自分のペースで公園を一周してきました。

AM:8:00
公園からそのまま車に乗せて、ジェナー動物病院へ治療の為にやってきました。
今日はこのまま預けて、止血の為にオンコビンやステロイドなどの抗がん剤の注射をうって
様子を見るという事でした。
私は「ルークをお願いします。」と言って、仕事に向かいました。
お迎えは仕事帰りの18時ということになりました。

MP17:30頃
ジェナー動物病院から電話が入り、薬を安定させる為に、
点滴をしたいということで、お迎えの時間は20時に変更になりました。
今日の私は一日中、ルークの事を思い浮かべるたびに、目頭が熱くなり
堪え切れない涙がポロポロ落ちるばかりでした。
私は一度真っ直ぐに帰宅して、リオのお散歩とご飯を済ませました。
それからまだ時間があったので、ルークにとって少しでも居心地が良い環境にしてようにしてあげようと、
今自分がルークにしてやれる事は全部やってやろうと思いました。
それは、後ででは無く、気がついたら今です!!ルークには残された明日が僅かなのだから、
私は掃除機をだしてきて部屋の掃除と床の雑巾がけをしました。
MP20:00頃
ルークを迎えにジェナー動物病院へやってきました。
そして、今後の治療の話を先生と話し合って詰めていきました。
昨日の注射だけでは、やはりルークの出血は収まらず
今日の治療の成果を、また明日火曜日、今度は夜の19時30分に来院して
もう一度ステロイドを注射して、血小板などの確認することとなりました。
そして翌日の3日、水曜日の祭日には、早朝にルークとリオを連れてきて
状態が安定したところで、いつでも輸血できるように二匹を待機させるということでした。
出血が収まり、輸血をして、貧血が回復したところで、
今度は、胸から心臓へ向けて穴を開け、心臓を圧迫している溜まった血を抜き
状態を楽にしてあげるというものでした。
もはや、自力では血小板を使い果たして止血できなくなってしまったルークの命を、
ステロイドとオンコビンが僅かながら繋いでいきます。
そして、救いようの無い命を、水曜日にはリオの血で一分一秒を繋ぎとめます。
見た目はこんなに変わりないのに・・・
MP21:10
点滴が終り、またいつものように、ヘラヘラしながら現れたルークを車に乗せて家へ向かいました。
帰り際に先生は、点滴で使った針をそのまま静脈に刺しておいて、
イザって時に、そこから活力を入れられるようにしておきたいとの申し出がありましたが、
そうするとまた、ルークは首にカラーを付けていなくてならなくなる為、それは抜いてもらう事にしました。
帰りの車で、ママへ現状の報告の電話をしました。出血が止まらないと・・・
すると、今日はルークの為に、ルークの大好物を沢山持参して
お見舞いに来てくれるそうで、その準備をしているとの事でした。
東高根森林公園へトイレの為に連れてきました。
また人が居なかったので、リードを放してやると、ルークはフラフラと歩き出し
オシッコと便を済ませてヒョコヒョコと歩き出しました。

マンションへ着くと、ルークは階段の前で立ち止まりました。
自力で登るのは体に負担が掛かると思い、私はルークを抱えて階段を登りました。
帰宅してママのお見舞いを待つルーク。
ぬいぐるみが大好きなルークは、移動する度に咥えて持ち歩きますw
最近のお気に入りは、この小さいクマとアザラシ?の大きいぬいぐるみです。

22:00頃
ママがやってきました。
お見舞いのオヤツや8時間掛けて作ったという自家製の豚肉の燻製や
ルークの血肉になるようにと、お肉を沢山買い込んでw

さっきまで沈んでいたかのようなルークが!嘘のように飛び跳ねて喜びます!!
もうシッポフリフリでw
さっそくママの自家製の燻製をもらいます。よっぽど美味しかったのか!?
ルークは鼻でクンクン追いかけて欲しいだけドンドン食べてきますヾU*・ェ・*Uゝ
私とママは「もう太るも痩せるも関係ないんだから!!
食べちゃえ!!食べちゃえ!!」と言ってルークに与えますw
その間にママが茹でてくれた牛肉を、またルークは沢山もらって食べました。
そして、水曜日には輸血の為にリオも血が抜かれてしまうので、
リオにも頑張ってもらわなくちゃ!!リオも沢山もらいましたヾU*・ェ・*Uゝ
考えてみれば、ルークに家族と呼べるものは私とママとリオしか居ませんでした。
いつもちょっと温もりだけもらって、あとはヒョウヒョウしているルークなのですが、
今日は不思議とママにべったりでした。
沢山甘えて、沢山撫でてもらって、たまにパパの方へちらりと視線を投げて^^
そして、普段ではありえないくらいの美味しいお肉を沢山食べましたヾU*^∞^*Uゝプクッ

そして、記念の写真も沢山撮りました。
そういや~ルークと一緒に写ってる写真なんてほとんど撮った事が無かったからなw

久しぶりの家族で過ごすひと時に、ルークはとってもご機嫌な様子でした。ヾU*^ェ^*Uゝ
そして、明日の分もあさっての分も沢山のお肉を茹でてもらいました。
ママを見送ったあと、ルークはママに買ってもらったベッドへ入り静かに眠りに着きました。
これからのルークの戦いに、リオも協力して、みんなで頑張っていかねばなりません!!
私は居間に敷いた布団から、ルークの手を握り、
やはり疲れからか、直ぐに眠りに着く事ができました。
余命1・2週間といわれて、最初の朝がきました。

私はルークの介護の為に、居間に布団を敷いて、
ルークは私の頭の上で、ママが買ってくれたベッドの中で、
昨晩寝ていた時と、同じ状態で寝ていました。
今日は、仕事へ行く途中、ルークを朝8時にジェナー動物病院へ預ける事になっていました。
11月1日(月) AM6:40頃
何時もよりも少し早めに起床して、まずリオの散歩を済ませます。
重い病気を背負ってしまったルークと、元気一杯のリオを一緒に歩かせる事は、
ルークにとって無理に引っ張られるので、負担になると思ったからです。
朝食はルークはいつもの量の9分目くらいを食べました。
食事を手作りに変えてから、ルークが餌を残すというのは初めての事でした。

私がルークに「ほら、もうちょっとだぞ、頑張って食べなさい」というと
ルークは、一度戻って器を覗きましたが、やはりそれ以上は食べませんでした。
我が家はマンションの2階なのですが、階段で14段あり、
なるべくそういった段差は避けてあげようと思い、
支度を済ませ、ルークを抱きかかえて降ろし、車に乗せて公園まで連れて行きました。
家からいつものお散歩コースの公園まで、坂道があるからです。

天気は相変らずぐずついていました。
ルークはいつものように、尿も便も自分でちゃんとしていました。

便をする時に、ちょっといつもよりも位置が低く感じられましたが、
内臓にはまだ癌が広がっていないので、
便は健康そのもので、特に異常は見られませんでした。

小雨が幸いして、人が一人もいなかったので、
リードを外してあげて、少し自由に歩かせてあげました。
ここはグラウンドのある小さな公園で、平坦なのでルークはスン♪スン♪スン♪と
自分のペースで公園を一周してきました。

AM:8:00
公園からそのまま車に乗せて、ジェナー動物病院へ治療の為にやってきました。
今日はこのまま預けて、止血の為にオンコビンやステロイドなどの抗がん剤の注射をうって
様子を見るという事でした。
私は「ルークをお願いします。」と言って、仕事に向かいました。
お迎えは仕事帰りの18時ということになりました。

MP17:30頃
ジェナー動物病院から電話が入り、薬を安定させる為に、
点滴をしたいということで、お迎えの時間は20時に変更になりました。
今日の私は一日中、ルークの事を思い浮かべるたびに、目頭が熱くなり
堪え切れない涙がポロポロ落ちるばかりでした。
私は一度真っ直ぐに帰宅して、リオのお散歩とご飯を済ませました。
それからまだ時間があったので、ルークにとって少しでも居心地が良い環境にしてようにしてあげようと、
今自分がルークにしてやれる事は全部やってやろうと思いました。
それは、後ででは無く、気がついたら今です!!ルークには残された明日が僅かなのだから、
私は掃除機をだしてきて部屋の掃除と床の雑巾がけをしました。
MP20:00頃
ルークを迎えにジェナー動物病院へやってきました。
そして、今後の治療の話を先生と話し合って詰めていきました。
昨日の注射だけでは、やはりルークの出血は収まらず
今日の治療の成果を、また明日火曜日、今度は夜の19時30分に来院して
もう一度ステロイドを注射して、血小板などの確認することとなりました。
そして翌日の3日、水曜日の祭日には、早朝にルークとリオを連れてきて
状態が安定したところで、いつでも輸血できるように二匹を待機させるということでした。
出血が収まり、輸血をして、貧血が回復したところで、
今度は、胸から心臓へ向けて穴を開け、心臓を圧迫している溜まった血を抜き
状態を楽にしてあげるというものでした。
もはや、自力では血小板を使い果たして止血できなくなってしまったルークの命を、
ステロイドとオンコビンが僅かながら繋いでいきます。
そして、救いようの無い命を、水曜日にはリオの血で一分一秒を繋ぎとめます。
見た目はこんなに変わりないのに・・・
MP21:10
点滴が終り、またいつものように、ヘラヘラしながら現れたルークを車に乗せて家へ向かいました。
帰り際に先生は、点滴で使った針をそのまま静脈に刺しておいて、
イザって時に、そこから活力を入れられるようにしておきたいとの申し出がありましたが、
そうするとまた、ルークは首にカラーを付けていなくてならなくなる為、それは抜いてもらう事にしました。
帰りの車で、ママへ現状の報告の電話をしました。出血が止まらないと・・・
すると、今日はルークの為に、ルークの大好物を沢山持参して
お見舞いに来てくれるそうで、その準備をしているとの事でした。
東高根森林公園へトイレの為に連れてきました。
また人が居なかったので、リードを放してやると、ルークはフラフラと歩き出し
オシッコと便を済ませてヒョコヒョコと歩き出しました。

マンションへ着くと、ルークは階段の前で立ち止まりました。
自力で登るのは体に負担が掛かると思い、私はルークを抱えて階段を登りました。
帰宅してママのお見舞いを待つルーク。
ぬいぐるみが大好きなルークは、移動する度に咥えて持ち歩きますw
最近のお気に入りは、この小さいクマとアザラシ?の大きいぬいぐるみです。

22:00頃
ママがやってきました。
お見舞いのオヤツや8時間掛けて作ったという自家製の豚肉の燻製や
ルークの血肉になるようにと、お肉を沢山買い込んでw

さっきまで沈んでいたかのようなルークが!嘘のように飛び跳ねて喜びます!!
もうシッポフリフリでw
さっそくママの自家製の燻製をもらいます。よっぽど美味しかったのか!?
ルークは鼻でクンクン追いかけて欲しいだけドンドン食べてきますヾU*・ェ・*Uゝ
私とママは「もう太るも痩せるも関係ないんだから!!
食べちゃえ!!食べちゃえ!!」と言ってルークに与えますw
その間にママが茹でてくれた牛肉を、またルークは沢山もらって食べました。
そして、水曜日には輸血の為にリオも血が抜かれてしまうので、
リオにも頑張ってもらわなくちゃ!!リオも沢山もらいましたヾU*・ェ・*Uゝ
考えてみれば、ルークに家族と呼べるものは私とママとリオしか居ませんでした。
いつもちょっと温もりだけもらって、あとはヒョウヒョウしているルークなのですが、
今日は不思議とママにべったりでした。
沢山甘えて、沢山撫でてもらって、たまにパパの方へちらりと視線を投げて^^
そして、普段ではありえないくらいの美味しいお肉を沢山食べましたヾU*^∞^*Uゝプクッ

そして、記念の写真も沢山撮りました。
そういや~ルークと一緒に写ってる写真なんてほとんど撮った事が無かったからなw

久しぶりの家族で過ごすひと時に、ルークはとってもご機嫌な様子でした。ヾU*^ェ^*Uゝ
そして、明日の分もあさっての分も沢山のお肉を茹でてもらいました。
ママを見送ったあと、ルークはママに買ってもらったベッドへ入り静かに眠りに着きました。
これからのルークの戦いに、リオも協力して、みんなで頑張っていかねばなりません!!
私は居間に敷いた布団から、ルークの手を握り、
やはり疲れからか、直ぐに眠りに着く事ができました。
Entry ⇒ 2010.11.01 | Category ⇒ 犬の血管肉腫 | Comments (2) | Trackbacks (0)
ゆりかご
ママの買ってくれたベッドで眠るルーク

10月31日
先週は一週間、ずっとぐずついた天気でした。

今日は日曜日、午前中は天気も幾らか回復し、私も休日だったので、
コンビニへ買い物もかねて、雨の振る前にルークとリオを連れて、
ちょっと長めのお散歩に出かけました。
我が家からコンビにへ買い物へ行くためには、長い坂道を下って行かなくてはならないのですが、
その帰りの出来事です。

10月31日
先週は一週間、ずっとぐずついた天気でした。


今日は日曜日、午前中は天気も幾らか回復し、私も休日だったので、
コンビニへ買い物もかねて、雨の振る前にルークとリオを連れて、
ちょっと長めのお散歩に出かけました。
我が家からコンビにへ買い物へ行くためには、長い坂道を下って行かなくてはならないのですが、
その帰りの出来事です。
AM10:30頃
我が家は4月から、山の上の新居へ移り住んでいるので、
帰りは当然登り坂かゆるい階段になります。
その中腹に差し掛かった頃、ルークが足を止めました。
俺は最初、久しぶりの気持ちの良い長い散歩だったので、
帰る事を渋ってダダを捏ねているのだと思いました。そして・・
俺:「ルーク!ほら!帰るぞ!!ちゃんと歩けよ!」と言いました。
するとルークは・・・「コホッ コホッ コホッ」と三つ四つ軽く咳のようなものをしました。
実は昨日の晩、土曜の夜も一所に寝る際に、ルークは咽るような咳をしたのです。
私は、あ~やっぱり風邪かな!?と思いました。
見た目は何時ものルークなのですが、若干元気が無い様にも見えました。
以前居た、ラブって名前のゴールデンも、同じような咳をして、肺炎になって入院した事があり、
その時の感じの咳に良く似ていたからです。
考えてみると、3・4日前にも、私が仕事から帰ると、
玄関の柵の前で、ルークがうつ伏せになって待っていたのですが、
喜んで出迎えたリオが大騒ぎしている最中にも「コホッ コホッ コホッ」と咳をしていたのです。
その時も、飛び跳ねているリオがルークを踏んだか何かして、咽たのだと思いましたが、
これで私が確認しただけでも3回目だし、歩きたがらないし、なんか元気も無いような気がするし、
先週の長雨で、長い散歩はさせていませんでしたが、雨には結構打たれたりしたので、
そんな事が災いして、ルークは風邪を引いてしまったんだと思いました。
俺:「ん~ルーク、やっぱ風邪だな!せっかくのお休みだけど、病院へ行こう」
その後ルークはまた元気になって、何時ものようにチョコチョコ道草をしながら歩き始めました。
帰宅して病院の用意を始めました。
ラブの時は「コンコン」と立て続けに咳をしていたのに対し
ルークはちょこっと咳をしていただけなので軽いものだと思い、
前回お世話になったジェナー動物病院は、事前の予約が必要なので、
風邪なら検査して、お薬貰うくらいだろうし、悪くても注射一本だろうと思い、
家から近い事もあって、高野動物病院へ向かうことに決めました。
AM11:10頃
ルークを車に乗せ、高野動物病院へやってきました。
日曜日は午前中のみという事で、結構混んでいましたが、診察券を貰って順番を待ちます。
リオは連れてくると何かとうるさいのでwお家でお留守番です。
なかなか順番がまわってきません、中の待合所は一杯で、小型犬が多く、
体の大きなルークは怖がられて吠え立てられるので、外で待ちます。
また雨が降ってきました。
私は体を冷やしたらいけないと思い、ルークに上着を掛けて背中をさすってあげていました。
AM11:40頃
思ったより長い時間、寒い雨の中を待たされたので、
私はちょっと不貞腐れてタバコを吸っていました。
女医さん:「ルークちゃ~ん、診察の順番です」
俺:「おぉ!ルーク!やっと呼ばれたぞ~」
何故だか中へ入る事を少し嫌がるルークを連れて、診察室へ入りました。
女医さん:「ルークちゃんは随分お久しぶりですね~今日はどうなされましたか?」
俺:「はい、コホッ コホッ と咽るような感じで咳をしたので風邪かと思い、連れてきました。」
女医さん:「どんな時、どんな状況で咳をしたかお解かりになりますか?」
俺:「初めは3・4日まえで、その時はもう一匹に踏まれて咽たのだと思いましたが
昨日の晩、寝る時と、今日は散歩の途中で坂道を登って居る時に
急に立ち止まってコホッ コホッ コホッと 私が確認できただけで計3回です。
考えてみると、昨日の晩、寝ている時は少し息が荒かったようにも思えます。」
女医さん:「日常は何方かご一緒ですか?」
俺:「いえ、私と犬二匹なので、平日の日中はお留守番です。」
女医さん:「それでは、ご主人がお留守の間にも咳をしていた可能性はありますね。
最近疲れやすくなったとか、歩く事を嫌がったりする事はありませんでしたか?」
俺:「ん~今週はずっと雨の日が多かったので、軽めの散歩だけだったので解りません
ただ、雨には随分打たれたこともありました。」
女医さん:「ん~解りました。それでは診察を始めましょう。診察台に乗せていただけますか」
俺は女医さんに手伝ってもらって、ルークの胸とお腹を抱えて診察台に乗せた。
その時、胸が圧迫されたのか、ルークは「コホッ コホッ コホッ」とまた咳をした。
俺:「あ!この咳です!!」
女医さん:「ん~・・・ルークちゃんは前回来た時の体重は37キロでしたが
いまは33キロほどですね。何かされましたか?」
俺:「それは半年ほど前から助言を頂いて、ドッグフードを変えたのと、
自然食を多くとらせるようにして、徐々にダイエットしたからです。
ただ、6月の末に前立腺肥大の膀胱炎になって、
その時に睾丸に腫瘍があったので7月に切除しました。」
女医さん:「ん~はい、解ります。 見た目もなんともありませんね」
そういって聴診器を当てる。
女医さん:「ちょっと右の肺の呼吸が荒いですね・・・・・・ん!?
ルークちゃんはフェラリアの予防はなされてますか!?」
俺:「ええ@@!フェラリアなんですか?!!!きちんとしているつもりですが!!」
そうゆうと女医さんは大きな機会を引っ張り出してきた。
女医さん:「ちょっとエコーを当ててみます。」
「ああっ!!こっ!!これは!!!」
俺:「ええ@@!やっぱりフェラリアですか@@!!」
女医さん:「いえ!もっと悪いです!!」
がーーー∑⊂*゜д゜*⊃!!ーーーん!!
俺は思いもよらない言葉に呆気にとられた・・・
そしてエコーをあてながら説明が始まった。
女医さん:「いいですか、ここを見てください、
この動いているのがルークちゃんの心臓です。」
俺:「は・・い・・・わかります。」
女医さん:「そしてこの部分が肺です。」
俺:「はい」
女医さん:「そして、心臓と肺の間のこの部分、黒くなっていますよね」
俺:「は・・・はい」
女医さん:「これは恐らく血です。」
俺:「ええええええええ!!!えええええええええええええええええ!!
どっどっどっどどどどどゆうことですか@@!」
女医さん:「詳しく検査をしてみたいと解りませんが、
心臓に何か問題があり、癌かもしれません
それが肺にも広がっているのかもしれません
直ちに検査をして、ちゃんと対応してあげないと
ルークちゃんは間違いなく直ぐに死んでしまいます!」
俺:「し!死ぬぅぅ!!ルークが死ぬーー!!
だってだって、3ヶ月前には血液検査も何もやって!!
内臓も心肺機能もなんの異常も無くって!!!
もう1・2年は何事も無く安心だって!!!!
お墨付きを頂いたばかりなんですよーーー!!!
だってだって!!俺ちゃんと見てるんだから!!!!」
女医さん:「しかし、この状態は間違いなく末期癌です!
はやく検査をしてあげないと!!」
そういって女医さんはそそくさと診察の準備に取り掛かった。
ただの風邪、なんて考えでやってきて、まさかこんな大げさな話になるとは思っても居なかったし
俺はこんな病院にいたらルークが殺されてしまうと思って
自分でもなんだか訳の解らないことを言ってルークを一度連れ出した。
最近のルークのデータが細かく残っているジェナー動物病院に見てもらう方が懸命だと考えたのだ。
ジェナーへ電話をすると、やはり予約で一杯で今からは無理だと言われた。
しかし、ママの力もかりて、事情をよく説明して急患扱いで預かって診察してくれる事になった。
俺は頭真っ白で、目の前が真っ暗になってフラフラとしながらルークを車に乗せて走らせた。
MP1:00頃
駒沢のジェナー動物病院へ付くと、看護婦さんがルークを出迎えてくれた。
これから様子を見て、血液検査や細かい診察やらで時間がかかるという。
夕刻には連絡をいただけるという事なので、
俺は「ルークを助けてください、お願いします!」と言って一度帰宅することになった。
ルークは「ここだここだ」という感じでwそそくさとジェナーへ入っていった。
どうしよう・・・どうしよう・・・ルークが死んじゃったらどうしよう・・・
末期・・・末期・・・末期・・・癌だなんて癌だなんて;;;
真ッ黄・・・黄色いピストル・・・とか冗談であってほしい・・・ヽU*´д`*Uノ
いてもたっても居られない俺に・・・ママは冷静に、誤診って事だってあるんだから
とにかく今は診察の結果を待ちましょうといった。
ガンプママの所にいるミニピンのガンプが、以前ある病院で癌と診断されて、
ジェナーに連れてきたら、ただの胆石だったwという経緯もあるからだ。
とにかく俺は、一度家へ戻り、リオと電話を待つ事にした。
MP20:00頃
MP17:30頃ジェナーから電話があり、ルークは今、点滴を討っているので
19:30頃お越しくださいと連絡があった。
俺が「どうなんですか!?どうなんですか!?」と聞くと、着てから説明するということだった。
少し待たされて20時、診断の結果を聞くために診察室へ呼ばれた。
今日は院長先生ではなく、若い方の先生だった。
順を追って説明が始まった。
先生:「まず、ルークちゃんですが・・・え!?何処が悪いの!?というような感じで
毛艶も良く外傷も無く見た目はとても元気です。
そして、3ヶ月前に来た時よりも、体重も少し増えています。
俺:「はい」
先生:「ただ、歯茎を見てみると、通常ピンク色の歯茎が白くなっています。
これは、貧血気味の証拠です。」
先生:「外傷もなく、貧血気味と言う事で血液検査をしました・・・
血液検査の結果から、ルークの血小板や赤血球が、通常よりも遥かに少ない事が解った。
これは、体の何処からか出血していて、それを止めるために消費しているからだ。
外傷は無い、では体の中の何処に異常があるのか調べていくことになる。
まず、内臓器官、胃・腸・腎臓・肝臓は、
前回、エコーやレントゲンを撮った時と同じように、綺麗なままで異常は見られなかった。
素人目には、3ヶ月前の前立腺肥大による膀胱炎が、何か影響しているのではないかと思ってしまうが、
今回の検査では、膀胱の方も異常は無く、綺麗な状態だったとか・・・
ただ、データの保存の関係で、今は何処へ記録したか解らなくなってしまったので・・・とかなんとか、
一番気になる所を、スススーと通り過ぎようとする感じで、見せてもらえなかったのがちょっと気になった。
そして・・・次に脾臓・・・
脾臓のレントゲンを見せてもらうと、一部分の形が崩れ、そこから出血して
血様の液体らしいものが縦6cm横4cm位の玉になって溜まっているらしいのだ。
次に咳をするということで、肺のレントゲンが映し出される。
やはり3ヶ月前のものは、とても綺麗な状態で、
今日撮ったものには、肺の中にビーダマをばら撒いた様な、白い点が一杯に広がっていた。
これが、風邪や肺炎だと、薄い霧が全体に広がったようになるのだが、
認めたくはないが、肺がんの可能性が高いということだった。
そして心臓・・・
心臓事態は正常に動いてはいるが、右側がやや肥大しているようにも見えた。
さらに右心房辺りに何か腫瘍のようなものが二つ映っていた。
はっきりとは確認できないが、8分くらいの撮影で、その辺りか血管から出血しているようであった。
上記の診断により、血管肉腫の可能性が高いという事になった。
血の癌である。
犬・血管肉腫
血管肉腫は血管の内皮というところから発生する腫瘍です。このため、血管の豊富な組織、特に脾臓や肝臓に多くみられる腫瘍です。それ以外にも、皮膚や心臓などにも発生がみられます。
血管肉腫は中年齢から老年齢にかけての犬で、特にゴールデンレトリバーやジャーマンシェパードといった犬種に発生することが知られています。血管肉腫ができた部位によって、症状は違ってきますが、肝臓や脾臓にできた時には腫瘍が破裂することがあり、それにより腹腔内に出血が生じ、貧血による症状が出現することがあります。また、心臓にこの腫瘍ができた場合では心膜という心臓を包んでいる膜の内側に液がたまり、心臓の働きを阻害することがあります。このような時には、不整脈などが起こりやすく急に倒れてしまうという症状も認められます。
腫瘍に侵されてしまった体は、一見元気に見えますが、徐々に徐々に体の機能は阻害されていくことがあります。
犬の血管肉腫の転移は急速で血行を介して肺・肝臓・心臓・大網膜・筋肉・脳などへ起こります。
外科的手術によって腫瘍の切除を行います。広範囲な切除の場合には、化学療法がすすめられることもあります。
他には、オスの方がメスより発生率が高いとか、高齢になると体の免疫力が低下して発生しやすくなるとか、
発症の原因は不明だとか・・・
それだけ見せられれば俺にだって解る。。。ルークはもう助からない・・・
それに、肺がんのおまけつきである。。。
だけど認めたくない!!だってだって!!つい3ヶ月前にはお墨付きをもらってーー!!
先生もどうして3ヶ月ここまで悪くなってしまったのか全く解らないという。。。
俺は言った。「どうせ死ぬなら家で死なせてやりたい」と・・・
先生:「診断の結果、ルークちゃんの余命は長くても1週間~2週間と思われます。
今一緒にいることを楽しみ、共に過ごす時間を大切にしてあげてください。」
業界では「神の手」といわれる名医が、診察をしてそういうのだ・・・
ルークもう助からない・・・
3ヶ月前、膀胱炎の手術をして、他には悪いところは見当たらないし
もう~1・2年は大丈夫です!!と自信満々に言ってたくせに・・・
それとこれとはまた話が別なのだろうが、俺だって人間だ!ちっこい人間だ!!
余命1・2週間と言われ、谷底なんか通り過ぎ、もう真っ暗闇だ!!
いっそこのあんちゃんのドタマをこの椅子と机で叩き割ってやろうかと憎悪がつのる。。。
しかし、あとの祭り、いまはルークの方が何よりも優先である。
俺はルークが少しでも苦しまないようにしてあげる事はできないのかたずねると、
ここからルークの命を救う!ではなく、ルークの命を繋いで行く話に変わっていく、
まずは今現在出血している血を止めなくてはならない、
このまま放って置けば出血で確実に死んでしまうからだ。
その為にオンコビンという血小板を増やす抗がん剤を討つという。
次にステロイド+生薬で抗炎症・免疫を増やして効力を高めバランスをとるという。
ただし、若干肝臓への負担が掛かってしまうらしい、
そして肺、これだけは出血を止めるまで手が付けられないという。
なので、
①出血を止める ②輸血をして貧血を戻す ③胸に溜まった血を抜く ④その後薬で肺がんを抑える
と提案された。
俺は自分の体にもメスを入れた事が無いので、
胸に溜まった血を抜くために心臓近くまで穴を開けるというのがどうしても了解できなかった。
(ただ、薬が上手く効いて、状態がよければ、血は自然と引いてくれる場合もあるという。)
もしも自分が助からないと診断されて、
注射漬けの薬漬けの挙句、体に穴まで開けてボロボロになってまで生きたいとは思わないからだ。
とりあえず血を止める事と、輸血までは了解した。
その後は治療の経過を見て という事になった。
輸血にはリオの血を使う事になった。
この輸血はルークの抗体の関係で一回のみ有効だという。
生後4ヶ月で行き場を失って我が家にやってきてリオが、
わずかだがルークの命を繋いでくれることになったのだ。
今更だが俺はリオの存在に物凄く感謝した。
早速ルークの治療が始まった。俺はその間にママへ電話をかけて、現在の経緯を説明する。
まだ時間が掛かりそうだったので、ルークが家でゆっくり休めるように、
ルークが子供の頃使っていたような、大型犬用のベッドをお願いした。
いまは寝室で一緒に寝ているのだが、
ベッドの段差は今のルークにはきついものだろうと考えての事だ。
今日の治療が終り、とりあえず今日はこのまま連れて帰ってまた明日という事になった。
ルークは何食わぬ顔でヒョコッと現れた。
見た目は何も変わらぬ何時ものルークなのである。
PM22:30頃
家に着くと玄関先にルークのベッドが置かれていた。
俺がリビングにベッドを置いて、ルークをそこへ誘導すると、ルークは迷い無く入っていった。

ゆりかごで眠る仔犬のようです。
ちょっと小さめだけど、ルークがチビだった頃は、いつもこんなベッドで眠っていたっけ
俺は居間へ布団を持ってきて、ルークの隣で眠る事にした。
明日はまた朝からルークは病院で、診察とオンコビンとステロイドを射ちに行きます。
色々思い悩んでいましたが、今日の疲れが幸いして直ぐに眠りにつく事ができました。
我が家は4月から、山の上の新居へ移り住んでいるので、
帰りは当然登り坂かゆるい階段になります。
その中腹に差し掛かった頃、ルークが足を止めました。
俺は最初、久しぶりの気持ちの良い長い散歩だったので、
帰る事を渋ってダダを捏ねているのだと思いました。そして・・
俺:「ルーク!ほら!帰るぞ!!ちゃんと歩けよ!」と言いました。
するとルークは・・・「コホッ コホッ コホッ」と三つ四つ軽く咳のようなものをしました。
実は昨日の晩、土曜の夜も一所に寝る際に、ルークは咽るような咳をしたのです。
私は、あ~やっぱり風邪かな!?と思いました。
見た目は何時ものルークなのですが、若干元気が無い様にも見えました。
以前居た、ラブって名前のゴールデンも、同じような咳をして、肺炎になって入院した事があり、
その時の感じの咳に良く似ていたからです。
考えてみると、3・4日前にも、私が仕事から帰ると、
玄関の柵の前で、ルークがうつ伏せになって待っていたのですが、
喜んで出迎えたリオが大騒ぎしている最中にも「コホッ コホッ コホッ」と咳をしていたのです。
その時も、飛び跳ねているリオがルークを踏んだか何かして、咽たのだと思いましたが、
これで私が確認しただけでも3回目だし、歩きたがらないし、なんか元気も無いような気がするし、
先週の長雨で、長い散歩はさせていませんでしたが、雨には結構打たれたりしたので、
そんな事が災いして、ルークは風邪を引いてしまったんだと思いました。
俺:「ん~ルーク、やっぱ風邪だな!せっかくのお休みだけど、病院へ行こう」
その後ルークはまた元気になって、何時ものようにチョコチョコ道草をしながら歩き始めました。
帰宅して病院の用意を始めました。
ラブの時は「コンコン」と立て続けに咳をしていたのに対し
ルークはちょこっと咳をしていただけなので軽いものだと思い、
前回お世話になったジェナー動物病院は、事前の予約が必要なので、
風邪なら検査して、お薬貰うくらいだろうし、悪くても注射一本だろうと思い、
家から近い事もあって、高野動物病院へ向かうことに決めました。
AM11:10頃
ルークを車に乗せ、高野動物病院へやってきました。
日曜日は午前中のみという事で、結構混んでいましたが、診察券を貰って順番を待ちます。
リオは連れてくると何かとうるさいのでwお家でお留守番です。
なかなか順番がまわってきません、中の待合所は一杯で、小型犬が多く、
体の大きなルークは怖がられて吠え立てられるので、外で待ちます。
また雨が降ってきました。

私は体を冷やしたらいけないと思い、ルークに上着を掛けて背中をさすってあげていました。
AM11:40頃
思ったより長い時間、寒い雨の中を待たされたので、
私はちょっと不貞腐れてタバコを吸っていました。
女医さん:「ルークちゃ~ん、診察の順番です」
俺:「おぉ!ルーク!やっと呼ばれたぞ~」
何故だか中へ入る事を少し嫌がるルークを連れて、診察室へ入りました。
女医さん:「ルークちゃんは随分お久しぶりですね~今日はどうなされましたか?」
俺:「はい、コホッ コホッ と咽るような感じで咳をしたので風邪かと思い、連れてきました。」
女医さん:「どんな時、どんな状況で咳をしたかお解かりになりますか?」
俺:「初めは3・4日まえで、その時はもう一匹に踏まれて咽たのだと思いましたが
昨日の晩、寝る時と、今日は散歩の途中で坂道を登って居る時に
急に立ち止まってコホッ コホッ コホッと 私が確認できただけで計3回です。
考えてみると、昨日の晩、寝ている時は少し息が荒かったようにも思えます。」
女医さん:「日常は何方かご一緒ですか?」
俺:「いえ、私と犬二匹なので、平日の日中はお留守番です。」
女医さん:「それでは、ご主人がお留守の間にも咳をしていた可能性はありますね。
最近疲れやすくなったとか、歩く事を嫌がったりする事はありませんでしたか?」
俺:「ん~今週はずっと雨の日が多かったので、軽めの散歩だけだったので解りません
ただ、雨には随分打たれたこともありました。」
女医さん:「ん~解りました。それでは診察を始めましょう。診察台に乗せていただけますか」
俺は女医さんに手伝ってもらって、ルークの胸とお腹を抱えて診察台に乗せた。
その時、胸が圧迫されたのか、ルークは「コホッ コホッ コホッ」とまた咳をした。
俺:「あ!この咳です!!」
女医さん:「ん~・・・ルークちゃんは前回来た時の体重は37キロでしたが
いまは33キロほどですね。何かされましたか?」
俺:「それは半年ほど前から助言を頂いて、ドッグフードを変えたのと、
自然食を多くとらせるようにして、徐々にダイエットしたからです。
ただ、6月の末に前立腺肥大の膀胱炎になって、
その時に睾丸に腫瘍があったので7月に切除しました。」
女医さん:「ん~はい、解ります。 見た目もなんともありませんね」
そういって聴診器を当てる。
女医さん:「ちょっと右の肺の呼吸が荒いですね・・・・・・ん!?
ルークちゃんはフェラリアの予防はなされてますか!?」
俺:「ええ@@!フェラリアなんですか?!!!きちんとしているつもりですが!!」
そうゆうと女医さんは大きな機会を引っ張り出してきた。
女医さん:「ちょっとエコーを当ててみます。」
「ああっ!!こっ!!これは!!!」
俺:「ええ@@!やっぱりフェラリアですか@@!!」
女医さん:「いえ!もっと悪いです!!」
がーーー∑⊂*゜д゜*⊃!!ーーーん!!
俺は思いもよらない言葉に呆気にとられた・・・
そしてエコーをあてながら説明が始まった。
女医さん:「いいですか、ここを見てください、
この動いているのがルークちゃんの心臓です。」
俺:「は・・い・・・わかります。」
女医さん:「そしてこの部分が肺です。」
俺:「はい」
女医さん:「そして、心臓と肺の間のこの部分、黒くなっていますよね」
俺:「は・・・はい」
女医さん:「これは恐らく血です。」
俺:「ええええええええ!!!えええええええええええええええええ!!
どっどっどっどどどどどゆうことですか@@!」
女医さん:「詳しく検査をしてみたいと解りませんが、
心臓に何か問題があり、癌かもしれません
それが肺にも広がっているのかもしれません
直ちに検査をして、ちゃんと対応してあげないと
ルークちゃんは間違いなく直ぐに死んでしまいます!」
俺:「し!死ぬぅぅ!!ルークが死ぬーー!!
だってだって、3ヶ月前には血液検査も何もやって!!
内臓も心肺機能もなんの異常も無くって!!!
もう1・2年は何事も無く安心だって!!!!
お墨付きを頂いたばかりなんですよーーー!!!
だってだって!!俺ちゃんと見てるんだから!!!!」
女医さん:「しかし、この状態は間違いなく末期癌です!
はやく検査をしてあげないと!!」
そういって女医さんはそそくさと診察の準備に取り掛かった。
ただの風邪、なんて考えでやってきて、まさかこんな大げさな話になるとは思っても居なかったし
俺はこんな病院にいたらルークが殺されてしまうと思って
自分でもなんだか訳の解らないことを言ってルークを一度連れ出した。
最近のルークのデータが細かく残っているジェナー動物病院に見てもらう方が懸命だと考えたのだ。
ジェナーへ電話をすると、やはり予約で一杯で今からは無理だと言われた。
しかし、ママの力もかりて、事情をよく説明して急患扱いで預かって診察してくれる事になった。
俺は頭真っ白で、目の前が真っ暗になってフラフラとしながらルークを車に乗せて走らせた。
MP1:00頃
駒沢のジェナー動物病院へ付くと、看護婦さんがルークを出迎えてくれた。
これから様子を見て、血液検査や細かい診察やらで時間がかかるという。
夕刻には連絡をいただけるという事なので、
俺は「ルークを助けてください、お願いします!」と言って一度帰宅することになった。
ルークは「ここだここだ」という感じでwそそくさとジェナーへ入っていった。
どうしよう・・・どうしよう・・・ルークが死んじゃったらどうしよう・・・
末期・・・末期・・・末期・・・癌だなんて癌だなんて;;;
真ッ黄・・・黄色いピストル・・・とか冗談であってほしい・・・ヽU*´д`*Uノ
いてもたっても居られない俺に・・・ママは冷静に、誤診って事だってあるんだから
とにかく今は診察の結果を待ちましょうといった。
ガンプママの所にいるミニピンのガンプが、以前ある病院で癌と診断されて、
ジェナーに連れてきたら、ただの胆石だったwという経緯もあるからだ。
とにかく俺は、一度家へ戻り、リオと電話を待つ事にした。
MP20:00頃
MP17:30頃ジェナーから電話があり、ルークは今、点滴を討っているので
19:30頃お越しくださいと連絡があった。
俺が「どうなんですか!?どうなんですか!?」と聞くと、着てから説明するということだった。
少し待たされて20時、診断の結果を聞くために診察室へ呼ばれた。
今日は院長先生ではなく、若い方の先生だった。
順を追って説明が始まった。
先生:「まず、ルークちゃんですが・・・え!?何処が悪いの!?というような感じで
毛艶も良く外傷も無く見た目はとても元気です。
そして、3ヶ月前に来た時よりも、体重も少し増えています。
俺:「はい」
先生:「ただ、歯茎を見てみると、通常ピンク色の歯茎が白くなっています。
これは、貧血気味の証拠です。」
先生:「外傷もなく、貧血気味と言う事で血液検査をしました・・・
血液検査の結果から、ルークの血小板や赤血球が、通常よりも遥かに少ない事が解った。
これは、体の何処からか出血していて、それを止めるために消費しているからだ。
外傷は無い、では体の中の何処に異常があるのか調べていくことになる。
まず、内臓器官、胃・腸・腎臓・肝臓は、
前回、エコーやレントゲンを撮った時と同じように、綺麗なままで異常は見られなかった。
素人目には、3ヶ月前の前立腺肥大による膀胱炎が、何か影響しているのではないかと思ってしまうが、
今回の検査では、膀胱の方も異常は無く、綺麗な状態だったとか・・・
ただ、データの保存の関係で、今は何処へ記録したか解らなくなってしまったので・・・とかなんとか、
一番気になる所を、スススーと通り過ぎようとする感じで、見せてもらえなかったのがちょっと気になった。
そして・・・次に脾臓・・・
脾臓のレントゲンを見せてもらうと、一部分の形が崩れ、そこから出血して
血様の液体らしいものが縦6cm横4cm位の玉になって溜まっているらしいのだ。
次に咳をするということで、肺のレントゲンが映し出される。
やはり3ヶ月前のものは、とても綺麗な状態で、
今日撮ったものには、肺の中にビーダマをばら撒いた様な、白い点が一杯に広がっていた。
これが、風邪や肺炎だと、薄い霧が全体に広がったようになるのだが、
認めたくはないが、肺がんの可能性が高いということだった。
そして心臓・・・
心臓事態は正常に動いてはいるが、右側がやや肥大しているようにも見えた。
さらに右心房辺りに何か腫瘍のようなものが二つ映っていた。
はっきりとは確認できないが、8分くらいの撮影で、その辺りか血管から出血しているようであった。
上記の診断により、血管肉腫の可能性が高いという事になった。
血の癌である。
犬・血管肉腫
血管肉腫は血管の内皮というところから発生する腫瘍です。このため、血管の豊富な組織、特に脾臓や肝臓に多くみられる腫瘍です。それ以外にも、皮膚や心臓などにも発生がみられます。
血管肉腫は中年齢から老年齢にかけての犬で、特にゴールデンレトリバーやジャーマンシェパードといった犬種に発生することが知られています。血管肉腫ができた部位によって、症状は違ってきますが、肝臓や脾臓にできた時には腫瘍が破裂することがあり、それにより腹腔内に出血が生じ、貧血による症状が出現することがあります。また、心臓にこの腫瘍ができた場合では心膜という心臓を包んでいる膜の内側に液がたまり、心臓の働きを阻害することがあります。このような時には、不整脈などが起こりやすく急に倒れてしまうという症状も認められます。
腫瘍に侵されてしまった体は、一見元気に見えますが、徐々に徐々に体の機能は阻害されていくことがあります。
犬の血管肉腫の転移は急速で血行を介して肺・肝臓・心臓・大網膜・筋肉・脳などへ起こります。
外科的手術によって腫瘍の切除を行います。広範囲な切除の場合には、化学療法がすすめられることもあります。
他には、オスの方がメスより発生率が高いとか、高齢になると体の免疫力が低下して発生しやすくなるとか、
発症の原因は不明だとか・・・
それだけ見せられれば俺にだって解る。。。ルークはもう助からない・・・
それに、肺がんのおまけつきである。。。
だけど認めたくない!!だってだって!!つい3ヶ月前にはお墨付きをもらってーー!!
先生もどうして3ヶ月ここまで悪くなってしまったのか全く解らないという。。。
俺は言った。「どうせ死ぬなら家で死なせてやりたい」と・・・
先生:「診断の結果、ルークちゃんの余命は長くても1週間~2週間と思われます。
今一緒にいることを楽しみ、共に過ごす時間を大切にしてあげてください。」
業界では「神の手」といわれる名医が、診察をしてそういうのだ・・・
ルークもう助からない・・・
3ヶ月前、膀胱炎の手術をして、他には悪いところは見当たらないし
もう~1・2年は大丈夫です!!と自信満々に言ってたくせに・・・
それとこれとはまた話が別なのだろうが、俺だって人間だ!ちっこい人間だ!!
余命1・2週間と言われ、谷底なんか通り過ぎ、もう真っ暗闇だ!!
いっそこのあんちゃんのドタマをこの椅子と机で叩き割ってやろうかと憎悪がつのる。。。
しかし、あとの祭り、いまはルークの方が何よりも優先である。
俺はルークが少しでも苦しまないようにしてあげる事はできないのかたずねると、
ここからルークの命を救う!ではなく、ルークの命を繋いで行く話に変わっていく、
まずは今現在出血している血を止めなくてはならない、
このまま放って置けば出血で確実に死んでしまうからだ。
その為にオンコビンという血小板を増やす抗がん剤を討つという。
次にステロイド+生薬で抗炎症・免疫を増やして効力を高めバランスをとるという。
ただし、若干肝臓への負担が掛かってしまうらしい、
そして肺、これだけは出血を止めるまで手が付けられないという。
なので、
①出血を止める ②輸血をして貧血を戻す ③胸に溜まった血を抜く ④その後薬で肺がんを抑える
と提案された。
俺は自分の体にもメスを入れた事が無いので、
胸に溜まった血を抜くために心臓近くまで穴を開けるというのがどうしても了解できなかった。
(ただ、薬が上手く効いて、状態がよければ、血は自然と引いてくれる場合もあるという。)
もしも自分が助からないと診断されて、
注射漬けの薬漬けの挙句、体に穴まで開けてボロボロになってまで生きたいとは思わないからだ。
とりあえず血を止める事と、輸血までは了解した。
その後は治療の経過を見て という事になった。
輸血にはリオの血を使う事になった。
この輸血はルークの抗体の関係で一回のみ有効だという。
生後4ヶ月で行き場を失って我が家にやってきてリオが、
わずかだがルークの命を繋いでくれることになったのだ。
今更だが俺はリオの存在に物凄く感謝した。
早速ルークの治療が始まった。俺はその間にママへ電話をかけて、現在の経緯を説明する。
まだ時間が掛かりそうだったので、ルークが家でゆっくり休めるように、
ルークが子供の頃使っていたような、大型犬用のベッドをお願いした。
いまは寝室で一緒に寝ているのだが、
ベッドの段差は今のルークにはきついものだろうと考えての事だ。
今日の治療が終り、とりあえず今日はこのまま連れて帰ってまた明日という事になった。
ルークは何食わぬ顔でヒョコッと現れた。
見た目は何も変わらぬ何時ものルークなのである。
PM22:30頃
家に着くと玄関先にルークのベッドが置かれていた。
俺がリビングにベッドを置いて、ルークをそこへ誘導すると、ルークは迷い無く入っていった。

ゆりかごで眠る仔犬のようです。
ちょっと小さめだけど、ルークがチビだった頃は、いつもこんなベッドで眠っていたっけ
俺は居間へ布団を持ってきて、ルークの隣で眠る事にした。
明日はまた朝からルークは病院で、診察とオンコビンとステロイドを射ちに行きます。
色々思い悩んでいましたが、今日の疲れが幸いして直ぐに眠りにつく事ができました。
Entry ⇒ 2010.10.31 | Category ⇒ 犬の血管肉腫 | Comments (4) | Trackbacks (0)