富士山四大登山道制覇と三度の登頂を目指せ!(総集編)
リオの旅立ち

最愛の相棒リオが、12歳まであと44日を残して虹の橋を渡りました。
11歳の誕生日に富士山登頂を果たした時には12歳なんて通過点だ!
などと思いましたが、その三ヶ月後脳腫瘍の癲癇による発作に倒れた。
登山から泳ぎの指南まで、伝助にとって本当に良いお姉さんであり
最後まで自分で頑張ってトイレも済ませてくれていました。どんなに
拒んでも命には限りがあると、私に教えてくれた強く優しい子でした。
👉リオの旅立ち 最後2時間のカレンダーメモ
須走ルートから二度目の富士山頂へ挑戦!

リオの居なくなった登山に不安を感じながらも歩みを進めていました。
新たな思い出を刻むべく、須走ルートから二度目の登頂を目指します!
伝助3歳9ヶ月、賢い読みで無駄なく登るような巧さはありませんがw
怖いもの知らずの若さとパワーで、危うい所もガンガン登っていきます。
この頃はまだ、後の「御中道」などの事は知らず。
もう一度富士山頂を登ってみたい!という気持ちだけでやっていました。
👉須走ルートから二度目の富士山頂へ挑戦!

期間限定で見られる「幻の滝」などの名所もあり何度か訪れていますが、
ここより上へ向かうのは初めてでした。
前日の予報では、夕方あたりから雨模様と若干不安はありましたが、
私の休みの都合もあり決行しました。
まだ日の低い時間から登り始め、樹林帯の紅葉がとても綺麗で、
比較的登りやすい退屈しないコースでした。
👉鮮やかな樹林帯を行く 須走ルート(須走口五合目~新六合目)

ならば多めに持って行けば良いとw張り切って担いで挑みましたが、
それはそのまま重さとなり、私の負担が増える事となってしまいました。
素人登山の私には、多すぎず少なすぎずのバランスが非常に難しく、
用意周到抜かり無しの筈が、水の重さに思った以上にペースが上がらず。
予定よりも多くの時間を消費していました。
踊るような紅葉の樹林帯を抜け、いよいよ足元は岩が多くなっていきます。
👉踊る樹林帯 須走ルート(新六合目~本六合目)

下からグングン迫ってくる雨雲との追い駆けっこになりつつありました。
濃い霧に飲まれながらも、山頂は晴れていると信じて歩みを進めます。
途中で山頂にて一泊したというお兄さんとすれ違い、
頂上付近は積雪が多く、雪の備えが無いと登れないと教えてくれました。
若い伝助は疲れ知らずで、カモシカのように跳ねて登っていきます。
標高もいよいよ3000Mを超えようという所まで迫りました。
👉雲よりも早く高く 須走ルート(本六合目~七合目)

備えあれば患いなしと、多めに担いできた水の重さが負担になります。
予定よりもドンドンペースは落ちて時間ばかりが過ぎていきました。
そんな中、標高は3000Mを超えて本七合目へ到着した時点で、
私と伝助は雨雲に追い抜かれ、いよいよ雨が降り出しました。
👉雲の中へ 須走ルート(七合目~本七合目)

富士山の雨粒は下から吹きあがって上から横から降ってくるのだ!
視界は5M!?ほんとんど足元しか見えない最悪の状態に陥った!
舐めていた・・・これが山の怖さか∑⊂*°д°*⊃!!
不安と恐怖で幻聴や幻覚をも体験した手探りの下山となりました。
ひとたび天候が崩れれば、それだけで事態はドンドン最悪になる。
逃げ場も無い富士の怖さを始めて体感する事となり、敗走しました;;
👉敗走の砂走り 須走ルート(本七合目~須走口五合目)
吉田ルートからのリベンジ!二度目の登頂を目指す!

富士山スバルライン五合目にある吉田口ルートへやってきました。
観光名所であり「奥庭自然公園」や「大沢崩れ」への御中道があります。
実は前回の須走ルートと吉田ルートは八合目で繋がっていて、
同じ場所からリベンジを果たすより、こちらから登って
2ルートを一気に攻略してしまおうという作戦を立てたのです!
パパに登山の実力が無いので、誰よりも早い時間からのスタートです!
👉お鉢巡りを目指せ!吉田ルート(スバルライン五合目~六合目)

吉田ルートは富士山四大登山道の中で、二番目に短いコースで、
良く整備されていて、最も登山客の多い初心者コースと言われています。
準備は抜かりなく、天気も最高の伝助ブルーを呼び込みました!
今日は負ける気がしない!伝助も軽やかに跳ねて登っていきます。
山小屋も多いので登っていて凄く安心感があります。
連なる山小屋城砦を幾つも抜けて、順調に標高3000M到達!
👉連なる山荘城砦 吉田ルート(六合目~七合目東洋館)

空気が薄くなって、同じ運動量でも体力を多く消費していくのです。
立ち止まる回数や休憩時間が増え、水もドンドン消費していきます。
吉田ルートの良い所は、標高50M間隔で山小屋連なっていて
あそこまで!あの山小屋まで!とショートゴールを決めやすい事でした。
そうやって途切れそうな気持を何度も何度も繋いでw
スタートから8時間半、久須志神社 到達!二度目の登頂を果たす!
👉八合目の男 吉田ルート(七合目東洋館~山頂久須志神社)

ここで止めれば良いのに、剣ヶ峰まで行けばお鉢巡りも達成できる!
滅多に来る事も出来ない場所だし・・・そんな欲に駆られw
喉はカラカラ、足はガクガク、頭クラクラの状態で決行する!
剣ヶ峰を回って一周する頃には既に17時前Σ(・ω・ノ)ノ!
富士宮ルート・須走ルート・吉田ルート・お鉢巡りも達成したものの、
その代償はあまりにも大きく、富士山頂で日没を見る事となります。
👉空と岩 光と影 行くぞ!お鉢巡り~U*`д´*Uノ”

急いで下山を開始するものの、飼い主は既に急ぐ足も体力も尽きていた。
おまけに水まで無くなった。更に事態は悪化して辺りは全て真っ暗闇に、
遮る物の無い富士山の夜は、光を反射する物も無いので、
目の前から足元まで真っ黒です!真っ暗ではなく全てが真っ黒!
そんな時!一匹の犬が立ち上がった!伝助は来た道を覚えていたのです!
偶然出会った外国人と伝助ナビを頼りに、ギリギリの生還を果たします!
👉国籍と種を越えた共同下山 (吉田ルート 下山)
最大最長の御殿場ルートから三度目の登頂を目指せ!

ここは五合目と名の付く登山道の中で、最も標高が低い場所で、
他の登山道の倍の距離を登らなくてはならない最大最長の難関で、
初心者コースですら危うい私には、当然これを一回で登る実力は無くw
今回半分、秋に半分、二回に分けて登る作戦を立てました!😅
御殿場口には「幕岩」コースや「双子山」などの名所がありますが、
新六合目まで、全く遮る物の無い富士の恐怖を体験する事となります。
👉雲走り小石飛ぶ御殿場ルート(御殿場口五合目~新六合目)

山の天気は変わりやすいとはいえ、あまりにも変わり過ぎw
山小屋は一つもなく、木々も全くない、ここは富士山砂漠です。
下から突風が吹き上げる度に、ガスに飲み込まれる度に、
また竜巻が来るんじゃないかと、オロオロと歩みを進めます。
初めての山小屋は、8時間歩いた先の七合目に見えた!
積雪にも阻まれて、6月の富士山はまだ冬なのだと知る。
👉雲の中を進む御殿場ルート(新六合目~七合目)

雪の残る富士山は危険なので、安全策で大人しく下山する事に決めます。
帰りはブル坂で真っ直ぐ迷いなく最短距離で下っていきます。
麓は予報通り晴れていて、私達はずっと雲の中に居た事が分かりました。
伝助は登山犬として目覚ましい成長を見せています!
富士山には3回以上登頂した者だけに通行を許される
「御中道」なる道があるらしい・・・ 秋、3度目の登頂を目指します!
👉下山 御殿場ルート(七合目~御殿場口五合目)
リオ 三回忌

伝助の良い手本となって、何時も後ろから見守ってくれていたリオ先生。
前年の9月に転勤で長年暮らしてきた川崎市を離れる事となり、
お骨の姿のままで、引っ越し先の諏訪まで一緒に付いてきていました。
寂しさや悲しさを振り払うように、濃い3年を歩んできた気もします。
ルークとリオとで始めた冒険は、今も伝助と足跡を繋いで続いているよ!
大好きだった水ヶ塚公園展望台、ここはお前にこそ相応しい・・・
👉リオ 三回忌
プリンスルートから 最後の登頂を目指せ!

富士宮五合目からプリンスルートを経て御殿場ルートへと向かいます!
そして実力の無さをw早く暗いうちからスタートして補う作戦です!
過去の経験から防寒もバッチリ!多すぎず重すぎず少なすぎない水!
更に伝助にもリュックを装備!予備の水を2本運んでもらい抜かりなし!
今日こそは!まともに登って何事もなく無事に下山してw
「やったぜ!ピース!」を狙いますヾU*^ェ^*Uゝ
👉プリンスルート (富士宮口五合目~宝永山山頂)

見下ろす先の腰切塚展望台に眠るルークとリオに手を振って、
馬の背からバイパスをトラバースして御殿場ルートへと向かいます。
ここまでは思った以上の順調な歩みを進めていますが・・・果たして
👉トラバース (宝永山山頂~御殿場ルート七合目)

ここからが最大最長の御殿場ルートの前回の続きになります。
やはり登りが増えるほどに段々と飼い主のペースは落ちていきますw
近い太陽が真夏の日差しでジリジリと照り付けて汗だくになります。
しかし気温は真冬の様に冷たく肌に刺さるのです。。。
冷凍庫の中でヒサロの紫外線を近距離で浴びているような異様な感覚。
富士山の四大登山道は全てが違う顔を持っている。そう強く感じました。
👉誤算 (御殿場ルート七合目~七合九勺)

晴天の恐ろしさは、近すぎる太陽の熱と渇きと真冬並みの寒さだった。
伝助は疲れないのだろうか?ニコニコ笑顔で私を見詰めている。
頂上は近くに見えているのに、もはや牛歩並みに1歩1歩登る飼い主、
あと少し、もう少しを繰り返し、すれ違う登山者さんにも励まされ、
富士山四大登山道、最大最長の御殿場ルートを遂に制覇!!
偉そうに言ったら笑われるw足を引っ張っているのは私なのだから^^;
👉牛歩 (御殿場ルート七合九勺~富士山頂)

ルークとリオの足跡を繋いで、新参犬伝助は見事な登山犬に成長し、
遂に富士山四大登山道制覇と三度の登頂を成し遂げました!
何度も危うい目にあって、運だけで乗り越えた面も多々ありますw
伝助が水を運んでくれたおかげで、帰りの飲み水も安泰です。
恐らく私と伝助が富士山頂へ来る事はもう二度と無いでしょう。
「御中道」の挑戦権を獲得し!初めて無事に下山を果たしました。
👉帰路 (富士山頂~富士宮口五合目)
雑誌 RETRIEVER の取材

とっても可愛く頑張ってきた「ゴールデンレトリバー冒険記」が!
雑誌RETRIEVERの目に留まり!富士登山の取材の依頼がありました。
レトリバーの飼い主さんなら一度は購入した事があるかと思います。
プロのカメラマンに伝助を撮ってもらいな!との勧めもあって、
ルークもリオも載せてくれると言うし、取材を受ける事に決めました!
👉雑誌 RETRIEVER の取材 ∑⊂*゜д゜*⊃!!
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ゴールデン三代 富士山頂を目指した 7年の記録 (総集編)

ルーク5歳 リオ3歳 当時、休日や連休といえば、川や海への遠征や、地方の牧場やドッグランなどが愛犬との遊びの支流でした。
お盆休みに、何処へ連れて行こうか考え、昔中学の修学旅行で富士山の五合目へ行ったのを思い出し、1度くらいは日本一の富士山を見せてやるか!と、これが愛犬との富士登山の始まりとなりました。
行ったは良いが、始めての富士山はシーズンで通行止め、警備をしていた地元のおじさんが、人もあまり来ないという登山道を教えてくれました。


始めての富士山でルークとリオは、普段の散歩や遊びではとても見られない様な嬉しそうな顔をしてはしゃぎ回って喜びました。
私はそれまで、本当に犬達が喜ぶことってなんだろう?と、ずっと心の何処かで考えていたような気がします。
とにかく、まずは五合目へ行きたい!ただそれだけで富士山へ行くようになったと思います。行った先で何処まで行けるのか?考えてw
行き当たりばったりの犬登山をしていました。


富士山の事を何も知らない飼い主、微かな記憶やTVで観た記憶などを頼りにwある時は通行止め、またある時は積雪による封鎖、行っても車で五合目まで登れない事もしばしばwちょっと遊んだら怪我をして引き返した事もありました。
そんな事を繰り返し、やっと辿り着いた昔来た事のあるスバルライン富士山五合目、この頃はまだ富士山には至る所に天然の川や湧き水くらいあるだろうなんて考えていました。


幕岩を制す!なんてたいそうなタイトルが付いていますが、この頃は登る事よりなるべく疲れない横歩きの富士登山をしていました。しかし、なだらかなハイキングなんて富士山では中々ありませんw行った先であたふたと急な登りや下りに悪戦苦闘、おまけに楽をして帰ろうと考えて、初めて迷子になって慌てた富士登山でしたw
体の大きなルークが何時だって先頭を歩いていました。リオはちょこまかと私とルークの間を行ったり来たりしていました。


ルーク6歳 リオ5歳 二年ほど登山の経験を積んだ私達は、遂に!富士山頂へと挑戦をしました。人が居ない富士登山なら、シーズンの一ヶ月前後だということで、諸夏に臨む事に決めました!
富士山なんてハイキングの延長だろう~なんて甘い考えで挑んで、知識不足・準備不足・経験不足もあいまって、ルークの肉球の磨耗と八合目の積雪に阻まれて、コテンパンにされて追い返されました。
今考えると、あの時無事に帰れたのが不思議なくらいです。


愛犬と一緒に目標を持って冒険をする!富士山頂挑戦の敗戦から、もっともっと経験を積んで!何時の日か皆で天辺を制覇してやろう!が私達の大きな目標になりました。
あれから二年、今年の秋辺り・・・しかしこれがルークにとって、最後の富士登山となりました。


最後の富士登山から一ヵ月後、ルークは睾丸にできた腫瘍から前立腺肥大の膀胱炎となり、睾丸の摘出手術を受けました。
精密検査の結果も他に悪い所は見当たらず、今後1・2年は安心でしょう~♪とお墨付きを貰いましたが、その3ヵ月後、血管肉腫の末期癌となり、大好きな油壺の海で遊んだのを最後に、ルークは9歳2ヶ月で虹の橋を渡りました。

リオの冒険記 (8歳からの決起!麓からの挑戦)

相棒ルークを失い、飼い主は腐っていた。
ルークの生きた証を残そうと、一度止めたブログを再開する。
過去の画像を引っ張り出して、ルークとの思い出を綴っている間だけは、まだルークが側で生きているような気になれた。
そうだ!足跡を繋げよう!
こうしてリオと二人で、海抜584M 麓から富士山頂を目指す第二の冒険が始まった!リオ8歳5ヶ月


忠ちゃん牧場 標高800M
うっそうとした杉林を抜けて、麓から緩やかに登る須山口登山歩道、少し迷ったりもしましたが弁当場まで登る。
水ヶ塚公園を目指すも、春の富士山はまだまだ冬だと改めて知るw
豪雪に阻まれて今回はここで撤退、雪解けを待って再挑戦を誓う。


決意を新たに挑んだ富士登山から一ヵ月後、ルークが旅立ってから半年も経たないうちに・・・今度はリオが子宮蓄膿症に・・・
黄疸も出て、愛犬の生命の危機に再び直面した飼い主・・・
思うように行かないのが人生・・・命ってなんだろうと・・・再度思い知らされて物凄く辛い時期でした。
伝助のお里の さん太ママ さんとお知り合いになったのも、調度この記事からでした。


リオ9歳「驚くべき回復力です!」と医師にも驚かれ、子宮蓄膿症を乗り越えました!元気になってから海でリハビリしたり、まだ生まれてもいないゴルパピの里親に名乗りを上げたり、短い間に色んな事がありました。
犬の一生は短い・・・後で後悔しない為に迷いや不安はあったけど、リオが歩みを止めない限り、私達は目標に向かって前へ進む事に決めました。 水ヶ塚公園 標高 1500M 到達


伝助の生まれる一ヶ月前、更に上へと足跡を繋げるべく水ヶ塚公園に拠点を移す。子宮蓄膿症から回復したリオはその後も以前の元気を取り戻し、まだまだ飛んだり跳ねたり元気一杯でした!
須山口登山歩道を調べつくしてやろうとw以前ルークと行った幕岩の更に上を目指します。


秋の晴天の富士山は、まさに絶好のハイキング日和でした!
この弁当場から水ヶ塚公園を経て幕岩~三辻~御殿庭のコースは、要所に見所があり富士の景色も色とりどりと捲るめくる変って行くので、まったく退屈しない楽しいコースでした。
私の富士登山の記憶の中でも、思い出深いものとなりました。

リオと伝助の冒険記 (足跡を繋いで富士山頂への道)

ルークが旅立って1年5ヶ月、リオと二人のちょっと寂しい冒険に新参犬伝助が加わりました!神戸のお里「さん太家」へ片道7時間以上かけて、リオと一緒に伝助を迎えにいきました。


新参犬伝助を迎え、何時も自分中心の私わたしのリオが精神的に大きく成長しました!最後に上を目指す富士山へ来たのが一年半前、新参犬伝助はリオ先生を手本に、目覚しい若武者の登山犬に成長しました!
足跡を繋いで、リオが頑張って麓から繋いできた道を!新たなるリーダーとして伝助が引っ張ります!!リオ10歳7ヶ月 伝助1歳4ヵ月


始めての富士登山でルークとリオとで登った時には、深い霧で何にも見えなかった景色を、天候に恵まれて見渡す事ができました。
9歳過ぎても飛び跳ねるほど元気だったリオも、9歳半を過ぎた辺りから老いを感じるようになってきました。
何処まで行けるのか解らないけど、リオが歩みを止めない限り挑戦し続けよう!老いて行く寂しさと、手を差し伸べる事が出来る喜びと、新参犬伝助に引っ張られ、富士宮口五合目 標高2400Mへ到達。


拠点を富士宮口五合目へと移し、山頂制覇前哨戦として、第二の山頂と言われる宝永山を目指します。
元気一杯の伝助と、最近ではのんびりと床を暖めているリオ、7年前にルークとリオとで行った。宝永第一火口へ向かいます。


短いコースだ楽勝だ!と思って登ってみれば、落石二回に蟻地獄の様な足元に悪戦苦闘、富士の怖さを目の当たりにしました。
体が飛ばされるほどの突風と耳が千切れるほどの冷たく痛い風の中、元気息子の伝助がパーティーを引っ張ります。
宝永山山頂 標高2693M 到達


宝永山山頂からの帰路、往復2時間程度とふんで挑んだ宝永山、考えていた時間の倍近く掛かってしまいました。
私の後ろを歩くようになってしまったリオに衰えを感じながら、更に溶岩石による肉球の磨耗から出血してしまい、途中34㌔を担いで下山しました。
もはや足裏の保護を無くして、五合目より上への登山は無理だと再度認識、同じ過ちを繰り返してしまいました。
この登山の一ヵ月後、私達の富士山は世界遺産となった。

富士山頂を目指せ!ヾU*・ェ・*Uゝ

伝助1歳9ヶ月 リオ11歳 泣いても笑っても、リオの年齢を考えてこれで最後の挑戦にしようと決めて挑んだ富士山頂への道、五月の宝永山制覇から一ヵ月後、私達の富士山は世界遺産となった。
その世界遺産となった富士山頂へ富士宮コースから二度目の挑戦となります。疲れ知らず、怖いもの知らずの伝助と、衰えながらもスンスンとマイペースでベテランの足取りを見せるリオ!
準備は万端!足の保護も完璧!前回の雪辱を晴らせるか!?さ~出発だ!


富士山天気予報では快晴でしたが、五合目からここまでは小雨が降ったり霧に包まれたりの繰り返しでした。しかし登るにつれて空はグングン晴れ渡り、絶好の登山日和を呼び込みました。
ここ最近近所の散歩も面倒臭そうに歩くリオに不安を感じていましたが、これが最後の登山?目指していた目標と知っていたのか!?前回の宝永山や近場の散歩では見られないような勇姿を見せます!


ここまで、リオの何倍も無駄に行ったり来たりを繰り返す伝助の靴を何度も履き替えたのに対し、無駄なく丁寧に着実に登るリオの靴は壊れる事はありませんでした。流石はリオ!ベテランさん恐るべしです!
ここから8合目まではかなり大きな岩が落ちていたり道筋はかなり悪いです。
それでもリオは常に私の前を歩き、時には道草をする伝助をイソイソと追い抜いていったりしていました。
そして5年前、ルークと登った8合目まで到達!標高3250M


5年前、富士山の事を何も知らずに、ハイキングの延長だ~位の甘い考えでwコテンパンにされて追い返された8合目、その先の未知の領域へ、11歳となったリオと新参犬伝助と登頂未経験の飼い主が無謀にも挑みます!
犬の11歳というと人間の80歳相当に値するそうです。リオは一体何処まで行けるのだろうか!?彼女が歩みを止めたり、躊躇ったりしたら迷わず引き返す!そう心に決めて登っていきます。
始めての9合目、そこは空に浮かぶ石の船の様な場所でした。標高3410M


どんどん岩肌が増えて硬くゴツゴツそして急斜面になっていく道筋、予定より増える休憩時間、そして消費していく命の水、ほとんど飼い主の為に・・・
お前達は疲れないのだろうか?・・・心配していたリオでさえ飼い主を気遣って引き返してくる始末・・・
この冒険で一番頼りないのは私自身であった・・・
新参犬伝助と、最高の相棒リオ大先生に引っ張られ、日本の最高峰!剣ヶ峰、標高3776M達成!!


愛犬と目標を持って冒険をする!始めての富士山から7年2ヶ月、私達は遂に富士山登頂を成し遂げた!色んな事がありました。達成感とは裏腹に、この途方も無い場所から無事に生還出来るのかどうか?その事だけが心に太くクッキリと突き刺さっていました。最後の水を飲み干し、ここから水なしで数時間永遠下って行かなくてはなりません、富士山は何時だって私の考えの上を行きます。「連れて行ってやるぞ!」と豪語して、結局登れたのも無事に帰れたのも愛犬のお蔭でした。心配するのも仲間を労わる気持ちも、人も犬も皆同じ、私達は運命共同体なのだと、一番苦しい時に私は犬に教えられました。


ルークが旅立って丸3年経ちました。
あのどん底から・・・濃い3年を歩んできました。ルークにその報告をしました。
楽しい思い出の詰まった場所、何時までも変らない場所、そしてまた必ず訪れるであろう場所、ここから見守っていておくれ、パパ達は!ルークと歩いたこの道を!ここから見える富士の景色を!全部登りきったんだ!!
雪が積もったら雪遊びに、春が着たら~涼しい秋になったら~また遊びに来るから・・・


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ブログ終了のお知らせヾU*・ェ・*Uゝ
ご観覧ありがとうございますヾU*・ェ・*Uゝ
登山未経験の飼い主が、愛犬と共に経験を積んで富士山頂を目指し、
はたまた御中道一周まで制覇する記録を綴ってきたゴールデンレトリバー冒険記ですが、
一昨年末、目的は達せられたので、この度終了する事に決めました。
愛犬伝助号も10歳となり、これからは命を削るような危険な大冒険は避け、
彼の命ある限り、好きな事を沢山やって犬生を楽しむシニアライフを過ごさせてやりたいと思います。
今後は、平穏な日常の記録を中心に、インスタと動画でお届けしていきますので、
こっそり見守って頂ければ幸いです。今まで有難う御座いましたヾU*・ェ・*Uゝ
ほぼ毎日更新のインスタグラムはこちら ⇒ ゴールデンレトリバー伝助との日常の記録
ユーチューブはこちら ⇒ ゴールデンレトリバー伝助の冒険のまとめ動画
伝助10歳の誕生日ヾU*^ェ^*Uゝ

今日、伝助は10歳の誕生日を迎えましたヾU*^ェ^*Uゝ
大型犬なら10年、12年生きたら犬生を全うしたと言って良いといわれる中の10年を生きました。
晴れ予報なら富士山へ行こう!大寒波が近付いて標高3000M辺りはー20度なのだとか・・・
雲は晴れて日差しが照り付けても、溶かした氷の水蒸気を突風が!一瞬で雪に変えて吹き飛ばしてしまいます。
そんな様を見詰めながら、色々あったな~なんて思いに耽るのでした^^;
伝助の成長記!(シニア期) 8歳~ ヾU*・ェ・*Uゝ

12月26日 伝助 10歳 34.5キロ
犬のことわざ その84
鷹の無い犬 (たかのないいぬ)
鷹狩りは、まず犬が獲物を追い出して、それを鷹が捕らえることから、
パートナーがいなければ役に立たない者という例え。

11月26日 伝助 9歳11ヶ月 33.9キロ (28日、八ケ岳のメグちゃんと10歳のお誕生日会)
犬のことわざ その83
心の無い人に物を食わせても犬に劣る
(こころのないひとにものをくわせてもいぬにおとる)
感謝する気持ちの無い人に何かを与えても、犬のように懐いてくるわけでもない。無駄であるという意味。

10月26日 伝助 9歳10ヶ月 33.2キロ
犬のことわざ その82
食うだけなら犬でも食う (くうだけならいぬでもくう)
単に食べて生きるだけなら犬だってできる。
人間は漫然と生きるのではなく、目的を持つべきではないかという意味。

9.26 伝助 9歳9ヶ月 34.6 キロ
犬のことわざ その81
忌中の家の犬のよう (きちゅうのいえのいぬのよう)
忌中は、バタバタしていて世話を忘れられたりして、犬がやせ衰えてしまうということから、
痩せて貧弱に見える体の人をからかう言葉。類句に「喪家の犬」があります。

8.26 伝助 9歳8ヶ月 34.1キロ
犬のことわざ その80
女の涙と犬の跛を曳くのは嘘 (おんなのなみだといぬのちんばをひくのはうそ)
争いに負けた犬が足を引きずって見せるように、女性が泣くのは嘘であるという意味。
犬は喧嘩に負けると、相手に対して腹を見せたりと降参の意を表しますが、
足を引きずってまで演技をするものなのでしょうか?確かに必要以上にシュンとしたりと結構演技派かもしれません、
それと、もちろん女性は演技で泣く事もありますが、男性だって怒って誤魔化したりする事もありますよねw

7.26 伝助 9歳7ヶ月 34キロ
犬のことわざ その79
関東の犬這い (かんとうのいぬばい)
江戸時代、京都所司代に就任した者は、まず朝廷に参内して天杯を賜ったそうです。
その時に這いつくばって受け取る様子がまるで犬のようだと、公家たちが「這い」と「杯」をかけてバカにした言葉。
世の中には、単に生まれついた家が恵まれていただけなのに、偉そうに振舞ったりする愚かな人間がいますが、
昔の公家なんてその最たるものじゃないでしょうか。
犬も忠実だからこそ四つん這いになったりするだけなのに、バカにされて不憫ですね・・・

6.26 伝助 9歳6ヵ月 35.1キロ (お里へ迎えに行ったあの時のリオと同じ年齢になる)
犬のことわざ その78
家の前の痩せ犬 (いえのまえのやせいぬ)
痩せていて普段は大人しく見える犬でも、自分の家の前では勇ましく吠える事から、
臆病者が他人の力を借りて偉そうな態度をとることの例え。 類句に「虎の威を借りる狐」など。
痩せ犬の立場になってみれば、安心できる自宅に居る時ぐらい勇ましく吠えたって良いじゃないかと思いますが、
他人の力を借りて偉そうに振舞う人は間違いなく嫌われます(笑)

5.26 伝助 9歳5ヶ月 35.5キロ (間食を抑え、牛の蹄を与える)
犬のことわざ その77
犬が星をまもる (いぬがほしをまもる)
この「まもる」は「見つめる」という意味で、犬が星を見つめているということから、身の程を知らずに高望みをすること。
一見、犬が地球の守り神になるような壮大なイメージが浮かぶことわざですが、実際はその逆。
星を見つめただけで”高望み”扱いって、本当に昔の犬の立場は微妙だったようです。。。

4.26 伝助 9歳4ヶ月 37.4キロ (気持ち・・・痩せました。目標35キロ以下)
犬のことわざ その76
犬の死んだも行って見る (いぬのしんだもいってみる)
犬が死んだなんてどうでも良いことですらわざわざ見に行くことから、些細な事を気にして動き回るという意味。
このことわざが作られたのは昔ですから、現代人の目線では不謹慎なものがあるのも仕方ないとは思いますが、
ここまで犬の命を軽く扱うなんて!考えた人の神経を疑ってしまいます。
ただ、年間5万頭もの犬が殺処分されているのを、多くの人が気にも留めていないのが現実です。
やはり命を軽く扱っているのは、私たち人間なのかもしれません。

3.26 伝助 9歳3ヶ月 38.2キロ (太りすぎ、フードをシニアからライトへ変更する)
犬のことわざ その75
犬犬三年人一代、人人三年犬一代
(いぬいぬさんねんひといちだい、ひとひとさんねんいぬいちだい)
犬のように哀れな生活を辛抱して過したことで、残りの人生を裕福に楽しく過せる人もいれば、
初めに贅沢に遊んでしまったため、その後は犬のように軽蔑されて一生を終える者もいる。
何事も最初のうちは我慢して節約しなくてはならないという意味。
このことわざが生まれた時代と比較すると、現在は犬も家族の一員として大事に扱われている事が多いので、
ある意味、優しい飼い主に飼われている犬の方が充実した暮らしを送っていると言えるかもしれません。
何はともあれ、将来の為に節約する事は大事ですし、小額でも貯金をするように心がけましょうね。

2.26 伝助 9歳2ヶ月 36.7キロ
犬のことわざ その74
犬の年寄ったよう (いぬのとしよったよう)
ダラダラと年を取っただけで何の成長もしていない人のこと。
一人の人間が自分の人生の中でやれる事は非常に限られています。
だからこそ、なるべく色々な経験を得て成長していきたいですね。
このことわざでは犬は成長していないように思われていますが、決してそんな事はありません、
経験を積み重ねていくと、犬だってそれなりに学んで落ち着いてくるものです。

2021.1.26 伝助 9歳1ヶ月 35.6キロ (大晦日に初めて迷子?3時間ほど行方不明になる)
犬のことわざ その73
犬とわらしは痛いうち泣く (いぬとわらしはいたいうちなく)
犬と子供は痛みを感じている間はいつまでも泣いているということから、
グズグズしていて諦めが悪いという意味。

12月26日 伝助 9歳 36.5キロ
犬のことわざ その72
犬さ投げる土も無い (いぬさなげるつちもない)
青森県の俚諺。犬に対して投げる土も無いほど、落ちぶれたという意味。
そもそも犬に土を投げるような精神性の人だから、そんなに落ちぶれてしまった気がしないでもありません(笑)

11月26日 伝助 8歳11ヶ月 36キロ
犬のことわざ その71
犬と寝る者は蚤をしょって起きねばならぬ
(いぬとねるものはノミをしょっておきねばならぬ)
犬と一緒に寝ると、犬に付いていたノミが自分にも付いてくることから、
つまらない人間と付き合っていると、いつしか同じようになってしまう。良い友人を選ぶ事が大事という例え。
類句に「朱に交われば赤くなる」があります。しかし、犬をつまならい人間に例えるのはどうかと・・・

10月26日 伝助 8歳10ヶ月 35.5キロ (25日、富士山の中腹を一周する御中道を達成!)
犬のことわざ その70
犬よりまし
頼りなく見えても犬よりは役に立つ。子供が家の手伝いをちゃんとこなした時などに使う語句。
犬だってちゃんと訓練すれば、様々な場面で役に立つ動物です。視覚障害者を安全に誘導する盲導犬。
優れた追跡能力を活かした警察犬。その他にも人間のパートナーとして役立っている優秀な犬は沢山居ます。
この慣用句を考えた人は、むしろ自分が犬の代わりに何が出来るのかを深く考えて欲しい・・・

9月26日 伝助 8歳9ヶ月 35.1キロ
犬のことわざ その69
犬のよう
人の道から外れた恩知らずという意味。朝、寝起きでそのまま食事をするような人を指すことも。
犬は昔から人間の大切なパートナーでありましたが、その忠実な性格のせいで逆に侮られている感があります。
人間がちゃんと接すれば犬は忠実な友達になれるのに、あんまりな言いようではないでしょうか。

8月26日 伝助 8歳8ヶ月 36.3キロ (1日左上顎の奥歯の歯茎の腫瘍と腰と尻尾の付け根の脂肪種を取る)
犬のことわざ その68
眠っている犬は寝かせておけ (ねむっているいぬはねかせておけ)
必要もないのに眠っている犬を起こすと噛みつかれたりするので、そのまま寝かせておけいうことから、
余計な事を言ったりやったりするなという警句。類句は「藪をつついて蛇を出す」。

7月26日 伝助 8歳7ヶ月 35キロ
犬のことわざ その67
夫婦喧嘩は犬も食わぬ (ふうふけんかはいぬもくわぬ)
夫婦喧嘩には、何でも口に入れる犬ですら興味を持たない。
大抵はどうせ一時的な争いで直ぐに和解するのだから、他人が余計な口をはさむものではないという意味。
「痴話喧嘩犬も食わぬ」「夫婦喧嘩と夏の蕎麦は犬も食わぬ」などの言い方もあります。
ちなみに、実際に目の前で喧嘩をされると、ハラハラしたり、片方の味方をしようとしたり、
間に入って立ち上がったりと、飼い犬が静観することは少ないのだとか。

6月26日 伝助 8歳6ヶ月 34.8キロ
犬のことわざ その66
雪は犬の伯母 (ゆきは犬のおば)
雪が降るとイヌが興奮して走り回る様子に、子供が伯母に会って喜んではしゃぐ姿を重ねた語句。

5月26日 伝助 8歳5ヶ月 33.3キロ
(1日右目尻と下歯茎の組織検査の為、一緒に胸部と脇腹の脂肪腫を取る)
(16日抜糸、組織検査の結果はポリープ、17日丸刈り3号となる)
犬のことわざ その65
噛み合う犬は呼び難し (かみあういぬはよびがたし)
争っているイヌは飼い主が呼びかけても耳を貸さないことから、
何かに夢中になっている者は他者から言われた事が耳に入らないという意味。類句に「闘雀人を恐れず」があります。

4月26日 伝助 8歳4ヶ月 33.2キロ (5日、須山浅間神社から山頂までの登山道の足跡を繋げる)
犬のことわざ その64
豪家の門に痩せたる犬なく、農夫の倉に肥えたる鶏あり
(ごうかのかどにやせたるいぬなく、のうふのくらにこえたるにわとりあり)
裕福な家で飼われている犬は痩せていないし、農家の倉に住むニワトリは太っている。
それなりの場所にいる者はそれなりの暮らしができているという例え。

3月26日 伝助 8歳3ヶ月 33.4キロ
犬のことわざ その63
えのこ道知る (えのこみちしる)
えのことは「犬子」と書くように子犬のこと。子犬でも家までの帰り道を知っているという意味。
「遠く離れた場所から家に帰ってきた」という美談は枚拳に暇がありません。
アメリカでは3300キロ離れた場所から帰ってきた例があるそうですが、そこまでいかずとも、
迷わずに家に戻ってくる犬の姿は昔の人から見ても、感心することだったのでしょう。

2月26日 伝助 8歳2ヶ月 33.1キロ
犬のことわざ その62
馬は赤馬、牛は黒牛、猫は雉猫、犬は白犬
(うまはあかうま、うしはくろうし、ねこはきじねこ、いぬはしろいぬ)
それぞれの動物の中で最も良いとされている毛色の事。
なぜ昔の人が鹿毛の馬や黒い牛、雉猫に白犬の毛色がベストだと思ったのか?残念ながら定かではありません。
ただ、日本犬である紀州犬は白毛が基本、雉猫は先祖のリビアヤマネコと同じように”猫の基本色”ですし、
これらの毛色を各動物のスタンダードと意識していたのかもしれません。

2020年1月26日 伝助 8歳1ヶ月 36.5キロ (加齢の為か痩せない・・・フードは通常の半分+野菜の盛り付け)
犬のことわざ その61
尊客の前には狗をだに叱らず (そんきゃくのまえにはいぬをだにしからず)
尊敬する客の前ではイヌさえも叱るべきではない。
大事な人の前では慎んだ行動を心がけて、横柄な態度をとってはいけないという中国の儒教の教え。
例えば、友人宅に遊びに行った時、目の前でペットを大声で怒鳴りつけられたりされると、
仕方ないにせよ、どことなく居心地が悪くなりますヽU*´д`*Uノ
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